2013年09月23日のFX為替相場予想
【明日の推奨通貨ペア】(欧州時間まで)
ドル円 99.32 下落 (日足) ↓
予想レンジ 98.50~99.70
【THV V4による分析】
トリックスは同色の赤色でクロス、下降トレンドとなっています。
平均足は緑色ですが、一目の雲で阻まれています。ここで反転するようであれば、本格的に下落していくでしょう。
【昨日の概要】
米緩和縮小見送りの影響で急騰した日経平均でしたが、いったん利食い売りが先行、-23円の14742円と小幅に安く引けました。
ドル円はNY時間に99.65円付近まで上昇したのですが、引けにかけては99.30円付近へ下落しています。
【動画】
NY株下落、FRB当局者の発言で(20日)
【昨日の結果】
・ダウ平均・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15451.09(-185.46 -1.19%)
・CME日経平均先物・・・・・・・・・・・・・14745(大証終比:+65 +0.44%)
・NY金先物12月限(COMEX)・・・1332.50(-36.80 -2.69%)
・NY原油先物11月限(WTI)・・・・・104.67(-1.72 -1.62%)
【重要経済指標】
特になし
【明日の戦略】
<突如、10月にQE3縮小観測浮上>
前日のFOMCで量的緩和縮小が見送られ、市場はこれを好感して株・債券・為替・商品はすべて上昇していたのですが、突如10月に緩和縮小を実施する可能性が浮上したため一転して反落しました。
まず、米セントルイス地区連銀のブラード総裁が、経済指標で一段と強い景気動向が示された場合、10月のFOMCで量的緩和の縮小に踏み切ることもあり得るとの見方を示し、続いて、ジョージ・カンザスシティー連銀総裁も講演の中で、FOMCでの債券購入縮小しなしの決定には失望と発言しました。
ウェルス・ファーゴのシニアエコノミスト、サム・ブラード氏は、FRBは市場の信頼を失ったと見られる、市場とのコミュニケーションを図ったとしても、当然疑問は残る、と述べるなど、緩和縮小見送りに関して批判的な意見が出始めてきています。
これらを受けて、NYダウは-185ドル安の15451ドルとなり、QE3縮小見送りによる上昇分が帳消しになりました。
下落するにしても半値戻し程度なら押し目だったのですが、全戻しとなってしまったためトレンド転換した可能性がかなり高くなりました。
<すでに世界中の株が大幅下落>
これは米国だけでなく新興国でも同じで、新興国の多くが全戻しかそれ以上に下落しています。
日経平均先物は円安の影響で時間外では底堅いようですが、世界同時株安となれば当然リスク回避の円買いとなるでしょう。
月曜日は秋分の日で日本市場は休みですが、海外は開いています。
新興国及び欧州株やNYダウがどう動くか、要注目です。
【ドル円の注文状況】
100.80円 売り厚め
100.60円 売り
100.20-50円 断続的に売り厚め輸出ほか
100.05円 超えるとストップロス買い
99.35円 現在
99.00円 買い
98.80円 買い
98.60円 買い
98.45円 買い
98.20円 買い
98.00-10円 断続的に買い厚め
97.75円 買い・割り込むとストップロス売り
97.65円 買い
97.50円 買い厚め
<要人発言に要注意!>
今回の緩和縮小見送りに関しての要人発言をチェックする必要が出てきました。米連銀総裁の発言も多く予定されているため、神経質な展開となるでしょう。
経済指標の方は、良好な結果が出ると緩和縮小を連想させ、株が下落→リスク回避の円買いとなってしまうので要注意です。
ドイツ総選挙の行方も気になるところですが、全体的に上値は重く、円高で推移すると予想します。
【経済指標】
★★
10:45 (中)9月HSBCフラッシュ製造業PMI 前回:50.1 予想:50.9
【その他】
22:20 (米)ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
22:30 (米)ダドリーNY連銀総裁講演
26:30 (米)フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
(日)休場(秋分の日)
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