来週のFX予想(2024年1月22日~1月26日)
来週の相場見通し
ドル円は148円台へ上昇
今週のドル円も買戻しが続き、148円台へ乗せて週末を迎えました。週前半にウォラーFRB理事が、「以前ほど迅速に利下げしたり、急いで行う理由はない」と発言して以降、ドル買いが入りやすくなっています。
早期利下げ期待が後退し、利下げペースも緩まるとの見通しが買い材料に。米10年債利回りは先週末の3.942%から4.130%へ上昇、4%台回復でドルへの買いが続くと予想します。
クロス円も連れ高となって、全体的に上昇しました。株高でリスクオンムードとなっており、円安の地合いが続くと見ます。
株式市場は上昇が続き、NYダウは37,000ドル台と史上最高値付近を維持。調整の入っていたナスダックにもまとまった買戻しが入り、年初来高値を更新。日経平均株価は連騰が続き36,000円台へ上昇、33年ぶりとなる高値で注目度が高まっており買いの入りやすい流れが続くでしょう。
金は、2000ドル台前半へ下落。直近のドル高に押されておりじり安が続くと予想、2000ドル台を割れる可能性もあるため注意が必要です。
原油は底堅く推移し、70ドル台を維持しました。まだ勢いは弱いですが、次第に下値を切り上げておりこのあと買いシグナルが出るか注目。
米10年債利回り

日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート

145円台を回復し、買いシグナルが出ました。
上昇トレンドが継続し、148円台へ上昇。
一気に150円突破は難しそうですが、じり高が続くと予想します。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート

1.10ドル台へ乗せられず、売りシグナルが出ました。
ドル高に押されており、じり安となっています。
特に買い材料がなく、弱い地合いが続くと見ます。
高値では売りに押されていますが、再度1.10ドル台を試せるか注目。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート

31,000円台後半でサポートされ、買いシグナルが出ました。
米国株高で下値は限定的、上値追いが続いています
36,000円台と約33年となる高値へ上昇、高値圏での推移が続くと予想します。
NYダウ予想
NYダウチャート

33,000ドルを割れ、売りシグナルが出ました。
良好な米主要企業決算や、米利回りの低下が買い材料となっています。
37,000ドル台へ乗せ史上最高値付近を維持、ナスダックも上値追いが続くと予想します。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート

2000ドル台後半で失速し、売りシグナルが出ました。
2000ドル台は維持していますが、戻り売りに押され上値は重い様子。。
ドル高が進めば2000ドル台を割れる可能性があり、注意が必要です。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート

80ドルを下抜けし、売りシグナルが出ました。
80ドルの節目を割れて以降、軟調な地合いが継続。
次第に底堅くなってきているとはいえ、在庫減少などの買い材料が欲しいところ。
経済指標
来週は、木曜日に発表されるECB政策金利発表と米10-12月期GDP速報値に注目。
欧政策金利は据え置き予想ですが、年内に利下げの始まる可能性があるためラガルドECB総裁の発言を確認したいところ。米10-12月期GDP速報値は、前回4.9%に対し2.0%と旧失速する予想となっており、ドル安に注意です。
1/22(月)
特になし
1/23(火)
(米)1月リッチモンド連銀製造業指数
1/24(水)
(米)1月製造業PMI
1/25(木)
(欧)ECB政策金利、ラガルドECB総裁の定例記者会見
(米)10-12月期GDP速報値、新規失業保険申請件数
1/26(金)
(米)12月住宅販売保留指数
コメント