2013年10月14日のFX為替相場予想
【明日の推奨通貨ペア】(欧州時間まで)
豪ドルドル 0.9484 下落 (4時間足) ↓
予想レンジ 0.9380~0.9500
【THV V4による分析】
ファストトリックスの色が緑色から赤色に変わりました。
昨日発表された中国輸出が予想外に下落していたため、売り先行ではじまると予想します。
【昨日の概要】
日経平均株価は+210円高の14404円、ドル円も98円台を回復、一時98.56円まで上昇し、終始高値圏で推移しました。
以前として米暫定予算は成立していないのですが、連休中に進展があるとの憶測から期待高となっています。
【動画】
NY株続伸、債務協議の進展に期待(11日)
【昨日の結果】
・ダウ平均・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15237.11(+111.04 +0.73%)
・CME日経平均先物・・・・・・・・・・・・・14580(大証終比:+170 +1.18%)
・NY金先物12月限(COMEX)・・・1268.20(-28.70 -2.21%)
・NY原油先物11月限(WTI)・・・・・102.02(-0.99 -0.96%)
【経済指標】
★★★★
21:30 (加)9月失業率 前回:7.1% 予想:7.1% 結果:6.9%
★★★★
21:30 (加)9月雇用ネット変化率(前月比)
前回:+59200 予想:+10000 結果:+11900
★★★
22:55 (米)10月ミシガン大学消費者信頼感指数
前回:77.5 予想:76.0 結果:75.2
【明日の戦略】
<米債務上限引き上げ期限が迫る>
いよいよ、アメリカがデフォルトとなる10月17日が迫ってきました。
とはいえ、実際には10月17日ちょうどにデフォルトとなるわけではなく、国庫の財政が底をつき始めるのが17日なので、正確には今月末まで余裕があるようです。
そのため、与党と野党の歩み寄りはなかなか進展せず、オバマ大統領も積極的に介入する形で事態の収拾に努めていますが、今のところ「期待」だけで終わっています。
連休中に解決しないようであれば、期待だけで上昇してきた相場は下落に転じ、直近安値を更新する可能性もあります。連休中に進展がなければ、休み明けは窓を開けて下落するでしょう。
<オバマケアに対しての賛否両論>
日本人の感覚からすると国民皆保険は当たり前で、いざという時とても頼りになりますので、アメリカが国民皆保険でもめていることが信じられないという印象を受けますが、通常のアメリカ国民はすでに民間の保険に入っていて、国民皆保険を必要としていません。
むしろ、オバマケアの多くは貧しい人や失業者などに対してしか役に立っていないため、通常の労働者や保険会社からは相当嫌がられているようです。
CNBCが発表した世論調査では、暫定予算案にオバマケアを盛り込むことに59%が反対、賛成はたったの19%にとどまっているということからも分かります。米政府機関が閉鎖となっても、すんなりと通過しないわけです。
先日、アメリカの知人に話を聞いてみたのですが、やはり同じ意見でした。日本人の感覚とは違う心理でニュースを解釈しないといけないと同時に、事態の根深さを感じました。
<不気味な金相場の下落>
一時反発していた金が再び下落を開始、1300ドルを割れてきました。米債務上限問題が解決に向けていることが原因で下落しているのであれば良い下落なのですが、金融市場の混乱前に現金化するために起きる悪い下落もあります。
金が下落するということはリスクが減ってきていることが連想され、今年4月22日付の米ウォールストリート・ジャーナル紙には、「金価格急落は楽観論を生み出す」というタイトルで、次のような記事が掲載されました。
「BRICs」の名付け親としても有名なエコノミストのジム・オニール氏(ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント前会長)は「金価格急落は、日本にとって何かよいことが起こる予兆ではないか。もしかしたら金から国内不動産に資金が向かっているのかもしれない」とコメントしています。
しかし、その後5月23日にリート市場も含めた大暴落が起きていることから、まったくトンチンカンなコメントであることが分かります。
リーマンショック時にも金は20%以上下落しましたが、金の下落は良いにしろ悪いにしろ何らかのマネーの変調や急変動が起きることを示唆している可能性があります。まさに、「炭鉱のカナリア」です。
コラム:金相場急落、「炭鉱のカナリア」が発する警告(2013年04月17日)
米債務上限の期限も近づいてきましたが、株・為替と同時に金価格の推移もチェックしておいた方が良いでしょう。
【ドル円の注文状況】
99.50円 売り厚め・超えるとストップロス買い
99.15円 超えるとストップロス買いモデル系ほか
99.00円 売り厚め輸出ほか・超えるとストップロス買い
98.65-90円 断続的に売り厚め
98.55円 現在
98.00円 買い
97.80円 買い輸入ほか
97.70円 買い
97.50円 買い厚め・割り込むとストップロス売り
97.45円 割り込むとストップロス売り
97.20円 買い
97.15円 割り込むとストップロス売り
97.00円 買い・割り込むとストップロス売り
96.90円 割り込むとストップロス売り
96.80-85円 断続的に買い厚めリアルマネー系ほか・割り込むとストップロス売り
96.50-55円 断続的に買い厚め・割り込むとストップロス売り(96.50円 OPバリア観測)
96.20円 買い厚め
96.00円 買い厚め・割り込むとストップロス売り
米債務上限問題が解決するかしないかで方向がはっきり分かれます。
上値は99.50円、下値は直近安値96.80円以下となるでしょう。
<中国の輸出が予想外に減少>
昨日12日(土)に、中国の9月輸出が発表されたのですが、前年比0.3%減と3か月ぶりの低水準となっていました。
一方、輸入は同7.4%増加したため、貿易黒字は152億ドルにとどまり、市場予測を下回っています。
今週は、月曜日と金容易に中国経済指標を控えているため、米債務上限問題と合わせてチェックしておきましょう。
場合によっては、円キャリートレードの巻き戻しとなってオセアニア通貨が大きく下落する可能性があります。
【経済指標】
★★★★
10: 30 (中)9月CPI(前年比) 前回:+2.6% 予想:+2.8%
★★★
10:30 (中)9月PPI(前年比) 前回:-1.6% 予想:-1.4%
【その他】
(日)休場(体育の日)
(米)コロンブスデー
(加)感謝祭
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