2022年12月30日のFX為替相場予想

前日の概要

NYダウは-366ドル安、日経平均株価は+290円高の28234円と上昇しました。

ドル円は132円台後半へ下落、クロス円も連れ安となっています。

前日の結果

・ダウ平均　33220.80（+345.09　+1.05%）
・日経平均　26260.00（+230.00　+0.88%）
・金・ゴールド　1826.00（+10.20　+0.56%）
・原油・WTI　78.40（-0.56　-0.71%）

経済指標

★★★
22:30（米）前週分新規失業保険申請件数
前回：21.6万件　予想：22.4万件　結果：22.5万件

本日のFX戦略

相場のポイント

△強気材料：NYダウやナスダックの上昇
▽弱気材料：米利回りの低下
◆ドル円は132円台後半へ下落
◆クロス円も連れ安
◆米10年債利回りは3.835％へ低下
◆ドルストレートは上昇
◆米国株は買戻しが入り反発
◆欧州株は+1％高
◆金は+10ドル高と続伸
◆原油は小幅続落
◆23時45分に米12月シカゴ購買部協会景気指数が発表
◆日経平均先物は+212円高の26306円
☆株高ドル安の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

IT・ハイテク株中心に買戻しが入る

昨晩のNYダウは買戻しが入り、+345ドル高と反発しました。

直近で売られていたナスダックも、+2.72％高と急反発。

前日からのドル高が一服し米利回りが低下したことが買い材料、いずれも時間外ですでに買われていました。

テスラが+8.07％と買戻しが強まったほか、メタ+3.97％、アマゾン+2.83％、アップル+2.79％、アルファベット+2.78％、マイクロソフト+2.70％とIT・ハイテク株が全面高に。

エヌビディア+3.99％、AMD+3.53％、クアルコム+2.65％と半導体セクターも反発。治療薬の認可が相次いだことで、ヘルスケア株も全体的に買われました。

値上がり銘柄数4117、値下がり銘柄数757と全銘柄の80.3％が上昇しています。

テーマ別株価変動率

GAFAM　+3.55％
半導体　+3.54％
石油・エネルギー　+0.94％
穀物関連　+0.33％
銀行　+1.16％
電気自動車（EV）　+3.29％
軍需産業　+1.31％
メタバース　+4.19％
SDGs　+2.75％
中国ADR　+3.39％
ディフェンシブ　+0.52％

ドル円は133円台割れ

序盤のドル円は堅調に推移していましたが、ロンドン時間に入るとドルが売られ始めました。NY時間には、米新規失業保険申請件数が22.5万件と前回値21.6万件から増加していたことを受け、一時132.88円まで下押ししています。

米10年債利回りは3.835％へ低下、ドルは小幅な売りが続くと予想します。

クロス円も連れ安、こちらもロンドン時間以降から軟調な動きとなりました。ただ、ドルストレートが上昇したことで、ドル円の半分程度の下落にとどまっています。

再び株高ドル安の動きが見られていることから、ドル以外の通貨が買われやすいと見ます。

米10年債利回り

金への買いが続く

金は+10ドル高と続伸、米利回りの低下により買いが入りました。一時1820ドルまで上昇しており、ドル安により買いが続くと予想します。

原油は調整が続き、78ドル台へ下げました。ただ、小幅程度の下落で様子見ムード。

株式市場の反発により、原油も次第に買いが強まると見ます。

金・ゴールドチャート（日足）

原油・WTIチャート（日足）

ドル円　注文状況

ドル円板情報

日経平均先物は、時間外で+212円高の26306円と反発しました。本日の東京市場は大納会、お化粧買いも入って上昇しやすいでしょう。

ドル円の下値は132.80円や132.70円がサポートライン、上値は133.30円がレジスタンスライン。米利回りの低下によりじり安と予想、クロス円の方で株高による円安に期待したいところ。

経済指標

★★★
23:45（米）12月シカゴ購買部協会景気指数
前回：37.2　予想：39.5

OANDAオーダーポジション

【オープンオーダー】 オレンジ：指値注文、青：逆指値注文
【オープンポジション】 オレンジ：含み益、青：塩漬け

あわせて読みたい

2023.01.09

【OANDAオーダーブック】ポジションと注文比率で「損切り予備軍」が分かる！

OANDAのオーダーブックは、OANDAグループの顧客の取引状況を公開したデータです。このように取引状況を公開しているFX業者は日本国内に多...