MQL4MQL5 スクリプト 資金管理・リスク
ロット数を最小ロット・刻み幅に合わせたい
結論:SYMBOL_VOLUME_STEP(刻み幅)で切り捨て、SYMBOL_VOLUME_MIN・SYMBOL_VOLUME_MAX の範囲に収めます。
考え方
計算で求めたロット数(0.237 など)をそのまま注文すると、口座のロットの刻み幅に合わずエラーになります(MT4 はエラー131、MT5 は 10014)。刻み幅の倍数に切り捨て、最小ロット以上・最大ロット以下に収めてから注文します。
- 刻み幅・最小ロット・最大ロットを取得する
- ロット ÷ 刻み幅 を切り捨てて、刻み幅を掛ける
- 最小・最大の範囲に収め、小数の桁数を刻み幅に合わせて丸める
そのまま使えるコード
MetaEditor の「新規作成」で「スクリプト」を選び、できたファイルの中身をすべてこのコードに置き換えてコンパイル(F7)します。ファイルは Scripts フォルダに保存され、ナビゲーターからチャートにドラッグして使います。
MQL4・MQL5 共通
#property strict
#property script_show_inputs
// ロット数を口座の刻み幅・最小・最大に合わせるスクリプト
input double InpLots = 0.237; // 合わせたいロット数
double NormalizeLots(double lots)
{
double step = SymbolInfoDouble(_Symbol, SYMBOL_VOLUME_STEP);
double minL = SymbolInfoDouble(_Symbol, SYMBOL_VOLUME_MIN);
double maxL = SymbolInfoDouble(_Symbol, SYMBOL_VOLUME_MAX);
if(step <= 0) return 0;
lots = MathFloor(lots / step + 1e-9) * step; // 刻み幅で切り捨て(誤差対策で少し足す)
lots = MathMax(minL, MathMin(maxL, lots)); // 範囲内に収める
int digits = (int)MathMax(0, MathCeil(-MathLog10(step))); // 刻み 0.01 なら 2 桁
return NormalizeDouble(lots, digits);
}
void OnStart()
{
Print(InpLots, " → ", DoubleToString(NormalizeLots(InpLots), 2),
"(最小 ", SymbolInfoDouble(_Symbol, SYMBOL_VOLUME_MIN),
" 刻み ", SymbolInfoDouble(_Symbol, SYMBOL_VOLUME_STEP), ")");
}MT4 版・MT5 版とも MetaEditor でコンパイル(エラー・警告なし)を確認済みです。実際の口座で使う前に、デモ口座やストラテジーテスターで動作を確かめてください。
カスタマイズのポイント
- 最小ロットに満たないときに注文しないようにしたい場合は、MathMax(minL, …) の代わりに「minL 未満なら 0 を返す」にします。
注意点
- 小数の計算誤差で 0.03 が 0.0299999… になることがあるため、切り捨ての前にごく小さい値を足しています。












