MQL4MQL5 EA(エキスパートアドバイザー) 時間・取引条件
取引する時間帯を限定したい
結論:TimeCurrent(構造体) でサーバー時刻の「時」を取り出し、開始時〜終了時の範囲内かを判定します。日付をまたぐ時間帯にも対応させます。
考え方
「ロンドン時間だけ取引する」「早朝のスプレッドが広い時間は避ける」といった時間帯の制限は、サーバー時刻の「時」で判定します。開始時より終了時が小さい(22時〜翌5時など)場合は日付をまたぐので、判定を分けます。
- サーバー時刻の「時」を取得する
- 開始時 < 終了時なら「開始時以上かつ終了時未満」、そうでなければ「開始時以上または終了時未満」で判定する
- 時間外なら新規注文をしない(決済の処理は続ける)
そのまま使えるコード
MetaEditor の「新規作成」で「エキスパートアドバイザ(テンプレート)」を選び、できたファイルの中身をすべてこのコードに置き換えてコンパイル(F7)します。ファイルは Experts フォルダに保存され、ナビゲーターからチャートにドラッグして使います。
MQL4・MQL5 共通
#property strict
// 指定した時間帯(サーバー時刻)だけ取引する EA のひな形
input int InpStartHour = 9; // 開始時(サーバー時刻)
input int InpEndHour = 20; // 終了時(この時は含まない)
bool IsTradeTime()
{
MqlDateTime t;
TimeCurrent(t);
if(InpStartHour < InpEndHour)
return t.hour >= InpStartHour && t.hour < InpEndHour;
return t.hour >= InpStartHour || t.hour < InpEndHour; // 22時〜翌5時のように日付をまたぐ場合
}
int OnInit()
{
return INIT_SUCCEEDED;
}
void OnDeinit(const int reason)
{
Comment("");
}
void OnTick()
{
Comment(IsTradeTime() ? "取引時間内" : "取引時間外(新規注文しない)");
if(!IsTradeTime())
return;
// ここに新規注文の判定を書く
}MT4 版・MT5 版とも MetaEditor でコンパイル(エラー・警告なし)を確認済みです。実際の口座で使う前に、デモ口座やストラテジーテスターで動作を確かめてください。
カスタマイズのポイント
- 分単位で決めたいときは、t.hour * 60 + t.min で「0 時からの分」にして比べます。
- 日本時間で指定したいときは「日本時間で判定する」レシピを参考に、時差を足します。
注意点
- サーバー時刻はブローカーごとに違い、夏時間で 1 時間ずれることもあります。












