MQL4MQL5 スクリプト ファイル・データ保存

ローソク足のデータを CSV に書き出したい

結論:FileOpen() に FILE_WRITE | FILE_CSV を付けて開き、FileWrite() で1行ずつ書き、最後に FileClose() します。

考え方

MT4・MT5 のチャートのデータを CSV に書き出すと、Excel や Python で分析できます。FileWrite() は値を区切り文字でつないで1行書き、改行も自動で付けます。ここでは直近 N 本の時刻・4本値・出来高を CSV に書き出すスクリプトを例にしています。ファイルは MQL4(MQL5)フォルダの中の Files フォルダに保存されます。

  1. FileOpen(ファイル名, FILE_WRITE | FILE_CSV | FILE_ANSI, ',') でカンマ区切りの CSV を開く
  2. 見出しの行を書き、古い足から順に1行ずつ FileWrite() で書く
  3. FileClose() で閉じる

そのまま使えるコード

MetaEditor の「新規作成」で「スクリプト」を選び、できたファイルの中身をすべてこのコードに置き換えてコンパイル(F7)します。ファイルは Scripts フォルダに保存され、ナビゲーターからチャートにドラッグして使います。

MQL4・MQL5 共通

#property strict
#property script_show_inputs
// 直近 N 本のローソク足を CSV に書き出すスクリプト
input int InpBars = 1000;   // 書き出す本数

void OnStart()
{
   string file = _Symbol + "_" + EnumToString((ENUM_TIMEFRAMES)_Period) + ".csv";
   int h = FileOpen(file, FILE_WRITE | FILE_CSV | FILE_ANSI, ',');
   if(h == INVALID_HANDLE)
   {
      Print("ファイルを開けません error=", GetLastError());
      return;
   }
   FileWrite(h, "time", "open", "high", "low", "close", "volume");
   int n = MathMin(InpBars, iBars(_Symbol, PERIOD_CURRENT) - 1);
   for(int i = n; i >= 1; i--)   // 古い足から順に(確定足だけ)
      FileWrite(h, TimeToString(iTime(_Symbol, PERIOD_CURRENT, i)),
                DoubleToString(iOpen(_Symbol, PERIOD_CURRENT, i), _Digits),
                DoubleToString(iHigh(_Symbol, PERIOD_CURRENT, i), _Digits),
                DoubleToString(iLow(_Symbol, PERIOD_CURRENT, i), _Digits),
                DoubleToString(iClose(_Symbol, PERIOD_CURRENT, i), _Digits),
                iVolume(_Symbol, PERIOD_CURRENT, i));
   FileClose(h);
   Print(n, " 本を Files フォルダの ", file, " に書き出しました(ファイル→データフォルダを開く で確認)");
}

MT4 版・MT5 版とも MetaEditor でコンパイル(エラー・警告なし)を確認済みです。実際の口座で使う前に、デモ口座やストラテジーテスターで動作を確かめてください。

カスタマイズのポイント

  • Excel で文字化けしないよう FILE_ANSI(Shift_JIS)にしています。UTF-8 にしたいときは FILE_ANSI を外し、FileOpen の最後の引数に CP_UTF8 を指定します。
  • 追記したいときは FILE_READ | FILE_WRITE で開き、FileSeek(h, 0, SEEK_END) で末尾に移動してから書きます。

注意点

  • Files フォルダの外(デスクトップなど)には直接書き込めません。
  • ストラテジーテスターでは、テスター専用の Files フォルダに保存されます。

このコードで使っている関数

うまく動かないときに出やすいエラー

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