2023年6月9日のFX為替予想

前日の概要

NYダウは+91ドル高、日経平均株価は-272円安の31641円と下落しました。

ドル円は138円台後半へ続落、クロス円は小幅に上昇しています。

前日の結果

・ダウ平均 33833.61(+168.59 +0.50%)
・日経平均 31920(+320　+1.01%)
・金・ゴールド 1978.60(+20.20 +1.03%)
・原油・WTI 71.29(-1.24 -1.71%)

経済指標

★★★
21:30（米）前週分新規失業保険申請件数
前回：23.2万件　予想：24.0万件　結果：26.1万件

今日のFX戦略

相場のポイント

△強気材料：NYダウの3日続伸
▽弱気材料：米利回りや原油の下落
◆ドル円は138円台後半へ続落
◆クロス円は小幅に上昇
◆米10年債利回りは3.712％へ低下
◆ドルストレートはユーロが強い
◆米国株は買い優勢
◆欧州株は小動きで方向感なし
◆金は+20ドル高と反発
◆原油は-1.71％安と反落
◆重要度の高い経済指標発表はなし
◆日経平均先物は+241円高の31882円
☆株高円安の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

米国株は再び上昇基調に

昨晩のNYダウは買いが続き、+168ドル高と3日続伸しました。

ナスダックに買戻しが入り、+1.02％高と反発。

IT・ハイテク株に買いが入り、再び上昇基調となっています。

テスラ+4.58％、アマゾン+2.49％、アップル+1.55％、マイクロソフト+0.58％と時価総額上位が上昇。エヌビディア+2.76％、AMD+2.72％、インテル+1.73％と再び半導体に買い。イーライリリー+2.13％、ユナイテッドヘルス+1.68％、J&J+1.10％とヘルスケアも買われました。

対照的に、銀行やエネルギーは下落しましたが、小幅安程度。

全体的には、値上がり銘柄数2052、値下がり銘柄数2621と全銘柄中53.0％が下落しています。

テーマ別株価変動率

GAFAM　+0.98％
半導体　+0.86％
対話型AI　+0.03％
電気自動車　+0.04％
軍需産業　+0.16％
銀行　+0.26％
石油・エネルギー　-0.10％
メタバース　+1.01％
ディフェンシブ　+0.79％
インド関連　-0.46％
中国ADR　+0.67％

米指標悪化でドル安の地合いに

ドル円は前日からの売りが継続、NY時間に入るとまとまった売りに押され138円台後半へ続落しました。米新規失業保険申請件数は26.1万件と予想24.0万件より悪化、2021年10月以来の高水準の増加となったことで警戒感が出ています。

米10年債利回りは3.712％へ低下、来週のFOMCでは利上げ一時停止の可能性が高いことから、ドルは下値模索と予想します。

一方、クロス円は小幅に上昇、ドルストレートが大きく買われたことで次第に下げ渋りしました。ただ、ドル円の下落が強まっているため、上値の重い状態が続くと見ます。

通貨別にはユーロが強く、対ドルで1.0780台へ続伸。ECBは、あと2回の利上げを実施するとの観測が出ていることから、買い優勢の地合いが続くでしょう。

米10年債利回り

金にまとまった買いが入る

金は+20ドル高と反発、現物取引が始まるとドル売りの反動でまとまった買いが入りました。一気に1900ドル台後半へ上値を伸ばしており、下がっても買い支えで下げにくいと予想します。

原油は-1.71％安と反落、71ドル台へ下落しました。特に悪材料は出ておらず、利食い売りに押された様子。

原油在庫は減少してきていることから、70ドル付近は維持すると見ます。

金・ゴールドチャート（日足）

原油・WTIチャート（日足）

ドル円　注文状況

ドル円板情報

日経平均先物は、時間外で+241円高の31882円と反発しました。ドル円は下落したものの、ナスダックは反発しNYダウが3日続伸していることから、日本株も買戻しが入ると予想します。

ドル円の下値は10銭ごとに買い注文、上値は139.25円や139.45円がレジスタンスライン。新規失業保険申請件数が悪化し米利回りが低下していることから、ドルは調整が続くと予想します。

経済指標

OANDAオーダーポジション

【オープンオーダー】 オレンジ：指値注文、青：逆指値注文
【オープンポジション】 オレンジ：含み益、青：塩漬け

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