2023年5月2日のFX為替予想

前日の概要

NYダウは+272ドル高、日経平均株価も+266円高の29123円と上昇しました。

ドル円は137円台半ばへ続伸、クロス円も連れ高となっています。

前日の結果

・ダウ平均 34051.70(-46.46 -0.14%)
・日経平均 29340(+180 +0.61%)
・金・ゴールド 1992.20(-6.90 -0.35%)
・原油・WTI 75.66(-1.12 -1.46%)

経済指標

★★★
22:45（米）4月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
前回：50.4　予想：50.4　結果：50.2
★★★
23:00（米）4月ＩＳＭ製造業景況指数
前回：46.3　予想：46.7　結果：47.1

今日のFX戦略

相場のポイント

△強気材料：JPモルガンチェースによるFRPの買収
▽弱気材料：NYダウや原油の下落
◆ドル円は137円台半ばへ続伸
◆クロス円も連れ高
◆米10年債利回りは3.582％へ上昇
◆ドルストレートは欧州通貨が売られる
◆米国株は小幅に下落
◆欧州株は買い優勢
◆金は-6ドル安と続落
◆原油は-1.46％安と反落
◆重要度の高い経済指標発表はなし
◆日経平均先物は+183円高の29307円
☆円安ドル高の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

米国株は小幅に下落

昨晩のNYダウは後半にかけ失速し、-46ドル安と小幅に反落しました。

ナスダックは方向感なく推移し、-0.11％安と小幅調整。

JPモルガンチェースが経営難の米地銀のファースト・リパブリックを買収したことで序盤は買い優勢でしたが、次第に利食い売りに押されています。

JPモルガンチェース+2.14％、ウェルズファーゴ+1.61％、シティグループ+0.38％と銀行株が上昇。

良好な決算でオン・セミコンダクターが+8.85％と急騰、エヌビディア+4.18％、マイクロン+3.27％と半導体が連れ高となりました。イーライリリー+2.51％、GE+2.23％とヘルスケアや産業も堅調。

対照的に、アマゾン-3.22％、コストコ-1.91％、テスラ-1.51％と消費や小売りの一角が軟調。原油の反落で、エクソンモービル-3.10％、シェブロン-0.80％とエネルギー株も売られています。

値上がり銘柄数2353、値下がり銘柄数2404と全銘柄中48.4％が下落しました。

テーマ別株価変動率

GAFAM　-0.71％
半導体　+0.62％
石油・エネルギー　-0.47％
穀物関連　-0.78％
銀行　-1.02％
電気自動車（EV）　-0.95％
軍需産業　+0.40％
メタバース　-0.65％
ディフェンシブ　+0.36％
インド関連　+0.75％
中国ADR　-0.49％

ドル円は137円台半ばへ続伸

ドル円は先週末からの買いが続き、137円台半ばへ続伸しました。日銀による緩和継続に加え、米4月ISM製造業景況指数が47.1と予想46.7を上回ったことも買い材料。

米10年債利回りは3.582％へ上昇、木曜日早朝のFOMCを前に期待感が高まっており、買い継続と予想します。

一方、クロス円も連れ高となって全体的に上昇しました。ドルストレートが下落したことで売りに押される場面もありましたが、次第に円売り優勢となっています。

通貨別には豪ドルが強く、+1％超と続伸しました。欧州通貨はドル高に押されてやや弱く、ドルと豪ドルへの買いが続くと見ます。

米10年債利回り

商品相場は下落

金は売りが継続、-6ドル安と続落しました。

小幅安程度ですが、2000ドルの節目がレジスタンスラインとなっており、上値の重い状態が続くでしょう。

原油は-1.46％安と反落、75ドル台へ下落しました。ただ、調整程度の下げで、下値は限定的。

今月から、OPECプラスで決定された減産が始まるため、底堅い推移が期待できます。

金・ゴールドチャート（日足）

原油・WTIチャート（日足）

ドル円　注文状況

ドル円板情報

日経平均先物は、時間外で+183円高の29307円と続伸しました。NYダウは反落しているものの急速に円安が進んでいるため、日本株への買いが継続すると予想します。

ドル円の下値は10銭ごとに買い注文、上値は137.80円や137.95円がレジスタンスライン。今月に続き来月も利上げ期待が出てきており、しばらくは買い継続と見ます。

経済指標

特になし

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