2023年2月22日のFX為替相場予想

前日の概要

NYダウはプレジデント・デーで休場、日経平均株価は-56円安の27473円と下落しました。

ドル円は一時135円台乗せ、クロス円はまちまちの動きです。

前日の結果

・ダウ平均 33130.38(-696.31 -2.06%)
・日経平均 27280.00(-230.00 -0.84%)
・金・ゴールド 1842.50(-7.70 -0.42%)
・原油・WTI 76.16(-0.18 -0.24%)

経済指標

★★★
23:45（米）2月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
前回：46.9　予想：47.2　結果：47.8
★★★
23:45（米）2月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
前回：46.8　予想：47.4　結果：50.5
★★★
23:45（米）2月総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値）
前回：46.8　予想：47.5　結果：50.5

本日のFX戦略

相場のポイント

△強気材料：米・英利回りの上昇
▽弱気材料：NYダウの大幅下落
◆ドル円は一時135円台乗せ
◆クロス円はまちまちの動き
◆米10年債利回りは3.957％へ上昇
◆ドルストレートはポンドが買われる
◆米国株は大きく売られる
◆欧州株は売りが継続
◆金は-7ドル安
◆原油は小幅に下落
◆翌早朝4時にFOMC議事要旨が公表
◆日経平均先物は-181円安の27292円
☆ドル高株安の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

ドル高で株が売られる

連休明けのNYダウは時間外から売りに押されており、-696ドル安と大きく下落しました。

ナスダックもまとまった売りが入り、-2.33％安と大幅下落。

米利回りが4％手前と短い期間で一気にドル高が進んだ影響で、いずれも序盤から売りに押されています。

アップル-2.60％、アマゾン-2.48％、マイクロソフト-2.35％、アルファベット-2.30％とIT・ハイテク株が全面安。エヌビディア-3.36％、クアルコム-3.01％、AMD-2.58％と半導体セクターへの売りも目立ちました。

既存店売上高が予想外の減収となったホームデポが-6.48％と大幅安、ロウズ-4.81％、ナイキ-2.95％、スターバックス-2.19％と消費関連も連れ安に。銀行や不動産、ヘルスケアなど幅広い銘柄が売られています。

値上がり銘柄数699、値下がり銘柄数4168と、全銘柄中82.5％が下落しました。

テーマ別株価変動率

GAFAM　-2.21％
半導体　-3.47％
石油・エネルギー　-0.58％
穀物関連　-0.49％
銀行　-1.67％
電気自動車（EV）　-3.17％
軍需産業　-1.26％
メタバース　-3.11％
ディフェンシブ　-0.93％
インド関連　-1.32％
中国ADR　-2.57％

ドルとポンドが買われる

ポンド円チャート（1時間足）

ドル円は前日からの買いが続き、一時135.22円と135円台へ乗せました。米2月製造業PMIが予想を上回ったことや、株安によるドル買いがサポート。

米10年債利回りは3.957％へ上昇しており、ドルへの買いが続くと予想します。

クロス円はまちまちの動き、通貨ごとに異なりました。

ユーロ円や豪ドル円が伸び悩んだ一方、ポンド円が+1％高となって163円台乗せ。英2月製造業PMIが49.2と予想47.5を上回ったことで、次回利上げの動きを織り込む動きに。対ドルでの1.21ドル台乗せ、高値圏での推移が続くと予想します。

米10年債利回り

商品相場は下落

金は-7ドル安、米利回りの上昇に押されました。1850ドルがレジスタンスラインとなっており、上値の重い状態が続くと予想します。

原油は小幅に下落、75～77ドル台で推移したのち76ドル台前半で落ち着いています。米国株安が重しとなっていて、やや売り優勢の地合いと見ます。

また、ドル高により商品相場全体の上値が重いと予想します。

金・ゴールドチャート（日足）

原油・WTIチャート（日足）

ドル円　注文状況

ドル円板情報

日経平均先物は、時間外で-181円安の27292円と続落しました。ドル円は135円付近へ上昇したものの、NYダウが大きく売られたことから日本株も連れ安と予想します。

ドル円の下値は134.60円や134.40円がサポートライン、上値は135.25円付近がレジスタンスライン。米利回りが4％付近へ上値を伸ばしており、ドル高の地合いが継続と予想。

再度、135円台を試すと予想します。

経済指標

★★★★★
28:00（米）米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨

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