来週のFX予想(2023年10月2日~10月6日)
来週の相場見通し
ドル独歩高の地合いが続く
ドル円は先週からの買いが続き、一時149円台後半まで上値を伸ばしました。パウエルFRB議長によるタカ派発言以降、ドル独歩高の地合いが続いています。
米10年債利回りは先週末の4.433%から4.579%へ上昇、一時4.6%台へ乗せる場面もありました。来週も、ドル買いの流れが続くと予想します。
クロス円は難しい動きが続き、週前半は売りに押されました。ただ、週後半にかけては買戻しが入り、やや反発してきています。
通貨別には、先週に金利据え置きだったポンドが出遅れ。英経済指標が改善しなければ、本格的な反発は難しいと見ます。一方、原油の90ドル台乗せで、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨に買い。しばらくは、原油価格を見ながらの動きとなるでしょう。
金は、直近安値を割れサポートラインとなる1900ドル台を下回りました。その後は売りが続き、1850ドル付近まで下押し。まだ下げ止まっておらず、しばらくは様子見が無難でしょう。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート
140円台を回復したところで、買いシグナルが出ました。
底堅い推移が続いており、一時149円台後半まで上昇。
週明けも、上値追いが続くと予想します。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.10ドル台を割れ、売りシグナルが出ました。
下降トレンドが継続、1.05ドル台へ下落しました。
ドル高に押され、上値の重い状態が続くと予想します。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
31,000円台後半でサポートされ、買いシグナルが出ました。
円安にサポートされていますが、欧米株安が重しに。
権利落ち日を過ぎたことで、さらに売られやすい地合いになっています。
NYダウ予想
NYダウチャート
33,000ドルを割れ、売りシグナルが出ました。
FOMC後にドル高となったことで、株安の流れに。
ナスダックへの売りが強まってきています。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート
1900ドル付近で下げ渋り、買いシグナルが出ました。
直近のサポートを割れたことで、見切り売りが出ています。
ドル高に押され、下値模索が続くと予想します。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート
80ドル台を回復し、買いシグナルが発生。
供給懸念や在庫減少により、年初来高値の更新が続きました。
ただ、過熱感が高いためまとまった売りには注意が必要です。
経済指標
来週は、週末に米9月雇用統計が発表。前哨戦となる米9月ADP雇用統計は、前回17.7万人に対し13.0万人と減少予想、9月非農業部門雇用者数も前回18.7万人に対し16.0万人と減少予想になっているため、ドル高は一服する可能性があります。
また、中国市場が国慶節で1週間休場となっています。
10/2(月)
(米)9月製造業PMI、9月ISM製造業景況指数
10/3(火)
特になし
10/4(水)
(米)9月ADP雇用統計、9月ISM非製造業景況指数
10/5(木)
(米)新規失業保険申請件数
10/6(金)
(米)9月雇用統計、9月平均時給
(休場)中国 国慶節
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