2015年9月7日のＦＸ為替相場予想
【明日の予想通貨ペア】（欧州時間まで）
ドル円 118.96 下落 （時間足）↓
予想レンジ 118.50～119.30
【ＴＨＶ Ｖ４による分析】
トリックスが同色の赤色でクロス、下降トレンドとなっています。
下値模索が続くと予想します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【昨日の概要】
─────────────────────────────────
米利上げ懸念により、日経平均株価は-390円安の17792円と大きく続落して引けました。
ドル円は、NYダウの続落もあって一時118.62円まで下落、上値の重いまま週末を迎えています。
【動画】（ロイター）
ＮＹ株下落、８月雇用統計がまちまちの内容で(4日)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【昨日の結果】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・ダウ平均･････････････････････16102.38（-272.38 -1.66%）
・CME日経平均先物･････････････17640（大証終比：-120 -0.68%）
・NY金先物12月限（COMEX）･･･1121.40（-3.10 -0.28%）
・NY原油先物11月限（WTI）････46.05（-0.70 -1.50%）
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【経済指標】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★★★★★
21:30 (米) 8月非農業部門雇用者数
前回：+21.5万人 予想：+21.7万人 結果：+17.3万人
★★★★★
21:30 (米) 8月失業率
前回：5.3％ 予想：5.2％ 結果：5.1％
上海休場（抗日戦勝70周年記念日）
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【明日の戦略】
─────────────────────────────────
★━ ポイント ━━━━━━━━━━━━
▽弱気材料：NYダウが大幅続落、ドル安
△強気材料：なし
◆ドル円は118円台後半へ下落
◆米10年債利回りは2.131％へ下落
◆VIX指数（恐怖指数）が27.80ポイントへ上昇
◆G20で「中国株式市場のバブルははじけた」という趣旨の説明
◆IMM通貨先物ポジションは、円ショートの減少が続く
◆14時に日本の7月景気動向指数が発表
◆15時に独7月鉱工業生産が発表
◆NY市場がレイバーデーで休場
◆日経平均先物は-155円安の17635円と続落
☆円買いとユーロキャリートレードの解消が続くと予想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＜米8月雇用統計は、年内利上げを正当化する内容＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先週末に発表された米8月雇用統計は、米8月非農業部門雇用者数が予想+21.7万人に対し結果+17.3万人と予想を下回ったものの、米8月失業率は5.1％と7年半ぶりの水準まで回復していました。
賃金上昇の加速に加え雇用者数の前回値上方修正が続いており、9月に利上げするかは未知数ですが少なくとも年内利上げは正当化された内容とマーケットでは判断されました。
NYダウは-272ドル安と大きく続落、ドル円も118円台後半へ下落しクロス円は全面安となりました。
今週も、リスク回避の円買いとユーロキャリートレードの解消が続くと予想が続くと予想します。
一時下落していたVIX指数（恐怖指数）は再び上昇し27.80ポイントに、米10年債利回りは2.131％と下落しています。
▼米10年債利回り
▼VIX指数
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＜IMM通貨先物ポジションは、円ショートの減少が続く＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
IMM通貨先物ポジションは、円ショートの減少が続きました。
ただ、統計が9/1（火）時点のものなので、週末の米8月雇用統計を受け一層ショートが増加していると思われます。
一方、ユーロとポンドのショートは増加、豪ドルは減少しましたが、豪ドルドルが週末に2009年4月以来となる6年ぶりの安値を付けているため、実際にはショートが増加しているものと思われます。
▼IMM通貨先物ポジション
円
ユーロ
ポンド
豪ドル
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＜週明けの中国株に注意＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
週末にトルコでG20が行われていましたが、周小川・中国人民銀行総裁から「株式市場のバブルははじけた」という趣旨の説明がありました。
＜麻生財務大臣と記者の会話＞
麻生財務大臣：「中国人民銀総裁から３回くらい『弾けた』と説明があった」
記者：「バブルですか？」
麻生財務大臣：「他に何が弾けるんですか？」
さらに、中国に対し経済政策運営の透明性を求める声が相次いだこともあって、週明けの中国株式市場へ悪影響を及ぼす可能性も出てきています。
先週前半の中国株は、週末の抗日戦勝70周年記念日に向けて買い支える動きが出ていたようなのですが、それも終わった週明けは売り先行で始まる可能性があり、注意が必要でしょう。
▼上海総合指数（日足）
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＜ドル円 オーダー状況＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
121.50円 売り
121.00円 売り
120.50円 売り
118.94円 9/5 4:26現在（高値120.19円 - 安値118.60円）
118.50円 買い
118.20円 割り込むとストップロス売り
118.00円 買い厚め・割り込むとストップロス売り
日経平均先物は、時間外で-155円安の17635円と続落しました。
G20での「中国バブルが弾けた」発言の影響が出るようだと、株安円高の全面安となりそうです。
NY市場がレイバーデーで休場のため、中国市場の影響をまともに受けることになります。
いつものように、寄り付き前のレートをブログへ掲載します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【経済指標】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★★
14:00 (日) 7月景気動向指数・速報 [先行CI指数]
前回：106.5 予想：104.9
★★
14:00 (日) 7月景気動向指数・速報 [一致CI指数]
前回：112.3 予想：112.2
★★★
15:00 (独) 7月鉱工業生産 [前月比]
前回：-1.4％ 予想：+1.1％
（休場）トロント、NY市場（レイバーデー）
【期間限定】 ５０万円を１年で６９００万円にした投資法」とは？ ランキングNO.1！ 
