来週のFX予想（2024年2月19日～2月23日）
来週の相場見通し
円安株高の地合いが続く
今週のドル円は底堅く推移、次第に買いが強まり150円台へ乗せて週末を迎えました。注目の集まっていた米1月CPIは予想を上回ったほか、昨晩発表の米1月PPIも良好な結果に。
米10年債利回りは先週末の4.183％から4.290％へ上昇しており、ドルへの買いが続くと予想します
一方、クロス円も連れ高となって、全体的に上昇しました。通貨別にはユーロ円やポンド円などの欧州通貨が強く、原油高で豪ドルも買いが入り始めています。全体的には、リスクオンムードで円安に支えられると見ます。
株式市場は上昇が続き、NYダウは38,000ドル台と史上最高値付近を維持。ナスダックにはまとまった買いが入り、年初来高値付近へ戻しつつあります。日経平均株価は、38,000円台と約34年ぶりとなる高値へ上昇。
対照的に、金は上値の重い状態が継続。一時2000ドル台を割れる場面もありました。ドル買いに押され上値は重いと見ます。
原油は下げ渋り、70ドル台半ばから78ドル台へ上昇しました。政学的リスクが継続しており、買いの入りやすい流れが続くでしょう。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート
145円台を回復し、買いシグナルが出ました。
上昇トレンドが継続し、再び150円台へ乗せています。
年内利下げ開始時期が遅れてきており、ドルは買われやすい流れが続くと見ます。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.10ドル台へ乗せられず、売りシグナルが出ました。
ドル高に押されじり安、一時1.07ドル台を割れる場面も。
上昇しても戻り売りが強く、引き続き下値模索と見ます。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
31,000円台後半でサポートされ、買いシグナルが出ました。
米国株高で下値は限定的、上値追いが続いています
38,000円台と1990年2月以来約34年ぶりとなる高値へ上昇しており、高値圏での推移が続くと予想します。
NYダウ予想
NYダウチャート
33,000ドルを割れ、売りシグナルが出ました。
良好な米主要企業決算や、米利回りの伸び悩みが買い材料となっています。
38,000ドル台へ乗せ史上最高値を更新中、ナスダックも上値追いが続くと予想します。
金（Gold）予想
金（Gold）チャート
2000ドル台後半で失速し、売りシグナルが出ました。
2000ドル台は維持していますが、戻り売りに押され上値は重い様子。
ドルの買戻しに押されており、一時2000ドル台を割れる場面も出ています。
原油（WTI）予想
原油（WTI）チャート
80ドルを下抜けし、売りシグナルが出ました。
ただ、地政学的リスクの悪化により下がったところでは買戻しも。
難しい値動きが続いており、このまま下値を切り上げるようなら買いシグナルが出ると見ます。
経済指標
来週は、月曜日のNY市場がプレジデンツ・デーで休場。金曜日も、東京市場が天皇誕生日で休場となっています。
全体的に経済指標発表が少なく、小幅な値動きになりやすいでしょう。
2/19（月）
（休場）NY市場 プレジデンツ・デー
2/20（火）
特になし
2/21（水）
（米）FOMC議事要旨
2/22（木）
（米）2月製造業PMI、新規失業保険申請件数
2/23（金）
（休場）東京市場 天皇誕生日
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