MQL4MQL5 EA(エキスパートアドバイザー) 時間・取引条件
金曜日の指定時刻にポジションを決済したい(週末持ち越しを避けたい)
結論:サーバー時刻の曜日(day_of_week が 5)と時刻を判定し、指定時刻を過ぎたら全決済し、新規注文も止めます。
考え方
週明けの窓開け(ギャップ)のリスクを避けるため、金曜日の終わりにポジションを決済する EA はよくあります。サーバー時刻の曜日は MqlDateTime の day_of_week(0=日曜、5=金曜)で分かります。ここでは、金曜日の指定時刻を過ぎたら、この EA のポジションを決済して、それ以降は新規注文しない例にしています。
- サーバー時刻の曜日と時・分を取得する
- 金曜日で指定時刻を過ぎていれば、この EA のポジションを決済する
- 同じ時間帯は新規注文もしないようにする
そのまま使えるコード
MetaEditor の「新規作成」で「エキスパートアドバイザ(テンプレート)」を選び、できたファイルの中身をすべてこのコードに置き換えてコンパイル(F7)します。ファイルは Experts フォルダに保存され、ナビゲーターからチャートにドラッグして使います。
MQL4(MT4)
#property strict
// 金曜日の指定時刻を過ぎたらポジションを決済し、新規注文もやめる EA(MT4)
input int InpCloseHour = 22; // 決済する時(サーバー時刻)
input int InpCloseMinute = 0; // 決済する分
input int InpMagic = 1001; // 対象のマジックナンバー
bool IsFridayClose()
{
MqlDateTime t;
TimeCurrent(t);
return t.day_of_week == 5 && t.hour * 60 + t.min >= InpCloseHour * 60 + InpCloseMinute;
}
void CloseMine()
{
for(int i = OrdersTotal() - 1; i >= 0; i--)
{
if(!OrderSelect(i, SELECT_BY_POS, MODE_TRADES)) continue;
if(OrderSymbol() != _Symbol || OrderMagicNumber() != InpMagic || OrderType() > OP_SELL) continue;
if(!OrderClose(OrderTicket(), OrderLots(), OrderClosePrice(), 30))
Print("週末決済 失敗 error=", GetLastError());
}
}
int OnInit()
{
return INIT_SUCCEEDED;
}
void OnTick()
{
if(IsFridayClose())
{
CloseMine();
return; // 新規注文もしない
}
// ここに通常の売買の処理を書く
}MQL5(MT5)
// 金曜日の指定時刻を過ぎたらポジションを決済し、新規注文もやめる EA(MT5)
#include <Trade\Trade.mqh>
input int InpCloseHour = 22; // 決済する時(サーバー時刻)
input int InpCloseMinute = 0; // 決済する分
input ulong InpMagic = 1001; // 対象のマジックナンバー
CTrade trade;
bool IsFridayClose()
{
MqlDateTime t;
TimeCurrent(t);
return t.day_of_week == 5 && t.hour * 60 + t.min >= InpCloseHour * 60 + InpCloseMinute;
}
void CloseMine()
{
for(int i = PositionsTotal() - 1; i >= 0; i--)
{
ulong ticket = PositionGetTicket(i);
if(ticket == 0) continue;
if(PositionGetString(POSITION_SYMBOL) != _Symbol || (ulong)PositionGetInteger(POSITION_MAGIC) != InpMagic) continue;
if(!trade.PositionClose(ticket))
Print("週末決済 失敗 ", trade.ResultRetcodeDescription());
}
}
int OnInit()
{
return INIT_SUCCEEDED;
}
void OnTick()
{
if(IsFridayClose())
{
CloseMine();
return; // 新規注文もしない
}
// ここに通常の売買の処理を書く
}MT4 版・MT5 版とも MetaEditor でコンパイル(エラー・警告なし)を確認済みです。実際の口座で使う前に、デモ口座やストラテジーテスターで動作を確かめてください。
カスタマイズのポイント
- 月曜日の朝(スプレッドが広い時間)の新規注文も避けたいときは、t.day_of_week == 1 && t.hour < 3 のような条件を足します。
注意点
- 金曜日の終わりはスプレッドが広がりやすいので、決済時刻は市場が閉まる少し前に余裕をもって設定します。
- ブローカーによって金曜日に市場が閉まる時刻(サーバー時刻)は違います。
このコードで使っている関数
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