MQL4MQL5 EA(エキスパートアドバイザー) EA の基本・安全対策
ティックが来なくても一定時間ごとに処理したい
結論:OnInit() で EventSetTimer(秒) を呼び、OnTimer() に処理を書きます。OnDeinit() で EventKillTimer() を呼んで止めます。
考え方
OnTick() は価格が動いたときにしか呼ばれません。週末前のチェック、表示の更新、複数の通貨ペアの監視など、時間で区切って処理したいときはタイマーを使います。ここでは 60 秒ごとに複数の通貨ペアのスプレッドを確認して表示する EA を例にしています。
- OnInit() で EventSetTimer(間隔の秒数) を呼ぶ
- OnTimer() に定期的に行う処理を書く
- OnDeinit() で EventKillTimer() を呼んでタイマーを止める
そのまま使えるコード
MetaEditor の「新規作成」で「エキスパートアドバイザ(テンプレート)」を選び、できたファイルの中身をすべてこのコードに置き換えてコンパイル(F7)します。ファイルは Experts フォルダに保存され、ナビゲーターからチャートにドラッグして使います。
MQL4・MQL5 共通
#property strict
// 60 秒ごとに複数の通貨ペアのスプレッドを表示する EA
input string InpSymbols = "USDJPY,EURUSD,GBPJPY"; // 監視する通貨ペア(カンマ区切り)
input int InpSeconds = 60; // 間隔(秒)
string symbols[];
int OnInit()
{
StringSplit(InpSymbols, ',', symbols);
for(int i = 0; i < ArraySize(symbols); i++)
SymbolSelect(symbols[i], true); // 気配値表示に追加しておく
if(!EventSetTimer(InpSeconds))
return INIT_FAILED;
OnTimer(); // 起動直後にも1回表示
return INIT_SUCCEEDED;
}
void OnDeinit(const int reason)
{
EventKillTimer();
Comment("");
}
void OnTick()
{
}
void OnTimer()
{
string s = "スプレッド(" + TimeToString(TimeCurrent(), TIME_MINUTES) + ")\n";
for(int i = 0; i < ArraySize(symbols); i++)
s += symbols[i] + ":" + IntegerToString(SymbolInfoInteger(symbols[i], SYMBOL_SPREAD)) + "\n";
Comment(s);
}MT4 版・MT5 版とも MetaEditor でコンパイル(エラー・警告なし)を確認済みです。実際の口座で使う前に、デモ口座やストラテジーテスターで動作を確かめてください。
カスタマイズのポイント
- 1秒より短い間隔にしたいときは EventSetMillisecondTimer(ミリ秒) を使います。
注意点
- MT4 のストラテジーテスターでは OnTimer() は呼ばれません。
このコードで使っている関数
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