2023年3月16日のFX為替相場予想
追記:ロンドン時間以降のFX予想
現在のマーケット
円 | ドル | ユーロ | ポンド | 豪ドル | 株式 | 金 | 原油 |
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CyberSignalによる予想
ユーロドル 1.0609 上昇(4時間足)↑
予想レンジ 1.0550~1.0630
やや反発してきました。
いったん、様子見とします。
円高株安の地合い
日経平均株価は、-218円安の27010円と続落しました。
ドル円は132円台半ばへ下落、クロス円も連れ安となっています。時間外で、欧米株とも上昇。
このあと、21時30分に米3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数と米新規失業保険申請件数が発表されます。
ドル円は買いシグナルが発生
午後、ドル円は上値が重くじり安となっています。
通貨別強弱ではドルが最も弱く、下値模索が続くと見ます。
今日のFX予想
※追記は17時ごろになります
マーケット予想
円 | ドル | ユーロ | ポンド | 豪ドル | 株式 | 金 | 原油 |
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- クレディスイスの信用不安でリスク回避の動き
- ドル円は一時132.23円まで下押し
- 主にユーロへまとまった売り
- 安全資産の金が急上昇
CyberSignalによる分析
ユーロドル 1.0574 下落 ↓
予想レンジ 1.0480~1.0600
黄色い丸の売りシグナルが発生、下降トレンドとなっています。
売りが続くと予想します。
前日の概要
NYダウは+336ドル高、日経平均株価は+7円高の27229円と上昇しました。
ドル円は一時132.23円まで下押し、クロス円も連れ安となっています。
前日の結果
・ダウ平均 31874.57(-280.83 -0.87%)
・日経平均 26585(-465 -1.76%)
・金・ゴールド 1931.30(+20.40 +1.07%)
・原油・WTI 67.61(-3.72 -5.22%)
経済指標
★★★
21:30(米)3月ニューヨーク連銀製造業景気指数
前回:-5.8 予想:-8.0 結果:-24.6
★★★★
21:30(米)2月小売売上高(前月比)
前回:3.0% 予想:-0.3% 結果:-0.4%
★★★★
21:30(米)2月小売売上高(除自動車)(前月比)
前回:2.3% 予想:-0.1% 結果:-0.1%
★★★
21:30(米)2月卸売物価指数(PPI)(前月比)
前回:0.7% 予想:0.3% 結果:-0.1%
★★★
21:30(米)2月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
前回:6.0% 予想:5.4% 結果:4.6%
★★★
21:30(米)2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
前回:0.5% 予想:0.4% 結果:0.0%
★★★
21:30(米)2月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
前回:5.4% 予想:5.2% 結果:4.4%
今日のFX戦略
相場のポイント
▽弱気材料:NYダウや原油への売り
△強気材料:スイス当局の安全化策協議
◆ドル円は一時132.23円まで下押し
◆クロス円も連れ安
◆米10年債利回りは
◆ドルストレートはユーロにまとまった売り
◆米国株はナスダックが反発
◆欧州株は-3%超の大幅下落
◆金は+20ドル高と反発
◆原油は-5.22%安と大幅続落
◆21時30分に米新規失業保険申請件数などが発表
◆日経平均先物は-479円高の26749円
☆円高株安の地合いと予想
NYダウチャート(日足)
ナスダックチャート(日足)
クレディスイスの信用不安で株安に
昨晩のNYダウは-280ドル安と反落、リスク回避の動きで一時-700ドル超売られる場面もありました。
一方、ナスダックは引けにかけ買われ、+0.05%高と若干プラスに。
クレディスイスが経営難に陥っているとの報道でリスク回避の動きが出ましたが、終盤になってスイス当局が安定化策について協議しはじめたことで、いったん落ち着きを取り戻しています。
アルファベット+2.44%、メタ+1.92%、マイクロソフト+1.78%、アマゾン+1.39%とIT・ハイテク株が軒並み上昇。ペプシコ+1.79%、P&G+1.42%、ウォルマート+1.11%と消費も堅調。
対照的に、シティグループ-5.44%、JPモルガンチェース-4.72%、ウェルズファーゴ-3.29%と銀行株への売りが継続。原油の大幅安で、エクソンモービル-4.97%、シェブロン-4.33%とエネルギー株も全面大幅安。
値上がり銘柄数1253、値下がり銘柄数3475と全銘柄中69.4%が下落しました。
テーマ別株価変動率
GAFAM +1.87%
半導体 -2.07%
石油・エネルギー -5.12%
穀物関連 -3.40%
銀行 -3.18%
電気自動車(EV) -3.50%
軍需産業 -1.98%
メタバース +0.27%
ディフェンシブ +0.58%
インド関連 -2.89%
中国ADR -2.64%
ユーロにまとまった売り
ドルスイスチャート(1時間足)
ドル円はロンドン時間に入ると売りに押され、一時132.23円まで下押し。
米2月小売売上高は前月比-0.4%と予想-0.3%を下回ったほか、3月ニューヨーク連銀製造業景気指数は-24.6と前回-5.8から大幅悪化、米2月PPIも予想を下回っていました。
米10年債利回りは3.468%へ低下、欧米株安も重しとなっていましたが、クレディスイスへの安定化策協議を受けいったん下げ渋り。
133円台前半へ戻しており、しばらくは底堅い推移と見ま。
クロス円も連れ安、ドルストレートの下落により-1~2%安とドル円より大きい下げ幅となりました。
通貨別には、スイスフランと連動しやすいユーロにまとまった売り。ユーロドルは1.0517まで下落、逆にドルスイスは0.9335まで買われています。
原油の急落で、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨は弱い地合いが続くと予想します。
米10年債利回り
安全資産の金が買われる
金は+20ドル高と反発、リスク回避の動きで安全資産に買いが入りました。一時1937ドルまで上昇しており、米利回りの低下も買いを誘っています。
時間外で1920ドル台を割れていますが、直近で銀行系の悪材料が続いているため、買い支えは入りやすいと見ます。
原油は-5.22%安と大幅続落、70ドルの節目を割れたことで売りの勢いが強まりました。一時65ドル台後半まで下押し、その後は68ドル台半ばへ急速に戻しています。
底値を確認したことで、いったん70ドル付近へ戻すと見ます。
金・ゴールドチャート(日足)
原油・WTIチャート(日足)
ドル円 注文状況
ドル円板情報
日経平均先物は、時間外で-479円高の26749円と反落しました。欧米株とも急落し円高も進んでいることから、日本株も売り優勢の地合いと予想します。
ドル円の下値は133.10円と1132.90円がサポートライン、上値は目立った売り注文がありません。ややリスク回避の動きは収まったほか、ユーロが売られるとドルが買われやすいため、ドル円は底堅く推移すると見ます。
ただ、米経済指標の悪化でしだいに売り注文が貯まってくるでしょう。
経済指標
★★★
21:30(米)3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
前回:-24.3 予想:-14.0
★★★
21:30(米)前週分新規失業保険申請件数
前回:21.1万件 予想:21.0万件
OANDAオーダーポジション
【オープンオーダー】 オレンジ:指値注文、青:逆指値注文
【オープンポジション】 オレンジ:含み益、青:塩漬け
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