2023年5月10日のFX為替予想

前日の概要

NYダウは-55ドル安、日経平均株価は+292円高の29242円と上昇しました。

ドル円は135.20円台へ上昇、クロス円はやや下落しています。

前日の結果

・ダウ平均 33561.81(-56.88 -0.17%)
・日経平均 29255(+15 +0.05%)
・金・ゴールド 2042.90(+9.70 +0.48%)
・原油・WTI 73.71(+0.55 +0.75%)

経済指標

特になし

今日のFX戦略

相場のポイント

△強気材料：米利回りや原油の上昇
▽弱気材料：米国株の下落
◆ドル円は135.20円台へ上昇
◆クロス円はやや下落
◆米10年債利回りは3.526％と小幅に上昇
◆ドルストレートはユーロが弱い
◆米国株は小幅に売られる
◆欧州株は小動き
◆金は+9ドル高と続伸
◆原油は+0.75％と小幅高
◆21時30分に米4月CPIが発表
◆日経平均先物は-13円安の29229円
☆ドル高の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

米国株は小幅に調整

昨晩のNYダウは上値が重く、-56ドル安と小幅に続落しました。

ナスダックは下窓でスタート、-0.63％安と反落しています。

連邦債務の上限の問題や、米地銀破綻等による米国経済の不安定な地合いが売りを誘いました。

クアルコム-2.35％、インテル-2.18％、エヌビディア-1.99％、ブロードコム-1.68％と半導体が下落。アップル-0.98％、マイクロソフト-0.54％、アルファベット-0.39％とIT・ハイテク株もやや売り優勢。

対照的に、ホームデポ+0.92％、アマゾン+0.75％、ペプシコ+0.41％、コストコ+0.35％と消費や小売りが小幅に上昇。

全体的には、値上がり銘柄数2049、値下がり銘柄数2684と全銘柄中54.0％が下落しています。

テーマ別株価変動率

GAFAM　-0.10％
半導体　-1.33％
石油・エネルギー　+0.36％
穀物関連　-0.50％
銀行　-0.07％
電気自動車（EV）　-0.75％
軍需産業　+0.65％
メタバース　-0.85％
ディフェンシブ　-0.29％
インド関連　+0.44％
中国ADR　-2.77％

ドル円は135円台へ上昇

序盤のドル円はレンジ相場、方向感なく推移していました。NY時間に入ると次第に買いが入り、135.20円台へ上昇しています。

米10年債利回りは3.526％と小幅に上昇、ドルも小幅高程度ですが、今晩発表の米4月CPIを前に底堅い推移が続くと予想します。

クロス円はやや売り優勢、ポンド円やカナダドル円が買われた一方、ユーロ円や豪ドル円は反落しました。

通貨別にはユーロが弱く、対ドルで1.10ドル台を維持できず1.09ドル台半ばへ下落。ただ、特に材料は出ておらず、米CPI発表を前に調整が入った様子。

各通貨ペアとも、米インフレ指標の結果が出るまで動きづらいでしょう。

米10年債利回り

商品相場は小幅に上昇

金は+9ドル高と続伸、堅調な推移が続きました。売り一巡後にまとまった買いが入っており、2035ドル付近へ上昇。

米CPIを前に、高値圏での推移と見ます。

原油は+0.75％と小幅高、買戻しの動きが続きました。米国株安でやや上値は重いですが、OPECプラスの減産により下がったところでは買い支えが入ると見ます。

金・ゴールドチャート（日足）

原油・WTIチャート（日足）

ドル円　注文状況

ドル円板情報

日経平均先物は、 時間外で-13円安の29229円と小幅に反落しました。米国株は下落したもののドル円は135円台へ乗せているため、底堅い推移と予想します。

ドル円の下値は134.80円が強めのサポートライン、上値は135.55円がレジスタンスライン。米利回りの上昇により、しばらくはじり高と見ます。

今晩は、21時30分に発表される米4月CPIに注目。前月比は前回0.1％に対し0.4％と上昇予想となっており、結果通りであればドル買いで反応することになります。

経済指標

★★★
21:30（米）4月消費者物価指数（ＣＰＩ）(前月比)
前回：0.1％　予想：0.4％
★★★
21:30（米）4月消費者物価指数（ＣＰＩ）(前年同月比)
前回：5.0％　予想：5.0％
★★★
21:30（米）4月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）(前月比)
前回：0.4％　予想：0.3％
★★★
21:30（米）4月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）(前年同月比)
前回：5.6％　予想：5.5％

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