来週のFX予想(2023年6月19日~6月23日)
来週の相場見通し
円安株高の地合い、全体的に上値追い
今週のドル円はFOMCをきっかけに買われ、141円台へ上昇して週末を迎えました。FOMCでは、あと1回の利上げ見通しだったところ残り2回の利上げを示唆。実際には今後の経済指標次第となりますが、期待感が先行しています。
米10年債利回りは先週末の3.743%から3.772%へ上昇しており、来週もドルは買われやすいでしょう。
また、ECBが利上げを実施、欧州のコアインフレが引き上げられたことで、ユーロドルは1.07ドルから1.09ドル台へ上昇。ポンドや豪ドルなども連れ高となっており、各通貨とも買われました。
米国株は、AI需要への期待が続きナスダックが年初来高値を更新中。NYダウも年初来高値付近へ上値を伸ばしたほか、日経平均株価が33,000円台と約33年ぶりとなる高値へ上昇しています。
金は底堅く推移、リスクオンムードで売られやすい一方、ユーロ高が下支えに。
原油は70ドル付近を維持、下がっても買い支えが入りました。ただ、原油在庫が増加していることから、積極的な買いは入りづらいと見ます。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート
130円付近で下げ渋り、買いシグナルが出ました。
上昇トレンドが継続しており、140円付近を維持しています。
FOMCであと2回の利上げが示唆されたことで、ドル買い優勢に。
141円台へ乗せており、買い継続と見ます。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.10ドル台を割れ、売りシグナルが出ました。
欧州のコアインフレが引き上げられたことで、ユーロの利上げ余地が広がっています。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
27,000円台で反発し、買いシグナルが出ました。
強い買いが入り、33,000円台と約33年ぶりの高値へ上昇しています。
過熱感は高いものの、高値圏での推移が続くと予想します。
NYダウ予想
NYダウチャート
34,000ドル台を割れたことで、売りシグナルが出ました。
ナスダックが連日のように年初来高値を更新していることで、ダウ銘柄も連れ高になってきています。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート
まとまった売りに押され、2000ドル台を割れたタイミングで売りシグナルが出ました。
買いの入りづらい地合いではありますが、ユーロ高に支えられており下値は限定的と見ます。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート
70ドル台で下げ渋り、買いシグナルが発生。
70ドル付近を維持していますが、戻り売りも強く上値は重いです。
ただ、株高に地合いにより買いの方がやや強いと見ます。
経済指標
来週は、月曜日のNY市場がジューンティーンスで休場。その後は、水曜日と木曜日にパウエルFRB議長の発言があります。
6/19(月)
(休場)NY市場 ジューンティーンス
6/20(火)
(米)5月住宅着工件数、5月建設許可件数
6/21(水)
(米)パウエルFRB議長の発言
6/22(木)
(米)新規失業保険申請件数、5月中古住宅販売件数、パウエルFRB議長の発言
6/23(金)
(米)6月製造業PMI
コメント