【MT4】VQ・VQ2インジケーターで売買シグナルを表示
VQインジケーターとは
売買シグナルを矢印で表示
VQとは、チャート上に売買シグナルを表示する無料インジケーターです。
移動平均線と平均足をもとにしたロジックとなっており、手軽に利用できるうえパラメーターを変更することで通貨ペアや色々な場面に対応できることから、一時人気を博していました。
ところが、しばらくしてMT4のバージョンがBuild700へアップグレードした際、MQLの記述ルールが一部変わってしまったことで、VQが表示されなくなってしまいました。
そこで、旧来のVQを現在のMT4へ対応させ、メインチャートへ表示するタイプのVQ2も使えるようにしました。VQは売買シグナルがサブウィンドウへ表示されるインジケーター、VQ2はVQがメインチャートに描画されるインジケーターとなっています。
当サイトより、ご自由にダウンロードしてください。
VQの設置方法
データフォルダを開く
VQ、VQ2ともに、通常のインジケーターと同様の設置手順になります。
MT4を起動し、「ファイル」メニューから「データフォルダを開く」をクリックしてください。
インジケーターをコピー
フォルダが開くので、「MQL4」→「Indicators」へインジケーター「VQ.mq4」、「VQ2.mq4」をコピーしてください。その後、MT4をいったん終了し、再起動します。
VQの使い方
パラメーターの設定
設定したい通貨ペアチャートを表示したら、ナビゲーターパネルのインディケータにある「VQ」をダブルクリックします。下記、パラメーターの入力が表示されます。
パラメーターの入力画面
インジケーターの描画に関する設定は、上記4箇所。
計算する期間であるLengthの影響が最も大きく、Methodは移動平均の種類で、0 = SMA(単純移動平均線)、1 = EMA(指数平滑移動平均線)、2 = SMMA(平滑移動平均線)、3 = LWMA(加重移動平均線)を表し、Smootingは数値が大きくなるほどラインが滑らかに、Filterは値が大きくなるほどレンジ相場での反応が鈍くなります。
なお、Meghodに関して、初期値である3のLWMA(加重移動平均線)が反応速度もあり、安定しています。1のEMAはLWMAと同等の波形、2のSMMAは安定度が最も高い反面、反応が遅れます。0のSMAは、ややノイズが多く反応も遅いです。
VQのおすすめパラメーター
パラメーターの設定
VQインジケーターは、そのまま初期設定で使うよりも、通貨ペアや状況ごとにパラメーターを変更した方が使いやすくなります。
世界中の人がいろいろなパラメーターを使ってトレードし、検証してきました。
下記は一例ですが、いくつか紹介します。
ドル円(USD/JPY)
(4,2,4,1)、(5,3,2,5)、(2,3,3,3)
ユーロドル(EUR/USD)
(5,3,1,3)
ユーロ円(EUR/JPY)
(5,3,1,2)、(5,3,1,3)
ポンド円(GBP/JPY)
(7,3,2,2)、(3,2,3,4)、(4,0,2,4)
VQ2の使い方と活用方法
VQ2の適用
設定したい通貨ペアチャートを表示したら、ナビゲーターパネルのインディケータにある「VQ2」をダブルクリックします。
パラメーターは、VQにあったラインカラーのON/OFF設定がないだけで、あとは同じです。
VQ2の活用方法
VQ2は、VQがメインチャートに描画されるインジケーターとなっています。
メインチャートと売買シグナルが同時に見れるので、他のインジケーターをサブウィンドウへ追加表示するときなどに重宝します。
その反面、複数のVQ2を設定すると1画面で同時表示されてしまい、VQのように並べて比較することは出ないので、自分が利用したいパラメーターの数値を決めてから、チャートへ適用すると良いでしょう。
VQ2だけでなくVQにも言えることですが、単独のインジケーターで勝つのは難しいため、売買シグナルを鵜呑みにするのではなく、他テクニカル分析と同時にサインが出たらエントリーするなど、複数組み合わせて判断するようにしましょう。
ドル円(USD/JPY)を同時表示した場合
(4,2,4,1)、(5,3,2,5)、(2,3,3,3)
【動画】VQ1・VQ2インジケーターの導入と使い方
VQ・VQ2インジケーターの口コミと評判
口コミと評判のレビュー
対応しているバージョンにしていただき、ありがとうございました。
ネット上で探しても見つからなかったので、助かりました。
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