2015年8月17日のFX為替相場予想
【明日の予想通貨ペア】(欧州時間まで)
豪ドル円 91.73円 下落 (4時間足)↓
予想レンジ 91.35~91.95
【THV V4による分析】
ファストトリックスの色が赤色に変わりました。
一目の雲を下回るか注目。
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【昨日の概要】
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NYダウは+5ドル高とほぼ横ばい、日経平均株価は-76円安の20519円と小幅に下落して引けました。
ドル円は一時124.54円まで上昇したものの、上値は重く124.30円付近で引けています。
【動画】(ロイター)
NY株上昇、良好な米経済とギリシャ支援正式合意を好感(14日)
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【昨日の結果】
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・ダウ平均・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17477.40(+69.15 +0.40%)
・CME日経平均先物・・・・・・・・・・・・・20595(大証終比:+85 +0.41%)
・NY金先物12月限(COMEX)・・・1112.70(-2.90 -0.26%)
・NY原油先物11月限(WTI)・・・・42.50(+0.27 +0.64%)
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【経済指標】
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★★★
15:00 (独) 第2四半期GDP・速報値 [前期比]
前回:+0.3% 予想:+0.5% 結果:+0.4%
★★★
15:00 (独) 第2四半期GDP・速報値 [前年比]
前回:+1.0% 予想:+1.5% 結果:+1.6%
★★★
18:00 (ユーロ圏) 第2四半期GDP・速報値 [前期比]
前回:+0.4% 予想:+0.4% 結果:+0.3%
★★★
18:00 (ユーロ圏) 第2四半期GDP・速報値 [前年比]
前回:+1.0% 予想:+1.3% 結果:+1.2%
★★★
21:30 (米) 7月生産者物価指数 [前月比]
前回:+0.4% 予想:+0.1% 結果:+0.2%
★★★
21:30 (米) 7月生産者物価指数 [コア:前月比]
前回:+0.3% 予想:+0.1% 結果:+0.3%
★★★
21:30 (米) 7月生産者物価指数 [前年比]
前回:-0.7% 予想:-0.9% 結果:-0.8%
★★★
21:30 (米) 7月生産者物価指数 [コア:前年比]
前回:+0.8% 予想:+0.5% 結果:+0.6%
★★★
22:15 (米) 7月鉱工業生産 [前月比]
前回:+0.3%(+0.2%) 予想:+0.3% 結果:+0.6%
★★★★
23:00 (米) 8月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
前回:93.1 予想:94.0 結果:92.9
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【明日の戦略】
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★━ ポイント ━━━━━━━━━━━━
△強気材料:NYダウの上昇
▽弱気材料:中国天津での倉庫爆発、桜島の噴火警戒レベル引き上げ
◆ドル円は124.30円付近で推移
◆米10年債利回りは2.201%へ上昇
◆ギリシャ支援が決定するも、ユーロは伸び悩む
◆IMM通貨先物ポジションは各通貨ともショートが増加
◆中国天津での倉庫爆発被害が広がる可能性も
◆8時50分に日本のQ2GDP(一次速報)が発表
◆18時に欧6月貿易収支が発表
◆21時30分に米8月ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表
◆23時に米8月NAHB住宅市場指数が発表
◆日経平均先物は+85円高の20605円
☆8時50分の日本Q2GDP結果を確認
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<ギリシャ支援承認を受け、米国株は上昇>
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先週末のNYダウは、ユーロ圏財務相でギリシャ支援プログラムが正式に承認されたことを受け、+69ドル高と上昇して引けました。
米10年債利回りが2.201%へ上昇したこともあって、ドル円は124円台前半で底堅い推移が続いています。
一方、ユーロは上値が重く伸び悩んでおり、引き続きドル利回りの動向次第となりそうです。
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<8時30分発表の日本Q2GDPはマイナス成長予想>
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8時30分に発表される日本の第2四半期GDP(一次速報)の前期比は、前回+1.0%に対し予想-0.5%とマイナス成長予想になっています。
これを年率に換算すると-1.8%となってしまい、予想通りマイナスであれば株安となって円買いが進む可能性があります。
輸出の勢いの鈍さに加え、6月の家計調査で実質消費支出が予想に反してマイナスとなるなど、個人消費が低迷したとの指摘が多いようです。
<主要民間調査機関7社の見通し(前期比年率)>
大和総研 -3.3%減
第一生命経済研究所 -3.0%減
BNPパリバ証券 -1.9%減
SMBC日興証券 -1.7%減
野村証券 -0.9%減
三井住友アセットマネジメント -0.6%減
伊藤忠経済研究所 +0.4%増
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<中国天津での倉庫爆発被害が広がる可能性も>
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先週13日(木)に起きた中国天津での倉庫爆発ですが、現在も小規模の爆発が続いており、収束のめどが立っていません。
現場周辺では基準を大きく超える有害なシアン化合物などが検出され、3キロ内の住民には退去命令が出されました。
この退去命令範囲が広がってしまうと、多くの日系企業がその範囲に含まれてしまいます。
近接する天津港は世界4位の貨物取扱量を誇っていますが、現在は荷揚げが中断、事態が長引けば中国の輸出不振に追い打ちをかける懸念が生じてきました。
また、最新の中国当局発表によれば死者数は104人ですが、行方不明者の数は把握出来ておらず、爆発地点から700メートル以内に少なくとも5760世帯が住んでいるとの情報があるほか、現地にはクレーターのような大きな穴が出きています。
中国の法律では、危険物専用倉庫は住宅街から1キロ以上離れなければならないとの規定があるのですが、今回爆発が起きた倉庫は1キロ以内に複数の大きな団地があり、倉庫建設の許認可をめぐり贈収賄などの不正があった可能性も指摘されています。
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<各通貨ともショートが増加>
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IMM通貨先物ポジションで円ショートが増加したものの、ドル円は125円台の重い状態が続いています。
ユーロ・ポンド・豪ドルもショートが増加しており、各通貨とも伸び悩みました。
週半ばに公表される7月28・29日分のFOMC議事録で流れが変わる可能性があるため、引き続き米利上げ時期に注目です。
▼IMM通貨先物ポジション
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<ドル円 オーダー状況>
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126.00円 売り厚め・超えるとストップロス買い、OPバリア観測
125.90円 売り厚め
125.50円 売り
124.90-5.00円 断続的に売り
124.24円 8/15 3:25現在(高値124.53円 - 安値124.06円)
d
124.00円 買い
123.45-50円 断続的に買い
123.00円 買い
122.85円 割り込むとストップロス売り
日経平均先物は、時間外で+85円高の20605円と反発しました。
しかし、ザラバ前に日本のQ2GDP速報値が発表されるため、結果次第で大きく変動する可能性があります。
為替も、まずはQ2GDP発表待ちとなるでしょう。
いつものように、寄り付き前のレートをブログへ掲載します。
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【経済指標】
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★★★
08:50 (日) 第2四半期GDP・一次速報 [前期比]
前回:+1.0% 予想:-0.5%
★★★
08:50 (日) 第2四半期GDP・一次速報 [前期比年率]
前回:+3.9% 予想:-1.8%
★★
18:00 (ユーロ圏) 6月貿易収支
前回:+188億EUR 予想:-
★★★
21:30 (米) 8月ニューヨーク連銀製造業景気指数
前回:3.86 予想:5.00
★★
23:00 (米) 8月NAHB住宅市場指数
前回:60 予想:61
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