2013年12月18日のＦＸ為替相場予想
【今日の推奨通貨ペア】（欧州時間まで）
ドル円 102.66 下落 （4時間足） ↓
予想レンジ 102.00～103.00
【ＴＨＶ Ｖ４による分析】
トリックスは同色の赤色でクロス、一昨日からの下降トレンドが継続しています。
一目の雲もぬけたため、102円前半まで下押しする可能性が出てきました。
【昨日の概要】
NYダウが+129ドル上昇したことを受けて日本株も上昇、日経平均株価は+125円高の15278円で引けました。
一方ドル円は、朝方103.11円を付けたあとは103円を挟んでの推移、値幅20銭ほどでのレンジが続いていたのですがNY時間に入ると下抜け、102.51円まで下落しました。
【昨日の結果】
・ダウ平均････････････････････････15875.26（-9.31 -0.06%）
・CME日経平均先物･････････････15355（大証終比：+65 +0.43%）
・NY金先物12月限（COMEX）･･･1230.10（-14.30 -1.15%）
・NY原油先物11月限（WTI）･････97.22（-0.26 -0.27%）
【経済指標】
★★★
18:30 （英）11月CPIコア（前年比）
前回：+1.7％ 予想：+1.8％ 結果：+1.8％
★★★
19:00 （欧）11月CPIコア＜確報値＞（前年比）
前回：+1.0％ 予想：+1.0％ 結果：+0.9％
★★★
19:00 （独）12月ZEW景況感調査 前回：54.6 予想：55.0 結果：62.0
★★★
22:30 （米）11月CPIコア（除食品・エネ）（前月比）
前回：+0.1％ 予想：+0.1％
★★★
22:30 （米）Q3経常収支 前回：-989億ドル 予想：-1009億ドル
【今日の戦略】
＜QE3緩和縮小の可能性は30%程度＞
明日早朝4時に行われるFOMCで量的緩和縮小が決定される可能性は大体30％程度と思われ、大半の市場関係者は来年1月もしくは3月まで決定は持ち越されると見ています。
雇用関連は改善してきましたがインフレ圧力がやや弱いため、もう少し様子を見る可能性が高いのですが、バーナンキFRB議長の最後の仕事として小幅な緩和縮小を実行する見方もあります。
緩和縮小に関する発表と同時に、バーナンキFRB議長の記者会見も行われるためこちらも要チェック
＜フォワードガイダンス変更の可能性が高い＞
QE3縮小問題と同時に、ドルを利上げする基準となるフォワードガイダンスの変更がどこかの段階で行われる可能性が非常に高くなっています。
これは、米国債が大きく売られて米長期金利が急上昇してしまうのを抑えるためで、
（１）利上げ判断を行う失業率の水準を、現在の6.5％から6.0％へ下方修正する
（２）先行き1～2年後のインフレ見通しが1.5％を下回ったら、利上げは行わない。
（３）労働参加率定価が懸念されているため、雇用者数帯人口比率などの新たな
雇用指標を失業率指針に追加する
などの変更が予想されています。
もしフォワードガイダンスが上記のような形で変更されれば、ドルの利上げはいっそう遠くなることになるのでドルは下落、円高となります。
緩和縮小自体はドル高要因なので円安になるとの見方が大半を占めているようですが、フォワードガイダンスが変更されるとなるとドル安となってドル円は急落するので要注意です。
＜豪ドルが下抜け＞
昨日のRBA理事会議事録は、相変わらず豪ドル高けん制の内容となっていて、豪連邦政府の経済・財政見通しでは、
2014～2015年の成長見通しを3％から2.5％へ下方修正、財政赤字も301億ドルの赤字から470億ドルの赤字と下方修正しました。
そして本日は7時30分からスティーブンスRBA総裁の講演も控えていて、再度豪ドル高けん制発言が出た場合は完全に下降トレンドとなりそうです。
GMやフォード、三菱自動車はすでに豪州から撤退、次はトヨタが撤退するのではないかとのニュースも流れていて、豪ドルには実需からの売り圧力もかかってくるかもしれません。
【ドル円の注文状況】
105.00円 売り厚め・超えるとストップロス買い、OPバリア観測
104.75円 売り厚め・超えるとストップロス買い、OPバリア観測
104.50円 売り厚め・超えるとストップロス買い、OPバリア観測
104.40円 超えるとストップロス買い大きめ
104.25円 売り・超えるとストップロス買い、OPバリア観測
104.20円 売り厚め・超えるとストップロス買い
104.00円 売り厚め・超えるとストップロス買い、OPバリア観測
103.80円 売り厚め
103.55円 超えるとストップロス買い
103.50円 売り厚め
103.20-30円 断続的に売り
102.65円 現在
102.40-50円 断続的に買い厚め・割り込むとストップロス売り
102.20円 買い厚め・割り込むとストップロス売り
102.00円 買い厚め・割り込むとストップロス売り
101.70-80円 断続的に買い厚め
101.60円 買い・割り込むとストップロス売り
101.50円 買い厚め・割り込むとストップロス売り
昨晩のNYダウは-9ドル安と小幅な下落にとどまりましたが、ドル円が下落した影響で日経平均先物は時間外で-20円ほど下落、さらに調整が進むようであればリスク回避の円高となり、102円前半まで下落しそうです。
貿易収支は相変わらず大赤字、本来であれば円安要因なのですが、株価は下落で反応する可能性があります。
【経済指標】
★★★
08:50 （日）11月貿易収支（通関ベース）
前回：-1兆907億円 予想：-1兆3511億円
★★★
08:50 （日）11月貿易収支（通関ベース）＜季調済＞
前回：-1兆725億円 予想：-1兆1980億円
★★★
18:30 （英）11月失業率 前回：3.9％ 予想：3.80%
★★★
18:30 （英）11月失業保険申請件数（前月比）
前回：-41700件 予想：-35000件
★★★
22:30 （米）11月住宅着工件数（季調済・年率）
前回：95万件 予想：96.0万件
★★★
22:30 （米）11月建設許可件数（季調済・年率）
前回：103.4万件 予想：97.8万件
★★★★★
28:00 （米）FOMC・政策金利発表 前回：0.25％ 予想：0.25％
★★★★★
28:00 （米）FRB住宅ローン担保証券（MBS）買入れプログラム
前回：月間400億ドル 予想：月間400億ドル
★★★★★
28:00 （米）FRB米国債買入れプログラム
前回：月間450億ドル 予想：月間450億ドル
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