来週のFX予想(2023年12月18日~12月22日)
来週の相場見通し
来年の利下げ観測でドル安に
今週のドル円も売りが続き、下値模索が続きました。週半ばのFOMCでは2024年に3回の利下げが示唆されるなど、悪材料も出ています。
まとまったドル売りに押され、ドル円は一時140円台後半へ下落。その後は141円台へ戻したものの、上値の重い状態で週末を迎えました。
米10年債利回りは先週末の4.231%から3.914%へ低下しており、4%台を割れたことでドルは調整が続くと予想します。
一方、クロス円は難しい動き。ドル円に連れ安となる場面がある一方、ドル円以外のドルストレートが上昇したことで買い支えも入っています。動きの予想は難しいですが、株高による円安で若干上向きと見ます。
株式市場は買いが続き、NYダウは37,000ドル台と史上最高値を更新しました。ナスダックも追随し、年初来高値を更新しています。
日経平均株価は円高の影響で逆行安となりましたが、米国株高により下値は限定的。
金は再び買いが入り、2000ドルへ乗せました。ドル安に支援され、2000ドル台での値固めと予想します。
原油は売りが継続し、一時70ドル台を割れる場面も。しかし、その後は株高や在庫の減少を受け71ドル台へ戻しています。要減速懸念があるため、上値は限定的と見ます。
米10年債利回り

日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート

150円台を割れ、売りシグナルが出ました。
150円がレジスタンスラインとなっており、下値模索が継続中。
一時141円台を割れる場面もあり、上値の重い状態が続くと予想します。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート

1.10ドル台を割れ、売りシグナルが出ました。
1.10台を回復したあとは、戻り売りに押され調整中。
ただ、下がったところでは買い支えが入っており、再度1.10台を試すと見ます。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート

31,000円台後半でサポートされ、買いシグナルが出ました。
直近で売りシグナルが出ましたが、米国株高で下値は限定的と予想。
円高が重しとなっていますが、米国株高に支えられると見ます。
NYダウ予想
NYダウチャート

33,000ドルを割れ、売りシグナルが出ました。
良好な米主要企業決算や、米利回りの低下が買い材料となっています。
37,000ドル台へ乗せ史上最高値更新中、ナスダックも追従すると予想します。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート

1890ドル付近で買いシグナルが出ました。
2000ドル台を割れる場面もありましたが、すぐに買い支えが入っています。
引き続き、2000ドル台での推移が続くと見ます。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート

85ドルを上抜けし、買いシグナルが出ました。
80ドルの節目を割れて以降、軟調な地合いが継続。
一時70ドル台を割れる場面もありましたが株高や在庫減少を受けいったん買戻しが入っています。
経済指標
来週は、米住宅関連指標が多く発表されます。木曜日には米7-9月期GDP確定値が発表、前回値、予想とも5.2%と変わらず。
全体的に重要度の高い米経済指標はなく、今週のドル安を引き継いだ動きとなりそうです。
12/18(月)
特になし
12/19(火)
(米)11月住宅着工件数、11月建設許可件数
12/20(水)
(米)11月中古住宅販売件数、12月消費者信頼感指数
12/21(木)
(米)7-9月期GDP確定値、新規失業保険申請件数、
12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
12/22(金)
(米)11月耐久財受注、11月新築住宅販売件数、12月ミシガン大学消費者態度指数
コメント