2013年09月30日のFX為替相場予想
【明日の推奨通貨ペア】(欧州時間まで)
ドル円 98.22 下落 (4時間足) ↓
予想レンジ 78.00~98.60
【THV V4による分析】
トリックスは同色の赤色でクロス、下降トレンドとなっています。
米財政協議に関する結果で大きく動くため要注意。
【昨日の概要】
日経平均株価は利食い売りで若干下落、-39円の14760円で引けました。
ドル円は99円から下落が続き、終始下降トレンドとなりました。イタリア政局の混迷に加え、NY時間には米財政協議に対する警戒感から98.10円まで下落しています。
【動画】
NY株反落、予算審議先行き不透明感で(27日)
【昨日の結果】
・ダウ平均・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15258.24(-70.06 -0.46%)
・CME日経平均先物・・・・・・・・・・・・・14710(大証終比:-30 -0.20%)
・NY金先物12月限(COMEX)・・・1339.20(+15.10 +1.14%)
・NY原油先物11月限(WTI)・・・・・102.87(-0.16 -0.16%)
【経済指標】
★★★
22:55 (米)9月ミシガン大学消費者信頼感指数<確報値>
前回:速 76.8 予想:78.0 結果:77.5
【明日の戦略】
<大きな4つの問題に直面>
週明けから、マーケットは大きな4つの問題に直面します。
まずは直近9月30日がリミットの「(1)米政府機関「閉鎖の恐れ」」に注目。上がるか下がるかは、この問題の結果次第となります。
(1)米政府機関「閉鎖の恐れ」
(2)債務不履行(デフォルト)の可能性
(3)イタリア政局不安
(4)日本の消費増税
–
(1)米政府機関「閉鎖の恐れ」
米国では10月から新年度が始まるのですが、与野党の対立からまだ来年度予算案を可決できていません。このまま10月に入ると予算が執行できないため政府機関が一時閉鎖されてしまいます。
法案は、上院はすぐに通っても野党共産党が多数を占める下院を通ることが難しく、オバマ大統領が提唱している医療保険制度改革(オバマケア)を中心に対立が深まっています。
2011年8月や2013年1月にも債務上限の引き上げをめぐって与野党が対立し、政府機関が閉鎖ギリギリまで追い込まれましたが土壇場で回避していることから、今回も直前で回避できるという意見もありますが、政府機関閉鎖後にどのような運営をしていくかが議論されている向きもあり、予断を許さない状態です。
フレミング下院議員がロイター通信に、「職員の一時帰休や、行政サービスの継続に向けた緊急措置について話し合った」と述べたことも伝わっています。
(2)債務不履行(デフォルト)の可能性
アメリカは日本と異なり、政府債務に対して上限を決めていて、引き上げる際は議会での承認が必要になっています。この政府債務が10月中旬に上限に達する見込みとなっていて、それまでに上限引き上げの承認が実施されなければ、アメリカが債務不履行(デフォルト)を起こしてしまうことになります。
現在のアメリカの債務上限はGDPとほぼ同水準、一方日本はGDPの2.5倍以上の債務をかかえていても破綻はしていないため、米債務上限を引き上げること自体はまだまだ余裕があります。
こちらは土壇場で債務上限を引き上げることになる可能性が高く、一種のパフォーマンス的な気がします。
(3)イタリア政局不安
10月4日の上院特別委員会でベルルスコーニ元首相の議員資格はく奪が可決された場合、元首相率いる自由国民(PDL)党が連立政権から離脱することをほのめかし、連立政権の存続をめぐる緊張が高まっています。
イタリア国債は売られ、10年債利回りは4.50%と今年6月以来3カ月ぶりの高水準となっています。
(4)日本の消費増税
2014年4月から消費税率を3%引き上げて消費税が8%になるかどうかは、10月1日(火)の18時から安倍総理が記者会見で判断を下します。
安倍総理は日銀短観を見て決めると言っていますが、日銀短観は前回値を上回ることが予想されています。有識者会議による議論もありましたが、安倍総理の中では結果に関係なく国際的な立場から増税は決定しているように思えます。
問題は、同時に発表される経済対策。現時点では、「復興特別法人税の1年前倒し廃止」と「法人税減税」が焦点になっています。消費増税はすでに織り込んでいる可能性が高く、法人税減税がなければ材料出尽くしに加え失望売りとなる可能性があります。
ただ、企業の減税に関しては、企業に賃上げを促す税制について「給与総額を5%以上増やした企業」から「給与総額を2%以上増やした企業」とするようです。住民非課税世帯に対し1人1万円を配る「簡素な給付措置」など、同時に発表される経済対策に要注目です。
【ドル円の注文状況】
100.80円 売り厚め
100.60円 売り
100.20-50円 断続的に売り厚め輸出ほか
100.05円 超えるとストップロス買い
99.80円 売り
99.50-60円 断続的に売り輸出ほか・超えるとストップロス買い
99.30円 売りアジア系ほか
99.25円 超えるとストップロス買いCTAほか
99.20円 売り輸出ほか
98.90円 売り
98.20円 現在
98.00円 買い厚め本邦勢ほか・割り込むとストップロス売り
97.80円 買い厚め
97.75円 買い・割り込むとストップロス売り
97.65円 買い
97.60円 割り込むとストップロス売り
97.50円 買い厚め
週明けの値動きは、米財政協議次第。
解決で98円後半、政府機関閉鎖で97円以下になると予想。
【経済指標】
★★★
07:45 (NZ)8月住宅建設許可件数(前月比) 前回:-0.8% 予想:2.0
★★
08:50 (日)8月鉱工業生産指数<速報値>(前月比) 前回:+3.4% 予想:-0.4
★★
10:45 (中)8月HSBCサービス業PMI 前回:50.1 予想:51.2
★★★
21:30 (加)7月GDP(前月比) 前回:-0.5% 予想:+0.5%
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