来週のFX予想(2024年4月8日~4月12日)
来週の相場見通し
ドル買い継続、金も強い
ドル円は調整が入り売りに押される場面もありましたが、下がったところでは買い支えが入り150円付近を維持。その後、米3月雇用統計が30.3万人と予想20.0万人を大きく上回ったことでまとまったドル買いが入り、ドル円は151円台半ばへ戻して週末を迎えています。
米10年債利回りは先週末の4.210%から4.400%へ上昇しており、ドルへの買いが続くと予想します。
一方、クロス円も連れ高となって買い戻しの動きに。ドル円以外のドルストレートも堅調に推移、豪ドル円が再び100円の大台へ乗せる場面もありました根強い円安により、来週も買い優勢の地合いと予想します。
株式市場は高値圏からやや調整、NYダウ・ナスダックともに売られました。日経平均株価も売りに押され、40,000円の大台割れ。ただ、特に悪材料は出ておらず利食い売りや調整程度の売りと見ます。
金は買いが続いており、一時2300ドルと史上最高値を更新しました。米利回りの上昇は重しですが、地政学的リスクの高まりで安全資産は買われやすいようです。
原油は上昇トレンドを維持し、一時87ドル台へ乗せました。売られても買い支えが入り、85ドル付近がサポートラインに。在庫の減少が追い風となっており、買いが続くと予想します。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
サイバーシグナル(CyberSignal)による予想
ドル円予想
ドル円チャート
150円台へ戻し、再び買いシグナルが出ました。
米3月雇用統計が予想を大きく上回ったことで、151円台半ばへ上昇。
米利下げ開始時期は後退しており、ドル買いが入りやすいと見ます。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.08ドル台を割れ、売りシグナルが出ました。
ドル高に押されてきており、今後の利下げ見通しも重しに。
1.08ドルをレジスタンスラインに、じり安が続くと予想します。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
31,000円台後半でサポートされ、買いシグナルが出ました。
ただ、利食い売りに押されいったん40,000円の大台を割れています。
しばらくは調整の続く可能性はありますが、下がったところでは円安にサポートされると思われます。
NYダウ予想
NYダウチャート
33,000ドルへ戻し、買いシグナルが出ました。
半年近く上昇トレンドが継続してきたことで、いったん食い売り優勢に。
今のところ悪材料は出ていないので、小幅な調整で終わる可能性もあります。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート
2000ドル台後半を上抜けし、買いシグナルが出ました。
2100ドル台へ乗せると買いが強まり、一時2330ドルと史上最高値を更新しました。
利食い売りをこなし、引き続き高値圏での推移が続くと見ます。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート
70ドル台後半へ上昇し、買いシグナルが出ました。
在庫の減少や地政学的リスクの高まり買い材料に。
一時87ドルまで上値を伸ばしており、上昇トレンドが続くと予想します。
経済指標
来週は、水曜日と木曜日の米インフレ指標の発表に注目。
米3月CPIコア指数は、前月比で前回値0.4%に対し予想0.3%とやや鈍化予想。米3月PPIは前月比で前回値を下回るものの前年同月比は前回値を上回っており、予想が難しいところ。
いずれも注目度が高く、今後の米利下げ時期を探る手掛かりとなるため注意が必要です。
なお、木曜日のECB政策金利発表は据え置き予想となっています。
4/8(月)
特になし
4/9(火)
特になし
4/10(水)
(米)3月消費者物価指数(CPI)
4/11(木)
(欧)政策金利発表、ラガルドECB総裁の定例記者会見
(米)3月卸売物価指数(PPI)
4/12(金)
(米)4月ミシガン大学消費者態度指数
コメント