来週のFX予想(2023年9月4日~9月8日)
来週の相場見通し
ドル円は146円台へ戻す
今週発表の米経済指標は予想を下回るものが多く、ドル円は一時144円台半ばまで売られました。米8月雇用統計は予想17.0万人に対し結果18.7万人と予想を上回ったものの、失業率が予想3.5%に対し結果3.8%と悪化、平均時給も予想を下回りました。
米10年債利回りは先週末の4.233%から4.181%へ低下。ただ、売り一巡後は急反発し146円台へ戻し週末を迎えており、ドルの底堅さが確認されています。
一方、クロス円は行って来い、週前半は上昇しましたが後半にかけ失速しました。円安によるサポートで下値は限定的と思われますが、ドルの動きに左右され難しい動きが続くでしょう。
NYダウは反発、買戻しが入り一時35,000ドル台を回復しました。ナスダックも買戻し優勢となりましたが、再びドル高となるようなら下げると見ます。日経平均株価は円安がサポート、32,700円台へ乗せています。
金は、1900ドル台を回復したことで買いシグナルが発生しました。ただ、ドルが底堅いため自律反発程度で終わる可能性もあります。
原油は、在庫の大幅減少やハリケーン上陸といった買い材料で上昇。買いシグナルが発生し86ドル手前まで上昇、地合いよく買い継続と予想します。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート
140円台を回復したところで、買いシグナルが出ました。
米経済指標の悪化により売られる場面が増えてきましたが、下がったところでは買い支えが入っています。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.10ドル台を割れ、売りシグナルが出ました。
一時反発するも失速、次第に上値を切り下げてきています。
ロングする場合は、買いシグナルが出てからの方が無難でしょう。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
31,000円台後半でサポートされ、買いシグナルが出ました。
米国株高に加え円安の地合いが続いており、高値圏での推移が続くと見ます。
NYダウ予想
NYダウチャート
33,000ドルを割れ、売りシグナルが出ました。
ただ、次第に反発してきており、このあと買いシグナルが出る可能性もあります。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート
1900ドル台を回復し、買いシグナルが出ました。
米利回り低下に反応していますが、ドルの動きは底堅いためじり高程度と予想。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート
80ドル台を回復し、買いシグナルが発生。
売りは小幅な調整にとどまり、再度上昇してきました。
原油在庫の大幅減少や、ハリケーン「イダリア」上陸が買い材料となっています。
経済指標
来週は、週末金曜日に米8月雇用統計が発表されます。8月非農業部門雇用者数は、前回18.7万人に対し16.8万人と減少予想。20万人も下回っており、予想値付近であってもドルの上値は重くなりそうです。
前哨戦となる8月ADP雇用統計も、前回32.4万人に対し予想19.8万人と失速する見通し。
8/28(月)
(休場)英市場 サマー・バンク・ホリデー
8/29(火)
(米)8月消費者信頼感指数
8/30(水)
(米)8月ADP雇用統計、4-6月期GDP改定値
8/31(木)
(独)(欧)8月雇用統計
(米)新規失業保険申請件数
9/1(金)
(米)8月雇用統計、8月製造業PMI、
8月ISM製造業景況指数
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