VQインジケーターとは?MT4/MT5版を無料配布【設定例つき】

VQインジケーターとは

売買シグナルを矢印で表示
VQ(Volatility Quality/ボラティリティクオリティ)は、一昔前に海外のフォーラムを中心に流行したトレンド判定系のインジケーターです。今でも「売買サインが分かりやすい」という理由で使い続けているトレーダーがいます。
ただ、ネット上に出回っているVQはMT4版ばかりで、MT5版はほとんど見当たりません。さらに、古いソースコードのまま配布されているものが多く、配列の範囲外参照やゼロ除算といった不具合を抱えたままになっているケースもあります。
そこで今回、VQとVQ2をソースコードから見直し、不具合を修正したうえでMT5にも移植しました。VQは売買シグナルがサブウィンドウへ表示されるインジケーター、VQ2はVQがメインチャートに描画されるインジケーターとなっています。
登録不要・完全無料で配布しますので、当サイトよりご自由にダウンロードしてください。
VQ(Volatility Quality)とは
VQは、値動きの「量」ではなく**「質」**を評価しようとするインジケーターです。
一般的なトレンド系インジケーターは、移動平均線のように価格そのものを平滑化して方向を見ます。これに対してVQは、1本のローソク足の中で
- 高値と安値のレンジに対して、終値がどれだけ動いたか
- 始値から終値までの実体が、レンジ全体のどれくらいを占めるか
という2つの比率を掛け合わせ、「その値動きにどれだけ方向性としての意味があるか」を数値化します。
同じ50pipsの上昇でも、上下に振られながらの50pipsと、一方向に伸びた50pipsでは意味が違う——この違いを拾おうとするのがVQの発想です。算出した値を累積していくことで、独自のトレンドラインが描かれます。
VQとVQ2の違い
ここでは、2種類のVQを配布しています。
| VQ | VQ2 | |
|---|---|---|
| 表示場所 | サブウィンドウ(別枠) | メインチャート上 |
| 表示形式 | ライン(上昇=緑/下降=赤) | ローソク足の色分け(上昇=緑/下降=赤) |
| 向いている使い方 | トレンドの継続度合いを目で追う | チャートを見た瞬間に方向を把握する |
計算ロジックはまったく同じで、見せ方だけが違います。両方入れる必要はないので、好みのほうを使ってください。
チャートを広く使いたいならVQ2、他のオシレーターと並べたいならVQ、という選び方で問題ありません。
今回配布するVQの改良点
原版のソースコードにはいくつか不具合があり、動作はするものの条件が揃うと計算結果の壊れる箇所がありました。そのため、今回配布するVQでは、以下を修正しています。
1. 配列の範囲外参照を修正
VQ2は直近10本の平均レンジを計算して矢印の位置を決めていますが、チャートの最も古い部分でチャート本数を超えたバーを参照していました。上位足マッピング処理にも同種の問題があり、両方に境界チェックを入れています。
2. ゼロ除算を防止
レンジがゼロになるバー(値動きが完全に止まった場面や、流動性の低い銘柄)で計算式の分母がゼロになり、それ以降のライン全体が壊れる可能性がありました。分母をチェックして安全に処理するようにしています。
3. マルチタイムフレーム(MTF)表示の精度を改善
上位足の値を現在のチャートに割り当てる処理が、週末や祝日をまたぐと1本ずれることがありました。ずれが解消するまで正しく追従するよう書き換えています。
4. アラートの重複・遅延を修正
条件によっては同じシグナルで何度もアラートが鳴ったり、逆に鳴るべき場面で鳴らなかったりしました。バーの時刻を基準にした判定に変更し、1シグナルにつき1回だけ通知します。
5. チャート上のオブジェクトが残らないように
インジケーターを削除しても、シグナルの矢印オブジェクトがチャートに残り続けていました。削除時にきちんと消えるようにしています。
6. MT4/MT5の両対応
MT5版を新規に作成しました。MT5では時間足の指定方法やMAの取得方法が根本的に異なるため、単純な変換ではなく作り直しています。MT5版の色分けは DRAW_COLOR_HISTOGRAM2(MQL5用の描画スタイル) で明示的に実装したことで、緑/赤がはっきり分かれます。
7. 動作を軽量化
原版はティックが来るたびに全バーを再計算していました。バーが更新されたタイミングでのみ全体を再計算し、バー内のティックでは直近数本だけを更新する方式に変更しています。表示本数を増やしてもMT4が重くなりにくくなりました。
VQの設置方法
データフォルダを開く
VQ、VQ2ともに、通常のインジケーターと同様の設置手順になります。
MT4を起動し、「ファイル」メニューから「データフォルダを開く」をクリックしてください。

インジケーターをコピー

フォルダが開くので、「MQL4」→「Indicators」へインジケーター「VQ.ex4」、「VQ2.ex4」をコピーしてください。その後、MT4をいったん終了し、再起動します。
MT4を再起動後、ナビゲーターパネルにある「VQ」、「VQ2」をダブルクリックすると、チャートに適用されます。
MT5の場合

MT5の場合は、「MQL5」→「Indicators」へ「VQ.ex5」、「VQ2.ex5」をコピーしてください。
VQの使い方
パラメーターの設定
設定したい通貨ペアチャートを表示したら、ナビゲーターパネルのインディケータにある「VQ」をダブルクリックします。下記、パラメーターの入力が表示されます。
パラメーターの入力画面

インジケーターの描画に関する設定は、上記4箇所。
計算する期間であるLengthの影響が最も大きく、Methodは移動平均の種類で、0 = SMA(単純移動平均線)、1 = EMA(指数平滑移動平均線)、2 = SMMA(平滑移動平均線)、3 = LWMA(加重移動平均線)を表し、Smootingは数値が大きくなるほどラインが滑らかに、Filterは値が大きくなるほどレンジ相場での反応が鈍くなります。
なお、Meghodに関して、初期値である3のLWMA(加重移動平均線)が反応速度もあり、安定しています。1のEMAはLWMAと同等の波形、2のSMMAは安定度が最も高い反面、反応が遅れます。0のSMAは、ややノイズが多く反応も遅いです。

パラメータの意味
VQはパラメータで挙動が大きく変わるインジケーターです。デフォルトのままでは使いづらいと言われるのはこのためで、通貨ペアと時間足に合わせた調整が前提になります。
| パラメータ | 意味 |
|---|---|
| TimeFrame | 計算に使う時間足。現在足のまま使うなら変更不要 |
| Length | 移動平均の期間。大きいほどサインが減り、遅くなる |
| Method | 移動平均の種別(SMA/EMA/SMMA/LWMA) |
| Smoothing | 何本前の値と比較するか。大きいほど反応が鈍る |
| Filter | ノイズ除去の幅(ポイント単位)。大きいほど小さな反転を無視する |
| RealTime | ONで現在足、OFFで確定足を基準に判定 |
| Steady | ONで終値ではなく中値(高値と安値の平均)を使う |
| Alerts | アラートと矢印の表示 |
| CountBars | 計算するバー数。多いほど重くなる |
設定を詰めるときの考え方
パラメータの組み合わせは無数にありますが、闇雲に試すより順序を決めたほうが早く決まります。
- まず Filter を0にする — 素のシグナル頻度を確認する
- Length と Smoothing でサインの数を調整する — 多すぎるなら大きく、少なすぎるなら小さく
- 最後に Filter を上げてダマシを削る — 5〜30程度から試し、必要なサインまで消えない範囲で止める
- RealTime をOFFにして確定足判定にする — サインの再描画(リペイント)が気になる場合
Filter はポイント単位なので、5桁業者では1pip=10ポイントになる点に注意してください。3桁/5桁業者で Filter=5 は0.5pipsにしかなりません。
時間足別の目安
短期足ほどノイズが多いため、Filter を強めにかける必要があります。逆に日足以上では Filter をほとんど効かせなくても十分機能します。まずは以下を出発点にして、上の手順で詰めてください。
- 5分足・15分足:Length 小さめ+Filter 強め
- 1時間足・4時間足:デフォルト付近から微調整
- 日足:Filter 弱め、Length 大きめ
VQのおすすめパラメーター
パラメーターの設定
VQインジケーターは、そのまま初期設定で使うよりも、通貨ペアや状況ごとにパラメーターを変更した方が使いやすくなります。
世界中の人がいろいろなパラメーターを使ってトレードし、検証してきました。
下記は一例ですが、いくつか紹介します。
ドル円(USD/JPY)
(4,2,4,1)、(5,3,2,5)、(2,3,3,3)

ユーロドル(EUR/USD)
(5,3,1,3)

ユーロ円(EUR/JPY)
(5,3,1,2)、(5,3,1,3)

ポンド円(GBP/JPY)
(7,3,2,2)、(3,2,3,4)、(4,0,2,4)

VQ2の使い方と活用方法

VQ2の適用
設定したい通貨ペアチャートを表示したら、ナビゲーターパネルのインディケータにある「VQ2」をダブルクリックします。
パラメーターは、VQにあったラインカラーのON/OFF設定がないだけで、あとは同じです。

VQ2の活用方法
VQ2は、VQがメインチャートに描画されるインジケーターとなっています。
メインチャートと売買シグナルが同時に見れるので、他のインジケーターをサブウィンドウへ追加表示するときなどに重宝します。
その反面、複数のVQ2を設定すると1画面で同時表示されてしまい、VQのように並べて比較することは出ないので、自分が利用したいパラメーターの数値を決めてから、チャートへ適用すると良いでしょう。
VQ2だけでなくVQにも言えることですが、単独のインジケーターで勝つのは難しいため、売買シグナルを鵜呑みにするのではなく、他テクニカル分析と同時にサインが出たらエントリーするなど、複数組み合わせて判断するようにしましょう。
ドル円(USD/JPY)を同時表示した場合
(4,2,4,1)、(5,3,2,5)、(2,3,3,3)

注意点
サインは確定足で判断してください。 RealTime=true のままだと、バーが確定するまでにサインが出たり消えたりします(いわゆるリペイント)。バックテストで良く見えるのはこの性質が原因であることが多いため、実運用では RealTime=false を推奨します。
レンジ相場では機能しません。 トレンド系インジケーター共通の弱点で、方向感のない相場では色が頻繁に切り替わります。
このインジケーターは相場分析の補助ツールであり、利益を保証するものではありません。 実際の取引は自己判断・自己責任でお願いします。
よくある質問
Q. 有料版はありますか? A. ありません。完全に無料で、登録も不要です。
Q. 商用利用や再配布はできますか? A. 個人利用の範囲でお使いください。再配布される場合は、本ページへのリンクを添えていただけると助かります。
Q. MT5版とMT4版でサインは一致しますか? A. 同じパラメータであれば方向とシグナル位置は一致します。ただし累積値の絶対的な水準は、計算開始バーの違いによってずれる場合があります。
Q. パラメータを変えても表示が変わりません A. 表示バー数(CountBars)がチャートの最大バー数を超えていないか確認してください。MT4の「ツール」→「オプション」→「チャート」で最大バー数を増やせます。
Q. コンパイルエラーが出ます A. MT4のビルドが古い可能性があります。MT4を最新版に更新してから再度お試しください。
【動画】VQ1・VQ2インジケーターの導入と使い方
VQをダウンロードする
VQ・VQ2インジケーターの口コミと評判
口コミと評判のレビュー
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ありがとう。
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マニュアルもどうもありがとう。
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本当?
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取引5年経過程ですが、かなり高度な知識がひつようですね。
小生チキン故に成果上がりません。
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既存のインジケーターのアラートサウンドを簡単に使用できました!
このようなものを作ってくださり、大変助かります。
MT4の問題かもしれませんが、インジケーターによって別々のアラートサウンドが設定できると非常に有難いですm(_ _)m
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2025年現在、経済指標が表示できるインジはこれが唯一無二です
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位置が固定されてワンクリックトレードと同じ位置にあるため、位置の変更が出来ればより良いです。
他の方の投稿に対するご回答にて、パラメーターの操作モードを「クリック」から「キーボード」に変えて捜査していただくと、だいぶ使いやすくなるとのことでしたが、色変更等ボタンをクリックしずらいため、位置が変更できると非常にいいです。
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けっこう楽かも
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期待










