MT5 MT5 取引サーバーのリターンコード

10013

定数名
TRADE_RETCODE_INVALID
メッセージ
invalid request
意味
注文リクエストの内容が不正

MT5エラー10013とは

MqlTradeRequest 構造体の中身が不正で、サーバーが処理できないときのリターンコードです。ZeroMemory() で初期化していない、必要な項目が抜けている、口座の種類(ネッティング/ヘッジング)に合わない指定をしている、などが原因です。

ログの表示例

OrderSend error 4756, retcode 10013

「エキスパート」タブまたは「操作履歴」タブに表示されます。数値や表記の細部は、ビルド・ブローカー・EAの作りによって異なります。

MT5エラー10013の主な原因

  1. MqlTradeRequest を ZeroMemory() で初期化せず、前回の値が残っている
  2. action(TRADE_ACTION_DEAL など)と必要な項目の組み合わせが合っていない
  3. ヘッジング口座で決済するときに position(チケット)を指定していない
  4. type_filling や type_time に銘柄が対応していない値を指定している
  5. magic、symbol、volume などの必須項目が空

MT5エラー10013の対処法

  1. リクエストを作るたびに ZeroMemory(request) で初期化する
  2. できるだけ標準ライブラリの CTrade を使い、必要な項目を自動で設定させる
  3. OrderCheck() で事前チェックし、MqlTradeCheckResult の comment を確認する

コード例(MQL5)

// MqlTradeRequest は毎回 ZeroMemory で初期化する(10013 invalid request 対策)(MQL5)
bool ClosePosition(ulong ticket)
{
   if(!PositionSelectByTicket(ticket)) return false;

   MqlTradeRequest req;
   MqlTradeResult  res;
   ZeroMemory(req);   // 前回の値や不定値を消す
   ZeroMemory(res);

   ENUM_POSITION_TYPE ptype = (ENUM_POSITION_TYPE)PositionGetInteger(POSITION_TYPE);
   req.action    = TRADE_ACTION_DEAL;
   req.position  = ticket;                                   // ヘッジング口座では決済するポジションを指定
   req.symbol    = PositionGetString(POSITION_SYMBOL);
   req.volume    = PositionGetDouble(POSITION_VOLUME);
   req.type      = (ptype == POSITION_TYPE_BUY) ? ORDER_TYPE_SELL : ORDER_TYPE_BUY;
   req.price     = (ptype == POSITION_TYPE_BUY) ? SymbolInfoDouble(req.symbol, SYMBOL_BID)
                                                : SymbolInfoDouble(req.symbol, SYMBOL_ASK);
   req.deviation = 30;
   req.magic     = PositionGetInteger(POSITION_MAGIC);

   long fill = SymbolInfoInteger(req.symbol, SYMBOL_FILLING_MODE);
   req.type_filling = ((fill & SYMBOL_FILLING_FOK) == SYMBOL_FILLING_FOK) ? ORDER_FILLING_FOK
                    : ((fill & SYMBOL_FILLING_IOC) == SYMBOL_FILLING_IOC) ? ORDER_FILLING_IOC
                    : ORDER_FILLING_RETURN;

   MqlTradeCheckResult check;
   ZeroMemory(check);
   if(!OrderCheck(req, check))   // 送る前に内容をチェック
   {
      PrintFormat("OrderCheck NG retcode=%u %s", check.retcode, check.comment);
      return false;
   }
   return OrderSend(req, res);
}

MetaEditor(MT5)でコンパイルできることを確認済みです。自分のEAに組み込むときは、変数名や設定値を合わせてください。

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MT5 取引サーバーのリターンコードの解説一覧

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