来週のFX予想(2023年7月10日~7月14日)
来週の相場見通し
円安株高の動きは一服
今週のドル円は高止まり、145円付近での推移が続いていました。
昨晩発表された米6月雇用統計が結果20.9万人と予想22.5万人を下回ったことで142円付近へ下落して週末を迎えましたが、調整程度でトレンドが変わるほどではないと予想。
米10年債利回りが先週末の3.736%から4.066%へ上昇し4%台へ乗せていることから、売り一巡後はドルに買戻しが入ると見ます。今月末の利上げ確率も、92.4%と高いままです。
一方、クロス円も連れ安、週半ばあたりから売りに押され始めました。ドル円同様、調整して週末を迎えており、週明けは円安の動きに期待したいところ。
米国株はナスダックが高止まり、NYダウは33,000ドル台へ下落したものの、調整程度の売り。
日経平均株価は、高値警戒感からややまとまった売りに押されています。円安が一服したことで、直近安値を割れる可能性もあり注意。
金は、1900ドル台前半と3か月ぶりとなる安値圏での推移。1900ドル台は底堅く維持していますが、米利回りの上昇によりじり安と見ます。
原油は買いが進み、73ドル台へ上昇。サウジアラビアやロシアの原産で供給が弱いため、じり高と予想します。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート
130円付近で下げ渋り、買いシグナルが出ました。
145円の高値からは、-3円ほど下落し調整中。
弱いまま週末を迎えましたが、米10年債利回りが4%台へ乗せているため買戻しの動きに期待。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.10ドル台を割れ、売りシグナルが出ました。
下がっても買戻しが入り、1.09ドル台を維持。
1.10ドル台へ乗せれば、直近高値の1.12ドルが見えてきます。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
27,000円台で反発し、買いシグナルが出ました。
利食い売りに押され売りシグナルが出たものの、直近安値は維持。
直近安値を割れるようであれば、下落予想に変更します。
NYダウ予想
NYダウチャート
34,000ドル台を割れたことで、売りシグナルが出ました。
33,000~34,000ドルでの推移が継続。IT・ハイテク株中心に、底堅く推移すると予想します。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート
まとまった売りに押され、2000ドル台を割れたタイミングで売りシグナルが出ました。
3か月ぶりとなる安値水準での推移が継続中。ただ、1900ドル台は底堅く維持しています。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート
70ドル台で下げ渋り、買いシグナルが発生。
断続的な買いが続き、73ドル台へ上値を伸ばしました。
原油需要の関係で8月に高値を付ける傾向があるため、しばらくは買いが入りやすいと見ます。
経済指標
来週は、週半ばの米インフレ指標に注目。水曜日の米6月CPIは、前月比で前回0.1%に対し0.3%と上昇予想。木曜日の米6月PPIも、前回値-0.3%から0.2%へプラスに転じる予想です。
7/10(月)
(英)ベイリー英中銀総裁の発言
7/11(火)
特になし
7/12(水)
(米)6月消費者物価指数(CPI)、ベージュブック
7/13(木)
(米)新規失業保険申請件数、6月卸売物価指数(PPI)
7/14(金)
(米)7月ミシガン大学消費者態度指数
コメント