MQL関数リファレンス

MT4(MQL4)・MT5(MQL5)でよく使う関数を、日本語で引けるリファレンスです。271個の関数について、書式・引数・戻り値・注意点と、MetaEditor でコンパイルを確認したコード例を載せています。MQL4 と MQL5 で書き方が違う関数は、両方を並べて解説しています。

イベント関数

OnInit()・OnTick()・OnCalculate() など、決まったタイミングでターミナルから呼び出される関数です。EA・インジケーターの処理は、これらの関数の中に書きます。

関数対応できること
OnInit()MQL4MQL5EA・インジケーターの起動時に1回だけ呼ばれる
OnDeinit()MQL4MQL5EA・インジケーターの終了時に呼ばれる
OnTick()MQL4MQL5新しいティック(価格の更新)を受信するたびに呼ばれる
OnCalculate()MQL4MQL5インジケーターの値を計算するために呼ばれる
OnStart()MQL4MQL5スクリプトを実行したときに1回だけ呼ばれる
OnTimer()MQL4MQL5EventSetTimer() で決めた間隔ごとに呼ばれる
OnChartEvent()MQL4MQL5クリック・キー入力などチャート上の操作があると呼ばれる
OnTrade()MQL5注文・ポジション・履歴が変化したときに呼ばれる
OnTradeTransaction()MQL5取引の処理(トランザクション)ごとに詳細つきで呼ばれる
OnTester()MQL4MQL5バックテストの終了時に呼ばれ、独自の評価値を返す

MQL4 の注文関数

MT4 で注文を出す・決済する・変更する関数と、OrderSelect() で選んだ注文の情報を読む関数です。MT4 では保有ポジションも待機注文も「注文(Order)」として扱います。

関数対応できること
OrderSend()MQL4MQL5新規注文(成行・指値・逆指値)を出す
OrderClose()MQL4保有中の注文(ポジション)を決済する
OrderModify()MQL4注文の損切り・利確・価格を変更する
OrderDelete()MQL4待機注文(指値・逆指値)を取り消す
OrderSelect()MQL4MQL5情報を読む注文を選択する
OrdersTotal()MQL4MQL5保有中の注文(MT5 では待機注文)の数を取得する
OrdersHistoryTotal()MQL4決済済み・取消済みの注文の数を取得する
OrderTicket()MQL4選択中の注文のチケット番号を取得する
OrderType()MQL4選択中の注文の種類(買い・売り・指値など)を取得する
OrderLots()MQL4選択中の注文のロット数を取得する
OrderOpenPrice()MQL4選択中の注文の約定価格(注文価格)を取得する
OrderClosePrice()MQL4選択中の注文の決済価格(保有中なら現在の決済価格)を取得する
OrderStopLoss()MQL4選択中の注文の損切り価格を取得する
OrderTakeProfit()MQL4選択中の注文の利確価格を取得する
OrderProfit()MQL4選択中の注文の損益(口座通貨)を取得する
OrderSwap()MQL4選択中の注文のスワップ損益を取得する
OrderCommission()MQL4選択中の注文の手数料を取得する
OrderMagicNumber()MQL4選択中の注文のマジックナンバーを取得する
OrderSymbol()MQL4選択中の注文の銘柄名を取得する
OrderComment()MQL4選択中の注文のコメントを取得する
OrderOpenTime()MQL4選択中の注文の約定時刻を取得する
OrderCloseTime()MQL4選択中の注文の決済時刻を取得する

MQL5 の取引関数

MT5 で注文を送信する関数と、ポジション・注文・取引履歴の情報を読む関数です。MT5 では保有中の「ポジション」、未約定の「注文」、約定の記録「ディール」を別々に扱います。

関数対応できること
OrderCheck()MQL5注文を出す前に、証拠金や内容に問題がないか確認する
OrderCalcMargin()MQL5注文に必要な証拠金を計算する
OrderCalcProfit()MQL5指定した価格で決済したときの損益を計算する
PositionsTotal()MQL5保有中のポジションの数を取得する
PositionGetTicket()MQL5位置を指定してポジションのチケット番号を取得し、選択する
PositionGetSymbol()MQL5位置を指定してポジションの銘柄名を取得し、選択する
PositionSelect()MQL5銘柄名を指定してポジションを選択する
PositionSelectByTicket()MQL5チケット番号を指定してポジションを選択する
PositionGetDouble()MQL5選択中のポジションの価格・ロット・損益などを取得する
PositionGetInteger()MQL5選択中のポジションの種類・マジックナンバー・時刻などを取得する
PositionGetString()MQL5選択中のポジションの銘柄名・コメントを取得する
OrderGetTicket()MQL5位置を指定して待機注文のチケット番号を取得し、選択する
OrderGetDouble()MQL5選択中の待機注文の価格・ロットなどを取得する
OrderGetInteger()MQL5選択中の待機注文の種類・マジックナンバーなどを取得する
HistorySelect()MQL5期間を指定して取引履歴を読み込む
HistoryDealsTotal()MQL5読み込んだ履歴の約定(ディール)の数を取得する
HistoryDealGetTicket()MQL5位置を指定して約定(ディール)のチケット番号を取得する
HistoryDealSelect()MQL5チケット番号を指定して約定(ディール)を履歴に読み込む
HistoryDealGetDouble()MQL5約定(ディール)の損益・価格・ロットなどを取得する
HistoryDealGetInteger()MQL5約定(ディール)の種類・エントリー/決済・時刻などを取得する
HistoryDealGetString()MQL5約定(ディール)の銘柄名・コメントを取得する

CTrade クラス(MQL5)

MQL5 の標準ライブラリ Trade.mqh にある、発注をかんたんにするクラスです。#include <Trade\Trade.mqh> で読み込み、trade.Buy() のように使います。

関数対応できること
CTrade::Buy()MQL5成行で買い注文を出す
CTrade::Sell()MQL5成行で売り注文を出す
CTrade::BuyLimit()MQL5買い指値注文を出す
CTrade::SellLimit()MQL5売り指値注文を出す
CTrade::BuyStop()MQL5買い逆指値注文を出す
CTrade::SellStop()MQL5売り逆指値注文を出す
CTrade::PositionOpen()MQL5売買の向きを引数で指定して成行注文を出す
CTrade::PositionClose()MQL5ポジションを決済する
CTrade::PositionClosePartial()MQL5ポジションの一部を決済する
CTrade::PositionModify()MQL5ポジションの損切り・利確を変更する
CTrade::OrderModify()MQL5待機注文の価格・損切り・利確・期限を変更する
CTrade::OrderDelete()MQL5待機注文を取り消す
CTrade::SetExpertMagicNumber()MQL5発注に付けるマジックナンバーを設定する
CTrade::SetDeviationInPoints()MQL5許容するスリッページを設定する
CTrade::SetTypeFilling()MQL5注文の執行タイプ(フィリングモード)を設定する
CTrade::SetTypeFillingBySymbol()MQL5銘柄が対応している執行タイプを自動で設定する
CTrade::ResultRetcode()MQL5直前の注文のリターンコードを取得する
CTrade::ResultRetcodeDescription()MQL5直前の注文のリターンコードの説明文を取得する
CTrade::ResultOrder()MQL5直前の注文のチケット番号を取得する

口座情報

残高・有効証拠金・レバレッジなど、ログイン中の口座の情報を取得する関数です。

関数対応できること
AccountBalance()MQL4口座の残高を取得する
AccountEquity()MQL4口座の有効証拠金(残高+含み損益)を取得する
AccountFreeMargin()MQL4口座の余剰証拠金を取得する
AccountMargin()MQL4保有ポジションに使っている証拠金を取得する
AccountNumber()MQL4口座番号を取得する
AccountLeverage()MQL4口座のレバレッジを取得する
AccountCurrency()MQL4口座の通貨(JPY・USD など)を取得する
AccountInfoDouble()MQL4MQL5残高・有効証拠金・余剰証拠金など口座の数値を取得する
AccountInfoInteger()MQL4MQL5口座番号・レバレッジ・取引許可など口座の整数情報を取得する
AccountInfoString()MQL4MQL5口座名・会社名・口座通貨など口座の文字列情報を取得する

銘柄・レート情報

現在の Bid・Ask、桁数、最小ロット、ストップレベルなど、通貨ペア(銘柄)の情報を取得する関数です。

関数対応できること
Symbol()MQL4MQL5チャートの銘柄名(通貨ペア名)を取得する
Period()MQL4MQL5チャートの時間足を取得する
MarketInfo()MQL4銘柄の価格・ロット・ストップレベルなどを取得する
RefreshRates()MQL4Ask・Bid などの定義済み変数を最新の値に更新する
SymbolInfoDouble()MQL4MQL5銘柄の Bid・Ask・ロット・ポイントなど小数の情報を取得する
SymbolInfoInteger()MQL4MQL5銘柄の桁数・スプレッド・ストップレベルなど整数の情報を取得する
SymbolInfoString()MQL4MQL5銘柄の説明・基軸通貨・決済通貨などを取得する
SymbolInfoTick()MQL4MQL5最新のティック(Bid・Ask・時刻)をまとめて取得する
SymbolSelect()MQL4MQL5銘柄を気配値表示に追加・削除する
SymbolsTotal()MQL4MQL5銘柄の数を取得する
SymbolName()MQL4MQL5番号を指定して銘柄名を取得する

時系列データ(バー・価格)

ローソク足の始値・高値・安値・終値・時刻などを取得する関数です。

関数対応できること
iClose()MQL4MQL5指定したバーの終値を取得する
iOpen()MQL4MQL5指定したバーの始値を取得する
iHigh()MQL4MQL5指定したバーの高値を取得する
iLow()MQL4MQL5指定したバーの安値を取得する
iTime()MQL4MQL5指定したバーの開始時刻を取得する
iVolume()MQL4MQL5指定したバーのティック出来高を取得する
iBars()MQL4MQL5指定した銘柄・時間足のバーの本数を取得する
Bars()MQL4MQL5バーの本数(期間指定も可)を取得する
iBarShift()MQL4MQL5時刻から、そのバーの位置(shift)を求める
iHighest()MQL4MQL5指定した範囲で最も高いバーの位置を求める
iLowest()MQL4MQL5指定した範囲で最も安いバーの位置を求める
CopyRates()MQL4MQL5複数のバーの4本値・時刻・出来高をまとめて配列に取得する
CopyClose()MQL4MQL5複数のバーの終値をまとめて配列に取得する
CopyOpen()MQL4MQL5複数のバーの始値をまとめて配列に取得する
CopyHigh()MQL4MQL5複数のバーの高値をまとめて配列に取得する
CopyLow()MQL4MQL5複数のバーの安値をまとめて配列に取得する
CopyTime()MQL4MQL5複数のバーの開始時刻をまとめて配列に取得する
CopyTicks()MQL5過去のティックデータを配列に取得する

テクニカル指標

移動平均線・RSI・MACD などのテクニカル指標の値を取得する関数です。MQL4 は値を直接返し、MQL5 はハンドルを作ってから CopyBuffer() で値を読み出します。

関数対応できること
iMA()MQL4MQL5移動平均線(MA)の値を取得する
iRSI()MQL4MQL5RSI(相対力指数)の値を取得する
iMACD()MQL4MQL5MACD のメインライン・シグナルラインの値を取得する
iBands()MQL4MQL5ボリンジャーバンドの値を取得する
iStochastic()MQL4MQL5ストキャスティクスの値を取得する
iATR()MQL4MQL5ATR(平均的な値幅)の値を取得する
iCCI()MQL4MQL5CCI(商品チャネル指数)の値を取得する
iADX()MQL4MQL5ADX(トレンドの強さ)と +DI・−DI の値を取得する
iMomentum()MQL4MQL5モメンタムの値を取得する
iSAR()MQL4MQL5パラボリック SAR の値を取得する
iIchimoku()MQL4MQL5一目均衡表の各線の値を取得する
iCustom()MQL4MQL5カスタムインジケーターの値を取得する
CopyBuffer()MQL5インジケーターのハンドルから値を配列に読み出す
BarsCalculated()MQL5インジケーターの計算が終わったバーの本数を取得する
IndicatorRelease()MQL5使い終わったインジケーターのハンドルを解放する

インジケーター作成

カスタムインジケーターを作るときに、表示用のバッファや線の種類・色などを設定する関数です。

関数対応できること
SetIndexBuffer()MQL4MQL5配列をインジケーターのバッファとして登録する
SetIndexStyle()MQL4インジケーターの線の種類・太さ・色を設定する
SetIndexArrow()MQL4矢印表示のバッファの記号(Wingdings コード)を設定する
SetIndexLabel()MQL4バッファの名前(データウィンドウの表示名)を設定する
SetIndexEmptyValue()MQL4表示しない値(空の値)を設定する
SetIndexDrawBegin()MQL4線を描き始めるバーの位置を設定する
IndicatorBuffers()MQL4計算用を含めたバッファの総数を設定する
IndicatorShortName()MQL4インジケーターの短い名前を設定する
IndicatorDigits()MQL4インジケーターの値を表示する小数の桁数を設定する
IndicatorCounted()MQL4前回までに計算済みのバーの本数を取得する(旧形式)
IndicatorSetString()MQL4MQL5インジケーター全体の文字列の設定(短い名前など)を変える
IndicatorSetInteger()MQL4MQL5インジケーター全体の整数の設定(桁数・水平線の数など)を変える
IndicatorSetDouble()MQL4MQL5インジケーター全体の小数の設定(水平線の値・表示範囲)を変える
PlotIndexSetInteger()MQL5描画する線の種類・色・太さ・矢印などを設定する
PlotIndexSetDouble()MQL5描画しない値(空の値)を設定する
PlotIndexSetString()MQL5描画の名前(データウィンドウの表示名)を設定する

出力・通知・状態

ログへの出力、アラート・通知、エラー番号の取得、実行環境の確認など、どのプログラムでもよく使う関数です。

関数対応できること
Print()MQL4MQL5エキスパートタブ(操作ログ)に文字を出力する
PrintFormat()MQL4MQL5書式を指定してエキスパートタブに出力する(printf)
Comment()MQL4MQL5チャートの左上に文字を表示する
Alert()MQL4MQL5アラート画面を出して音を鳴らす
SendNotification()MQL4MQL5スマホの MT4 / MT5 アプリにプッシュ通知を送る
SendMail()MQL4MQL5メールを送信する
PlaySound()MQL4MQL5音声ファイルを鳴らす
MessageBox()MQL4MQL5確認ダイアログを表示してボタンの結果を受け取る
GetLastError()MQL4MQL5直前に起きたエラーの番号を取得する
ResetLastError()MQL4MQL5エラー番号を 0 に戻す
Sleep()MQL4MQL5指定したミリ秒だけ処理を止める
GetTickCount()MQL4MQL5パソコン起動からの経過ミリ秒を取得する(処理時間の計測)
IsStopped()MQL4MQL5プログラムの停止が指示されたかを調べる
IsTradeAllowed()MQL4EA の自動売買が許可されているかを調べる
IsTesting()MQL4ストラテジーテスターで動いているかを調べる
MQLInfoInteger()MQL4MQL5テスター・最適化中か、取引・DLL が許可されているかなどを調べる
TerminalInfoInteger()MQL4MQL5ターミナルの自動売買ボタン・接続状態などを調べる
EventSetTimer()MQL4MQL5一定の秒数ごとに OnTimer() を呼ぶタイマーを開始する
EventSetMillisecondTimer()MQL4MQL5ミリ秒単位の間隔で OnTimer() を呼ぶタイマーを開始する
EventKillTimer()MQL4MQL5タイマーを止める
ExpertRemove()MQL4MQL5EA を自分でチャートから外す(停止する)
UninitializeReason()MQL4MQL5プログラムが終了する理由の番号を取得する
WebRequest()MQL4MQL5Web サーバーに HTTP リクエストを送る

日時

サーバー時刻・ローカル時刻の取得や、datetime 型と年月日・曜日の変換を行う関数です。

関数対応できること
TimeCurrent()MQL4MQL5サーバー時刻(最後に受信したティックの時刻)を取得する
TimeLocal()MQL4MQL5パソコン(VPS)のローカル時刻を取得する
TimeGMT()MQL4MQL5GMT(世界標準時)を取得する
TimeToStruct()MQL4MQL5datetime を年・月・日・時・分・曜日に分解する
StructToTime()MQL4MQL5年・月・日・時・分を datetime に組み立てる
PeriodSeconds()MQL4MQL5時間足1本分の秒数を取得する
Hour()MQL4現在のサーバー時刻の「時」を取得する
Minute()MQL4現在のサーバー時刻の「分」を取得する
DayOfWeek()MQL4現在のサーバー時刻の曜日を取得する
TimeHour()MQL4指定した時刻の「時」を取得する
TimeMinute()MQL4指定した時刻の「分」を取得する
TimeDayOfWeek()MQL4指定した時刻の曜日を取得する
TimeDay()MQL4指定した時刻の「日」を取得する
TimeMonth()MQL4指定した時刻の「月」を取得する
TimeYear()MQL4指定した時刻の「年」を取得する

数学

絶対値・最大値・四捨五入・べき乗・乱数などの計算を行う関数です。

関数対応できること
NormalizeDouble()MQL4MQL5小数を指定した桁数に四捨五入する
MathAbs()MQL4MQL5絶対値を求める
MathMax()MQL4MQL52つの値のうち大きいほうを返す
MathMin()MQL4MQL52つの値のうち小さいほうを返す
MathRound()MQL4MQL5小数を四捨五入して整数にする
MathFloor()MQL4MQL5小数を切り捨てる(その値以下の最大の整数)
MathCeil()MQL4MQL5小数を切り上げる(その値以上の最小の整数)
MathPow()MQL4MQL5べき乗(x の y 乗)を求める
MathSqrt()MQL4MQL5平方根を求める
MathMod()MQL4MQL5小数の割り算の余りを求める
MathLog()MQL4MQL5自然対数を求める
MathRand()MQL4MQL50〜32767 の乱数を作る
MathSrand()MQL4MQL5乱数の種(シード)を設定する
MathIsValidNumber()MQL4MQL5計算結果が正常な数値(NaN・無限大でない)か確かめる

文字列

文字列の検索・切り出し・置換・分割・書式設定を行う関数です。

関数対応できること
StringLen()MQL4MQL5文字列の長さ(文字数)を取得する
StringFind()MQL4MQL5文字列の中から別の文字列を探して位置を返す
StringSubstr()MQL4MQL5文字列の一部を切り出す
StringReplace()MQL4MQL5文字列の中の一部を別の文字列に置き換える
StringSplit()MQL4MQL5区切り文字で文字列を分割して配列にする
StringToUpper()MQL4MQL5文字列を大文字にする
StringToLower()MQL4MQL5文字列を小文字にする
StringTrimLeft()MQL4MQL5文字列の先頭の空白を取り除く
StringTrimRight()MQL4MQL5文字列の末尾の空白を取り除く
StringFormat()MQL4MQL5書式を指定して文字列を作る(sprintf)
StringConcatenate()MQL4MQL5複数の値をつなげて1つの文字列にする
StringCompare()MQL4MQL52つの文字列を比べる
StringGetCharacter()MQL4MQL5文字列の指定した位置の文字コードを取得する

型変換

数値と文字列、日時と文字列などを相互に変換する関数です。

関数対応できること
DoubleToString()MQL4MQL5小数を、桁数を指定して文字列にする
DoubleToStr()MQL4小数を、桁数を指定して文字列にする(MQL4 の旧名)
IntegerToString()MQL4MQL5整数を文字列にする(桁数・ゼロ埋めの指定も可)
StringToDouble()MQL4MQL5文字列を小数に変換する
StringToInteger()MQL4MQL5文字列を整数に変換する
TimeToString()MQL4MQL5日時を「2026.09.29 15:30」形式の文字列にする
TimeToStr()MQL4日時を文字列にする(MQL4 の旧名)
StringToTime()MQL4MQL5「2026.09.29 15:30」形式の文字列を日時に変換する
EnumToString()MQL4MQL5列挙型(enum)の値を名前の文字列にする

配列

配列のサイズ変更・並べ替え・検索・コピー・時系列設定を行う関数です。

関数対応できること
ArrayResize()MQL4MQL5動的配列の要素数を変更する
ArraySize()MQL4MQL5配列の要素数を取得する
ArraySetAsSeries()MQL4MQL5配列の並び順を時系列(0 が最新)にする
ArrayGetAsSeries()MQL4MQL5配列が時系列(0 が最新)かどうか調べる
ArrayInitialize()MQL4MQL5配列のすべての要素を同じ値にする
ArrayFill()MQL4MQL5配列の一部の範囲を同じ値で埋める
ArrayCopy()MQL4MQL5配列の内容を別の配列にコピーする
ArraySort()MQL4MQL5数値の配列を並べ替える
ArrayMaximum()MQL4MQL5配列の中で最も大きい要素の位置を求める
ArrayMinimum()MQL4MQL5配列の中で最も小さい要素の位置を求める
ArrayFree()MQL4MQL5動的配列を空にしてメモリを解放する
ArrayRange()MQL4MQL5多次元配列の各次元の要素数を取得する

オブジェクト

チャートにライン・矢印・テキスト・ボタンなどのオブジェクトを作成・変更・削除する関数です。

関数対応できること
ObjectCreate()MQL4MQL5チャートにライン・矢印・テキストなどのオブジェクトを作る
ObjectDelete()MQL4MQL5名前を指定してオブジェクトを削除する
ObjectsDeleteAll()MQL4MQL5オブジェクトをまとめて削除する(名前の先頭で指定も可)
ObjectFind()MQL4MQL5オブジェクトがあるか探し、あるウィンドウ番号を返す
ObjectSetInteger()MQL4MQL5オブジェクトの色・太さ・位置(座標)などを設定する
ObjectSetDouble()MQL4MQL5オブジェクトの価格・角度などを設定する
ObjectSetString()MQL4MQL5オブジェクトの文字・フォント・説明などを設定する
ObjectGetInteger()MQL4MQL5オブジェクトの色・状態などを取得する
ObjectGetDouble()MQL4MQL5オブジェクトの価格などを取得する
ObjectGetString()MQL4MQL5オブジェクトの文字・説明などを取得する
ObjectMove()MQL4MQL5オブジェクトの点(時刻・価格)を動かす
ObjectsTotal()MQL4MQL5チャートにあるオブジェクトの数を取得する
ObjectName()MQL4MQL5番号を指定してオブジェクトの名前を取得する
ObjectGetValueByTime()MQL4MQL5トレンドラインの、指定した時刻での価格を求める
ObjectSet()MQL4オブジェクトの設定を変更する(MQL4 の古い書き方)
ObjectSetText()MQL4オブジェクトの文字・サイズ・フォント・色を設定する(MQL4 の古い書き方)

チャート操作

チャートの表示設定を変更したり、再描画・画面保存などを行う関数です。

関数対応できること
ChartRedraw()MQL4MQL5チャートを再描画する
WindowRedraw()MQL4チャートを再描画する(MQL4 の古い書き方)
ChartID()MQL4MQL5今のチャートの ID を取得する
ChartSetInteger()MQL4MQL5チャートの表示設定(色・グリッド・自動スクロールなど)を変更する
ChartGetInteger()MQL4MQL5チャートの表示設定・幅・表示中のバーの数などを取得する
ChartGetDouble()MQL4MQL5チャートに表示中の価格の上限・下限を取得する
ChartSetSymbolPeriod()MQL4MQL5チャートの通貨ペア・時間足を切り替える
ChartOpen()MQL4MQL5新しいチャートを開く
ChartApplyTemplate()MQL4MQL5チャートにテンプレート(tpl)を適用する
ChartScreenShot()MQL4MQL5チャートの画像を保存する

ファイル

CSV・テキストファイルの読み書きを行う関数です。読み書きできるのは MQL4\Files(MQL5\Files)フォルダと共通フォルダの中だけです。

関数対応できること
FileOpen()MQL4MQL5ファイルを開く(読み込み・書き込み)
FileClose()MQL4MQL5開いたファイルを閉じる
FileWrite()MQL4MQL5CSV・テキストファイルに1行書き込む
FileWriteString()MQL4MQL5ファイルに文字列をそのまま書き込む
FileReadString()MQL4MQL5ファイルから文字列を読み込む
FileReadNumber()MQL4MQL5CSV ファイルから数値を読み込む
FileIsEnding()MQL4MQL5ファイルの終わりまで読んだかを調べる
FileIsLineEnding()MQL4MQL5CSV の行の終わりまで読んだかを調べる
FileIsExist()MQL4MQL5ファイルがあるかを調べる
FileDelete()MQL4MQL5ファイルを削除する
FileSeek()MQL4MQL5ファイルの読み書きの位置を移動する
FileFlush()MQL4MQL5書き込んだ内容をすぐにファイルに保存する

グローバル変数

ターミナル全体で共有され、再起動しても残る「グローバル変数」を読み書きする関数です。EA 間の値の受け渡しや、状態の保存に使います。

関数対応できること
GlobalVariableSet()MQL4MQL5ターミナルのグローバル変数に値を保存する
GlobalVariableGet()MQL4MQL5ターミナルのグローバル変数の値を読む
GlobalVariableCheck()MQL4MQL5ターミナルのグローバル変数があるかを調べる
GlobalVariableDel()MQL4MQL5ターミナルのグローバル変数を削除する
GlobalVariablesDeleteAll()MQL4MQL5ターミナルのグローバル変数をまとめて削除する

よくある質問

MQL4 と MQL5 で関数はどれくらい違いますか?

数学・文字列・配列・オブジェクトなどの関数はほとんど同じ名前・同じ使い方です。大きく違うのは注文とインジケーターの関数です。MQL4 の OrderSend() は引数に値を並べて注文しますが、MQL5 の OrderSend() は MqlTradeRequest 構造体を渡します(CTrade クラスを使うと MQL4 に近い書き方ができます)。また MQL4 の iMA() は値を直接返しますが、MQL5 の iMA() はハンドルを返し、CopyBuffer() で値を読み出します。

MT5 で MQL4 の関数を使うとどうなりますか?

MarketInfo()・OrderSelect() のモード指定・AccountBalance()・Hour() など、MQL5 にない関数を使うと「undeclared identifier」などのコンパイルエラーになります。各関数のページの「MQL4 と MQL5 の違い」に、MQL5 で代わりに使う関数を載せています。

引数の「省略時」とは何ですか?

既定値が決められている引数で、書かなければその値が使われます。たとえば OrderSend() の comment 以降は省略できます。途中の引数だけを省略することはできないので、後ろの引数を指定したいときは、その前の引数もすべて書きます。

この関数リファレンスの内容はどのように確認していますか?

書式(戻り値の型・引数の数・省略できる引数)とコード例は、MT4 と MT5 の MetaEditor(2026年9月時点)で実際にコンパイルして確認しています。CTrade クラスは MT5 付属の Trade.mqh の定義に合わせています。

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