2023年3月23日のFX為替予想

前日の概要

NYダウは+316ドル高、日経平均株価も+520円高の27466円と上昇しました。

ドル円は131円台前半へ下落、クロス円も連れ安となっています。

前日の結果

・ダウ平均 32030.11(-530.49 -1.63%)
・日経平均 27040(-190 -0.70)
・金・ゴールド 1966.60(+8.30 +0.42%)
・原油・WTI 70.90(+1.23 +1.77%)

経済指標

★★★★★
27:00（米）FOMC政策金利発表
前回：4.50-4.75％　予想：4.75-5.00％　結果：4.75-5.00％
★★★★★
27:30（米）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、定例記者会見

今日のFX戦略

相場のポイント

▽弱気材料：NYダウや米利回りの低下
△強気材料：原油の続伸
◆ドル円は131円台前半へ下落
◆クロス円も連れ安
◆米10年債利回りは3.447％へ低下
◆ドルストレートはユーロへの買いが続く
◆米国株は反落
◆欧州株は小幅続伸
◆金は+8ドル高と反発
◆原油は70ドル台へ乗せる
◆21時30分に米新規失業保険申請件数が発表
◆23時に米2月新築住宅販売件数が発表
◆日経平均先物は-226円安の27240円
☆ドル安の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

FOMC後にまとまった売り

昨晩のNYダウは後半にかけ失速、-530ドル安と大幅反落しました。

ナスダックもまとまった売りに押され、-1.60％安と反落。

いずれも中盤まで買われており、早朝のFOMCでは予想通りの+0.25％利上げでした。しかし、パウエルFRB議長が「インフレは依然として高すぎ、労働市場は依然として逼迫」、「当局者は今年の利下げを期待していない」と述べたことで警戒感が広がっています。

ウェルズファーゴ-3.33％、バンクオブアメリカ-3.32％、シティグループ-3.02％、JPモルガンチェース-2.58％と銀行株に再び売り。

ナイキの中国での販売不振で-4.86％、テスラ-3.25％、ターゲット-3.22％、ホームデポ-2.36％と小売も軟調。アマゾン-1.90％、アルファベット-1.53％、メタ-1.16％、アップル-0.91％とIT・ハイテク株も売りに押されました。

対照的に、AMD+1.72％、エヌビディア+1.03％と半導体の一角は逆行高。

全体的には、値上がり銘柄数885、値下がり銘柄数3873と全銘柄中77.5％が下落しています。

テーマ別株価変動率

GAFAM　-1.63％
半導体　-1.10％
石油・エネルギー　-1.97％
穀物関連　-1.76％
銀行　-3.52％
電気自動車（EV）　-2.45％
軍需産業　-1.89％
メタバース　-2.57％
ディフェンシブ　-1.25％
インド関連　-0.76％
中国ADR　-0.89％

FOMC後はドル売りに

ドル円はFOMCを前に132円台半ば付近で底堅く推移していましたが、FOMC後に131.01円まで急落。

利上げ幅は予想通り+0.25％、パウエルFRB議長は「利上げ休止検討した」と発言、今後の利上げ見通しは5.125％に据え置かれたことで、まとまったドル売りが入りました。「利上げ支持に強いコンセンサス」、「インフレに関するデータ、労働市場は予想よりも強かった」と前向きな発言もあったもののドル売りは止まらず。

米利上げの上値目途が近く、米10年債利回りは3.447％へ低下していることから、ドル安の地合いが続くと見ます。

一方、クロス円も連れ安となりましたが、ドルストレートの上昇により下値は限定的。

通貨別にはユーロへの買いが続いており、ECBによる利上げ見通しでユーロ円は前日終値付近を維持、ユーロドルは1.0800台半ばへ上昇しています。

原油が70ドル台を回復していることから、豪ドルなど資源国通貨も買われると予想します。

米10年債利回り

商品相場は上昇

前日まで金は売られていましたが、FOMC後のドル安により+8ドル高と反発。時間外でも上値を伸ばし、1978ドルまで買われています。

米利回りの低下により、金への買戻しが続くと予想します。

原油は+1.77％高と続伸、70ドル台へ乗せました。一時71ドル台へ上値を伸ばしたものの、その後は失速。

時間外で69ドル台へ下げており、いったん買いは一服すると見ます。

金・ゴールドチャート（日足）

原油・WTIチャート（日足）

ドル円　注文状況

ドル円板情報

日経平均先物は、時間外で-226円安の27240円と反落しました。米国株が反落し円高が進んでいるため、日本株も売りに押されると予想します。

ドル円の下値は10銭ごとに買い注文、上値は131.10円や131.50円がレジスタンスライン。注文量が薄くややボラティリティは高いと予想、米利回りの低下により下値模索と見ます。

経済指標

★★★
21:30（米）前週分新規失業保険申請件数
前回：19.2万件　予想：20.0万件
★★★
23:00（米）2月新築住宅販売件数(年率換算件数)
前回：67.0万件　予想：65.0万件
★★★
23:00（米）2月新築住宅販売件数(前月比)
前回：7.2％　予想：-3.0％

OANDAオーダーポジション

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【オープンポジション】 オレンジ：含み益、青：塩漬け

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