来週のFX予想(2023年9月11日~9月15日)
来週の相場見通し
ドル円は147円台後半へ上昇
ドル円は週明けから買いが続き、週末には147円台後半へ上昇して引けました。神田財務官や鈴木財務相が急激な円安に対する口先介入を行ったものの、効果は一時的で行って来いに。
米10年債利回りは先週末の4.181%から4.256%へ上昇しており、ドル買い継続と予想します。ただ、150円付近では実際に為替介入の行われる可能性があり、上値追いには慎重になりそうです。
一方、クロス円は方向感なく推移、結局レンジ相場となっています。ドル円以外のドルストレートは売りに押されているため、クロス円は難しい動きが続くと見ます。
NYダウは後半にかけ買戻し、下落分の3分の1程度戻しており週明けの動きに期待。ナスダックも、米利回りの上昇を警戒しながらの動きとなりました。
日経平均株価は一時33,000円台乗せ、メジャーSQのタイミングで失速したものの下値は限定的。
金は、1900ドル台前半での推移。米利回りの上昇により、上値の重い状態が続くでしょう。
原油は、減産や在庫の大幅減少ハリケーン上陸といった買い材料で上値追い。87ドル台へ続伸しており、堅調な推移が続くと予想します。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート
140円台を回復したところで、買いシグナルが出ました。
上値追いが継続、147円台後半まで上値を伸ばしました。
ただ、円安に対し口先介入が行われたことで上昇の勢いは鈍化すると思われます。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.10ドル台を割れ、売りシグナルが出ました。
上値を切り下げ、下降トレンドが継続中。1.07台を割れる場面も出てきており、下値模索と予想します。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
31,000円台後半でサポートされ、買いシグナルが出ました。
週末のメジャーSQに向けやや乱高下、週明けに買戻しが入るか注目。
NYダウ予想
NYダウチャート
33,000ドルを割れ、売りシグナルが出ました。
ただ、次第に反発してきており、このあと買いシグナルが出る可能性もあります。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート
1900ドル台を回復し、買いシグナルが出ました。
しかし、再びドル高の地合いになってきており、上値は重いと見ます。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート
80ドル台を回復し、買いシグナルが発生。
減産や在庫の減少が買い材料となって、87ドル台へ乗せました。
堅調な地合いで、しばらくは買い継続と予想します。
経済指標
来週は、水曜日の米8月CPIと木曜日の米8月PPIに注目。いずれも予想は参加者を上回るものとなっており、予想通りであればドルは一段高となります。ただ、木曜日の米8月小売売上高は鈍化予想、しだいに経済指標が悪くなってきており利上げ停止が近いと思われます。
9/11(月)
特になし
9/12(火)
(英)8月雇用統計
9/13(水)
(米)8月消費者物価指数(CPI)
9/14(木)
(欧)政策金利発表、ラガルドECB総裁の定例記者会見
(米)新規失業保険申請件数、8月小売売上高、
8月卸売物価指数(PPI)
9/15(金)
(米)9月ニューヨーク連銀製造業景気指数、
9月ミシガン大学消費者態度指数
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