2023年5月19日のFX為替予想

前日の概要

NYダウは+408ドル高、日経平均株価も+480円高の30573円と上昇しました。

ドル円は138円台後半へ続伸、クロス円は小幅に上昇しています。

前日の結果

・ダウ平均 33535.91(+115.14 +0.34%)
・日経平均 30920(+330 +1.07%)
・金・ゴールド 1978.30(-25.40 -1.27%)
・原油・WTI 71.94(-0.95 -1.30%)

経済指標

★★★
21:30（米）前週分新規失業保険申請件数
前回：26.4万件　予想：25.0万件　結果：24.2万件
★★★
21:30（米）5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
前回：-31.3　予想：-20.0　結果：-10.4

今日のFX戦略

相場のポイント

△強気材料：ナスダックや米利回りの上昇
▽弱気材料：原油安
◆ドル円は138円台後半へ続伸
◆クロス円は小幅に上昇
◆米10年債利回りは
◆ドルストレートは下落
◆米国株は全体的に上昇
◆欧州株は+1％高
◆金は-25ドル安と続落
◆原油は-1.3％安と反落
◆24時からパウエルFRB議長の発言
◆日経平均先物は+309円高の30883円
☆円安株高の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

ナスダックが年初来高値を更新中

昨晩のNYダウは買いが続き、+115ドル高と続伸しました。

ナスダックも+1.51％高と続伸し、年初来高値を更新しています。

IT・ハイテク株への資金流入が続いており、米債務上限問題の解決期待も買い材料に。

アマゾン+2.29％、メタ+1.80％アルファベット+1.65％、マイクロソフト+1.44％、アップル+1.37％とIT・ハイテク株が全面高。エヌビディア+4.97％、AMD+4.03％、ブロードコム+3.11％、インテル+2.81％と半導体も買われました。

ソフトウェアや消費、小売、銀行なども上昇しています。

対照的に、Tモバイル-2.40％、P&G-1.64％と個別銘柄に売り。ユナイテッドヘルス-1.15％、ファイザー-0.73％、メルク-0.66％とヘルスケアが軟調。

全体的には、値上がり銘柄数2708、値下がり銘柄数2006と全銘柄中54.6％が上昇しました。

テーマ別株価変動率

GAFAM　+2.78％
半導体　+2.58％
石油・エネルギー　+0.78％
穀物関連　+0.67％
銀行　+0.01％
電気自動車（EV）　+0.86％
軍需産業　+0.82％
メタバース　+2.42％
ディフェンシブ　-0.40％
インド関連　-0.49％
中国ADR　-4.03％

ドル円は138円台後半へ続伸

ドル円は買いが続き、138円台後半へ続伸しました。

米新規失業保険申請件数は24.2万件と予想25.0万件より改善していたほか、米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数も-10.4と予想-20.0を上回っています。さらに、ローガン・ダラス連銀総裁が「まだ利上げ停止の論拠が見当たらない」と発言したことも後押し。

米10年債利回りは3.661％へ上昇しており、ドルへの買いが続くと予想します。

クロス円は小幅に上昇、ドルストレートの下落により伸び悩む場面もありました。通貨別には対ドルで欧州通貨が軟調、ユーロドルは1.08ドル台割れ、ポンドドルも一時1.24ドル台を割れています。

ただ、株高による円安も強まってきており、クロス円はドル円に連れ高の流れと見ます。

米10年債利回り

商品相場は下落

金は-25ドル安と続落、一時1954ドルまで下押ししました。

米利回りの上昇や米債務上限問題への楽観的な見方により、下値模索と予想します。

原油は-1.3％安と反落、71ドル台へ戻しました。終日上値が重く、ドル高に抑えられた形に。

ただ、リスクオンムードとなっていることから70ドル台は維持すると見ます。

金・ゴールドチャート（日足）

原油・WTIチャート（日足）

ドル円　注文状況

ドル円板情報

日経平均先物は、時間外で+309円高の30883円と続伸しました。ドル円は138円台後半へ上昇しナスダックが年初来高値を更新していることから、日本株への買いも続くと予想します。

ドル円の下値は138.30～138.35円がサポートライン、上値は138.80円と139.00円がレジスタンスライン。米利回りの上昇によりドル買い継続と予想、買いの勢いは強く139円台を試すと見ます。

経済指標

★★★★★
24:00（米）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言

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