MQL4MQL5 スクリプト 資金管理・リスク

注文する前に証拠金が足りるか確認したい

結論:MQL4 は AccountFreeMarginCheck()、MQL5 は OrderCalcMargin() で必要証拠金を計算し、余剰証拠金と比べます。

考え方

証拠金が足りない状態で注文すると、MT4 はエラー134、MT5 はリターンコード 10019 で失敗します。注文の前に「このロットで注文したら余剰証拠金がいくら残るか」を確認すると、無駄な注文を防げます。ここでは、指定ロットで買ったときの必要証拠金と、注文後の余剰証拠金を表示するスクリプトを例にしています。

  1. 指定ロットで注文した場合の必要証拠金(または注文後の余剰証拠金)を計算する
  2. 余剰証拠金が足りるか、証拠金維持率に余裕があるかを確認する

そのまま使えるコード

MetaEditor の「新規作成」で「スクリプト」を選び、できたファイルの中身をすべてこのコードに置き換えてコンパイル(F7)します。ファイルは Scripts フォルダに保存され、ナビゲーターからチャートにドラッグして使います。

MQL4(MT4)

#property strict
#property script_show_inputs
// 指定ロットの買い注文に証拠金が足りるか確認するスクリプト(MT4)
input double InpLots = 1.0;   // ロット

void OnStart()
{
   ResetLastError();
   double after = AccountFreeMarginCheck(_Symbol, OP_BUY, InpLots);   // 注文後の余剰証拠金
   int err = GetLastError();
   if(after <= 0 || err == 134)
      Print("証拠金が足りません。今の余剰証拠金 ", DoubleToString(AccountFreeMargin(), 0));
   else
      Print("注文できます。必要証拠金 約 ", DoubleToString(AccountFreeMargin() - after, 0),
            " 注文後の余剰証拠金 ", DoubleToString(after, 0));
}

MT4 版・MT5 版とも MetaEditor でコンパイル(エラー・警告なし)を確認済みです。実際の口座で使う前に、デモ口座やストラテジーテスターで動作を確かめてください。

カスタマイズのポイント

  • MQL5 では OrderCheck() を使うと、証拠金だけでなく注文内容全体を事前にチェックできます。

注意点

  • MT5 の OrderCalcMargin() は、いま持っているポジションによる証拠金の軽減(両建てなど)は考慮しません。

このコードで使っている関数

うまく動かないときに出やすいエラー

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