2022年6月29日のFX為替相場予想
追記:ロンドン時間以降の予想
ユーロドル 1.0511 下落(4時間足)↓
予想レンジ 1.0450~1.0540
下降トレンドが継続しています。
特に変更はありません。
株安でクロス円はやや弱い
日経平均株価は-244円安の26804円と反落しました。
ドル円は小幅高、クロス円は小幅に下落しています。時間外で欧州株は下落、米国株は上昇と方向感なし。
このあと、21時30分に米1-3月期GDP確定値、GDP個人消費確定値が発表、22時30分からラガルドECB総裁、パウエルFRB議長、ベイリー英中銀総裁の発言があります。
ドル円は売りシグナルが発生
売りシグナルが発生しましたが、若干反発。
売られても下値は限定的なため、再度買いシグナルの出る可能性もあります。
経済指標
★★★★
21:30 (米) 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
前回:-1.5% 予想:-1.5%
★★★★
21:30 (米) 1-3月期四半期GDP個人消費・確定値(前期比年率)
前回:3.1% 予想:3.1%
★★★
21:30 (米) 1-3月期四半期コアPCE・確定値(前期比年率)
前回:5.1% 予想:5.1%
★★★★★
22:30 (ユーロ) ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
★★★★★
22:30 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
★★★★★
22:30 (英) ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言
本日の予想通貨ペア
※追記は17時ごろになります
ユーロドル 1.0516 下落 (4時間足)↓
予想レンジ 1.0450~1.0540
THV V4による分析
トリックスが同色の赤色でクロス、下降トレンドとなっています。
売りが続くと予想します。
前日の概要
NYダウは-62ドル安、日経平均株価は+178円高の27049円と上昇しました。
ドル円は一時136.38円まで上昇、クロス円はやや売りに押されています。
前日の結果
・ダウ平均 30946.99(-491.27 -1.56%)
・日経平均 26795(-275 -1.03%)
・金・ゴールド 1821.20(-3.60 -0.20%)
・原油・WTI 111.76(+2.19 +2.00%)
経済指標
★★★
23:00 (米) 6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
前回:106.4 予想:100.0 結果:98.7
★★★
23:00 (米) 6月リッチモンド連銀製造業指数
前回:-9 予想:-5 結果:-19
本日のFX戦略
ポイント
▽弱気材料:NYダウの反落や米指標の悪化
△強気材料:ドルの利上げ期待
◆ドル円は一時136.38円まで上昇
◆クロス円はやや売り優勢
◆米10年債利回りは3.181%へ低下
◆ドルストレートは欧州通貨が弱い
◆米国株は急反落
◆欧州株は小幅高
◆金は-3ドル安とじり安
◆原油は+2%高で111ドル台乗せ
◆21時30分に米1-3月期GDP確定値などが発表
◆22時30分にパウエルFRB議長の発言
◆日経平均先物は-227円高の26822円
☆円高株安の地合いと予想
NYダウチャート(日足)
ナスダックチャート(日足)
エネルギー株以外売られる
昨晩のNYダウは終日売りに押され、-491ドル安と続落しました。
ナスダックもプラスを維持できず、売りが続いて-2.98%安と続落。
米6月消費者信頼感指数が98.7と予想100.0を下回ったほか、米6月リッチモンド連銀製造業指数も-19と予想-5をさらに下回る結果に。
アマゾン-5.14%、アルファベット-3.47%、マイクロソフト-3.17%、アップル-2.98%と時価総額上位が全面大幅安。ナイキの決算が悪化しており-6.99%、テスラ-5.00%、ホームデポ-4.44%など一般消費財も連れ安となりました。
値上がり銘柄数1145に対し値下がり銘柄数3838、全銘柄中の72.3%が下落しています。
セクター別には、原油の続伸でエネルギー株のみ上昇。エクソンモービル+2.77%、シェブロン+1.61%と買いが続きました。
テーマ別株価変動率
GAFAM -4.04%
半導体 -2.65%
旅行レジャー -0.92%
石油・エネルギー +2.27%
海運 -1.26%
銀行 -0.13%
電気自動車(EV) -2.31%
軍需産業 -1.23%
金投資 -2.00%
メタバース -3.75%
暗号資産関連 -3.54%
ドル円は136円台乗せ
ドル円は買いが続き、136.38円まで上値を伸ばしました。
NY連銀のウィリアムズ総裁が米経済専門局CNBCのインタビューで、「次回会合で0.5%~0.75%の利上げが議論されるのは明らかだ、政策金利を引き上げなければならないというのが私の見解で、さらに言えば利上げは迅速に行う必要がある」と語ったことが買い材料に。
一連の米指標が予想を下回ったことで米10年債利回りは3.181%へ低下しましたが、利上げ期待でドルの下値は限定的。
136円台で値固めしたのち、再度上値を試すと予想します。
一方、クロス円はまちまちの動き。
ドル円の上昇に連れ高となったものの、ドルストレートの下落により上値が重くなっています。
通貨別には、ユーロやポンドなどの欧州通貨が軟調。ラガルドECB総裁が大幅利上げに慎重な見通しを示したことで、ドル売りに押された格好に。
引き続き、ドル高の地合いが続くと予想します。
米10年債利回り
原油が111ドル台へ続伸
金は-3ドル安と小幅続落しましたが、米利回りの低下や株安で下値は限定的、1820ドル付近を維持しました。
ただ、各国の利上げで買い材料に乏しく、引き続き下値模索の流れと予想します。
原油へは買いが続き、+2%高となって111ドル台乗せ。G7で、ロシアに対するエネルギー制裁の強化が検討されたことが買い材料に。
経済制裁は今後も続くため、原油高の追い風となるでしょう。
金・ゴールドチャート(日足)
原油・WTIチャート(日足)
ドル円 注文状況
ドル円板情報
日経平均先物は、時間外で-227円高の26822円と下落しました。直近で4連騰していることもあって、本日は調整と予想。
ドル円の下値は136.05円や135.95円がサポートライン、上値は136.30円と136.50円から10銭ごとに強めのレジスタンスライン。
株安や米経済指標の悪化は重しですが、7月の大幅利上げ期待が出てきたことでドルへの買いが続くと見ています。今晩は要人発言が続くため、 各通貨とも値動きに注目。
経済指標
★★★★
21:30 (米) 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
前回:-1.5% 予想:-1.5%
★★★★
21:30 (米) 1-3月期四半期GDP個人消費・確定値(前期比年率)
前回:3.1% 予想:3.1%
★★★
21:30 (米) 1-3月期四半期コアPCE・確定値(前期比年率)
前回:5.1% 予想:5.1%
★★★★★
22:30 (ユーロ) ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
★★★★★
22:30 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
★★★★★
22:30 (英) ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言
OANDAオーダーポジション
【オープンオーダー】 オレンジ:指値注文、青:逆指値注文
【オープンポジション】 オレンジ:含み益、青:塩漬け
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