来週のFX予想(2023年7月3日~7月7日)
来週の相場見通し
円安株高の地合いが継続中
今週のドル円は上値追いが続き、一時145円台へ乗せる場面もありました。日銀からの円安けん制を注意しつつの動きとなっていますが、為替介入は150円付近にならないと実施されないと考えています。やや調整して週末を迎えましたが、米10年債利回りは先週末の3.736%から3.843%へ上昇しており、ドル買いが継続すると予想します。
一方、クロス円は底堅く推移、ドル高でドルストレートが下落したため上値を押さえられたものの、高止まりとなりました。円安にも支えられ、来週も高値圏での推移と予想します。来週は火曜日に豪中銀が政策金利を発表、今のところ4.10%と据え置き予想ですが、豪中銀は予想外の発表をすることが多いです。
米国株は買戻し優勢、NYダウは34,000ドル台へ戻したほか、ナスダックも年初来高値付近へ上昇しています。日経平均株価は、下がっても買い支えが入り高止まり。
リスクオンムードにより、金は売りに押され1900ドル台前半と3か月ぶりとなる安値圏での推移が続きました。安全資産は利食い売りに押されやすいですが、ユーロ買いで下げ渋る場面も出ています。
原油は70ドル付近で推移、方向感ない動きとなりました。上値は重いものの、株高の地合いにより安定した推移が期待できます。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート
130円付近で下げ渋り、買いシグナルが出ました。
一時145円台乗せ、今月は追加利上げの可能性が高いことから、買い継続と見ます。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.10ドル台を割れ、売りシグナルが出ました。
売り一巡後は下げ渋り、1.09ドル台へ戻しました。
追加利上げの可能性が残っており、底堅い推移が期待できます。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
27,000円台で反発し、買いシグナルが出ました。
約33年ぶりとなる33,000円台を回復、下がっても買い支えの入る動きに。
買い意欲は強く、しばらくは高止まりと見ます。
NYダウ予想
NYダウチャート
34,000ドル台を割れたことで、売りシグナルが出ました。
売り一巡後は買戻しが入り、34,000ドル台へ戻しています。
ドル高が気になるところですが、IT・ハイテク株中心に底堅く推移すると予想します。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート
まとまった売りに押され、2000ドル台を割れたタイミングで売りシグナルが出ました。
3か月ぶりとなる安値水準での推移が継続中。ただ、ユーロ高で買戻しの入る場面も出てきています。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート
70ドル台で下げ渋り、買いシグナルが発生。
70ドル台付近での推移が継続。他市場に比べ上値は重いですが、株高に地合いにより下げづらいと見ます。
経済指標
来週は、火曜日の米市場が独立記念日で休場。その影響でADP雇用統計は木曜日に発表、翌金曜日に米雇用統計が発表されます。
6月ADP雇用統計は前回27.8万人に対し予想25.0万人、6月雇用統計も前回33.9万人に対し予想21.3万人といずれも減少予想となっていますが、20万人付近を維持していれば問題ないでしょう。
7/3(月)
(米)6月ISM製造業景況指数
7/4(火)
(豪)政策金利発表
(休場)独立記念日
7/5(水)
(米)FOMC議事要旨
7/6(木)
(米)新規失業保険申請件数、6月ADP雇用統計、
6月ISM非製造業景況指数
7/7(金)
(米)6月雇用統計、6月平均時給
(欧)ラガルドECB総裁の発言
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