来週のFX予想(2023年9月18日~9月22日)
来週の相場見通し
ドル円は147円台後半へ戻す
週明けのドル円は、植田日銀総裁のゼロ金利解除インタビューの影響で下窓を空けてスタートしましたが、週末までに窓埋め完了。円安に加えドル高も支援材料となっており、上昇トレンドが継続しています。
米10年債利回りは先週末の4.256%から4.338%へ上昇しており、ドル買い継続と予想します。ただ、150円付近では実際に為替介入の行われる可能性があり、上値追いには慎重になるでしょう。
一方、欧州通貨が弱く、ユーロ円とクロス円は上値が重い状態に。ユーロは予想外に利上げが行われたものの、今後の経済見通し悪化予想を受け売られ、ユーロドルは1.07ドル台割れユーロ円も157円台へ下げました。
対照的に豪ドルに買戻し、対ドルが安値圏から反発しているほか原油価格の90ドル台乗せが買い材料に。原油は91ドルまで上値を伸ばしており、根強いインフレが見られる状態です。
ドル高やインフレを受け、米国株は週後半にかけ伸び悩み。週末はナスダックにまとまった売りが入っていて、ドル高株安の流れとなりました。
金も上値が重く、1900ドル台前半での推移が継続しています。次第に上値を切り下げており、再度1900ドル割れを試すと見ます。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート
140円台を回復したところで、買いシグナルが出ました。
窓埋めを完了し、再び147円台後半まで上値を伸ばしています。買い意欲は強く、引き続き高値圏での推移が続くと見ます。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.10ドル台を割れ、売りシグナルが出ました。
上値を切り下げ、下降トレンドが継続中。1.06台へ下落しており、下値模索が続くと予想します。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
31,000円台後半でサポートされ、買いシグナルが出ました。
円安にサポートされ33,000円台へ乗せており、下がっても買い支えの入る流れに。引き続き、高値圏での推移が続くと見ます。
NYダウ予想
NYダウチャート
33,000ドルを割れ、売りシグナルが出ました。
反発する場面もありましたが、上値は重い様子。ドル高による売り圧力が出てきているため、しばらくは様子見が無難でしょう。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート
1900ドル台を回復し、買いシグナルが出ました。
リスクオンムードで安全資産は買われにくく、再度1900ドル割れを試す可能性が出てきています。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート
80ドル台を回復し、買いシグナルが発生。
供給懸念による買いが続き、91ドル台へ乗せました。年初来高値更新中で勢い強く、買いが続くでしょう。
経済指標
来週は、水曜日の米8月CPIと木曜日の米8月PPIに注目。いずれも予想は参加者を上回るものとなっており、予想通りであればドルは一段高となります。ただ、木曜日の米8月小売売上高は鈍化予想、しだいに経済指標が悪くなってきており利上げ停止が近いと思われます。
9/11(月)
特になし
9/12(火)
(英)8月雇用統計
9/13(水)
(米)8月消費者物価指数(CPI)
9/14(木)
(欧)政策金利発表、ラガルドECB総裁の定例記者会見
(米)新規失業保険申請件数、8月小売売上高、
8月卸売物価指数(PPI)
9/15(金)
(米)9月ニューヨーク連銀製造業景気指数、
9月ミシガン大学消費者態度指数
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