MQL4MQL5 EA(エキスパートアドバイザー) ファイル・データ保存
ターミナルを再起動しても値を残したい
結論:GlobalVariableSet(名前, 値) でターミナルのグローバル変数に保存し、起動時に GlobalVariableGet() で読み戻します。
考え方
EA の変数は、ターミナルの再起動・時間足の変更・パラメーターの変更で初期化されてしまいます。連敗数や1日の取引回数など、残しておきたい値は「ターミナルのグローバル変数」に保存します。ターミナル全体で共有され、再起動しても残ります(最後に使ってから4週間で削除)。
- EA・通貨ペアごとに重ならない変数名を決める(例:「MyEA_USDJPY_count」)
- 値が変わったら GlobalVariableSet() で保存する
- OnInit() で GlobalVariableCheck() と GlobalVariableGet() で読み戻す
そのまま使えるコード
MetaEditor の「新規作成」で「エキスパートアドバイザ(テンプレート)」を選び、できたファイルの中身をすべてこのコードに置き換えてコンパイル(F7)します。ファイルは Experts フォルダに保存され、ナビゲーターからチャートにドラッグして使います。
MQL4・MQL5 共通
#property strict
// 今日の取引回数をグローバル変数に保存して、再起動しても数え続ける EA の例
input int InpMagic = 1001; // マジックナンバー(変数名に使う)
string gvCount, gvDay;
int tradesToday = 0;
int OnInit()
{
gvCount = "MyEA_" + _Symbol + "_" + IntegerToString(InpMagic) + "_count";
gvDay = "MyEA_" + _Symbol + "_" + IntegerToString(InpMagic) + "_day";
datetime today = iTime(_Symbol, PERIOD_D1, 0);
if(GlobalVariableCheck(gvDay) && (datetime)GlobalVariableGet(gvDay) == today)
tradesToday = (int)GlobalVariableGet(gvCount); // 同じ日なら続きから
Print("今日の取引回数(保存値):", tradesToday);
return INIT_SUCCEEDED;
}
// 取引したときに呼ぶ
void CountTrade()
{
tradesToday++;
GlobalVariableSet(gvCount, tradesToday);
GlobalVariableSet(gvDay, (double)iTime(_Symbol, PERIOD_D1, 0));
}
void OnTick()
{
datetime today = iTime(_Symbol, PERIOD_D1, 0);
if(GlobalVariableCheck(gvDay) && (datetime)GlobalVariableGet(gvDay) != today)
{
tradesToday = 0; // 日付が変わったらリセット
GlobalVariableSet(gvCount, 0);
GlobalVariableSet(gvDay, (double)today);
}
// 例:エントリーしたら CountTrade() を呼ぶ
}MT4 版・MT5 版とも MetaEditor でコンパイル(エラー・警告なし)を確認済みです。実際の口座で使う前に、デモ口座やストラテジーテスターで動作を確かめてください。
カスタマイズのポイント
- 保存できるのは数値(double)だけです。日時は (double) にキャストして保存し、読むときに (datetime) に戻します。
- 文字列を残したいときは、ファイル(FileWriteString)に保存します。
注意点
- 同じ名前のグローバル変数は、ほかの EA からも読み書きされます。EA 名・通貨ペア・マジックナンバーを名前に入れて重ならないようにします。
このコードで使っている関数
うまく動かないときに出やすいエラー
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