2022年12月8日のFX為替相場予想

前日の概要

NYダウは-350ドル安、日経平均株価も-199円安の27686円と下落しました。

ドル円は136円台半ばへ反落、クロス円は小幅に上昇しています。

前日の結果

・ダウ平均　33912.44(+151.39 +0.45%）
・日経平均　28870(+10 +0.03%）
・金・ゴールド　1798.10(-17.40 -0.96%）
・原油・WTI　89.41(-2.68 -2.91%）

経済指標

特になし

本日のFX戦略

相場のポイント

▽弱気材料：NYダウや原油の下落
△強気材料：米利回りの低下
◆ドル円は136円台半ばへ反落
◆クロス円は小幅に上昇
◆米10年債利回りは3.417％へ低下
◆ドルストレートは上昇
◆米国株は小幅続落
◆欧州株は売りに押される
◆金は+15ドル高と反発
◆原油は-3.02％安と続落
◆22時30分に米新規失業保険申請件数が発表
◆日経平均先物は-99円安の27586円
☆ドル安の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

ナスダックへの売りが続く

昨晩のNYダウは+0.53ドル高とほぼ変わらず、終日小幅なレンジ相場が続きました。

ナスダックは上値が重く、-0.53％安と続落。

米利回りの低下や中国のコロナ規制緩和により、下がっても限定的となりました。

前日に自動走行車の計画縮小で売られていたアップルが、-1.78％と続落。テスラ-3.69％、アルファベット-1.99％と関連銘柄への売りも続いています。

ただ、エヌビディア+0.85％と半導体セクターの一角が反発したほか、ファイザー+1.24％、メルク+0.95％などヘルスケア株が全体的に買われました。

値下がり銘柄数3019、値上がり銘柄数1837と全銘柄の58.1％が下落しています。

テーマ別株価変動率

GAFAM　-0.87％
半導体　+0.08％
石油・エネルギー　-0.62％
穀物関連　-0.05％
銀行　+0.19％
電気自動車（EV）　-0.92％
軍需産業　-0.48％
メタバース　-0.49％
SDGs　-0.26％
中国ADR　-1.80％
ディフェンシブ　+0.35％

欧7-9月GDP上方修正でユーロ高

ドル円は上昇一服、一時137.84円の高値を付けたあとは136円台半ばへ反落しました。米10年債利回りが3.417％へ低下したことで戻り売りに押されたほか、他通貨の上昇でドルが売られています。

しかし、12月に入ってからドルに買戻しの入る場面が増えているので、しばらくは底堅く推移すると見ます。

クロス円は小幅に上昇、欧7-9月GDP確報値が0.3％と前回値0.2％より上昇修正されたことで、ややユーロ高の地合いに。

原油への売りが続いているため、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨は、再び上値が重くなると予想します。

米10年債利回り

原油への売りが続く

金は+15ドル高と反発、ドル安に加えユーロ高で買いが入りました。再び1800ドル台を狙える位置にあり、反発が続くと見ます。

一方、原油は-3.02％安と続落、72ドル台へ下げました。米週間在庫統計は-518.6万バレルと予想-383.0万バレルより減少していた反面、ガソリン在庫が531.9万バレルと予想160.0万バレルより増加していたことが悪材料に。

今後は、ヒーティングオイルの需要拡大に期待したいところ。

金・ゴールドチャート（日足）

原油・WTIチャート（日足）

ドル円　注文状況

ドル円板情報

日経平均先物は、時間外で-99円安の27586円と続落しました。円高が進み欧米株とも下落していることから、日本株も売りに押されると予想します。

ドル円の下値は135.95～136.00円がサポートライン、上値は136.50円がレジスタンスライン。米利回りの低下で上値は重いものの買い支えの入る場面も増えてきており、136円での値固めと見ます。

経済指標

★★★
22:30（米）前週分新規失業保険申請件数
前回：22.5万件　予想：-23.0万件

OANDAオーダーポジション

【オープンオーダー】 オレンジ：指値注文、青：逆指値注文
【オープンポジション】 オレンジ：含み益、青：塩漬け

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