2023年6月14日のFX為替予想

前日の概要

NYダウは+189ドル高、日経平均株価も+584円高の33018円と上昇しました。

ドル円は140円台へ上昇、クロス円は全面高となっています。

前日の結果

・ダウ平均 34212.12(（+145.79 +0.43%)
・日経平均 33485(+455 +1.36%)
・金・ゴールド 958.60(-11.10 -0.56%)
・原油・WTI 69.42(+2.30 +3.43%)

経済指標

★★★
21:30（米）5月消費者物価指数（ＣＰＩ）(前月比)
前回：0.4％　予想：0.2％　結果：0.1％
★★★
21:30（米）5月消費者物価指数（ＣＰＩ）(前年同月比)
前回：4.9％　予想：4.1％　結果：4.0％
★★★
21:30（米）5月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）(前月比)
前回：0.4％　予想：0.4％　結果：4.0％
★★★
21:30（米）5月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）(前年同月比)
前回：5.5％　予想：5.2％　結果：5.3％

今日のFX戦略

相場のポイント

△強気材料：米国株高やドルの買戻し
▽弱気材料：なし
◆ドル円は140円台へ上昇
◆クロス円は全面高
◆米10年債利回りは3.823％へ上昇
◆ドルストレートはポンドにまとまった買い
◆米国株は買い継続
◆欧州株は全体的に上昇
◆金は-11ドル安と反落
◆原油は+3.43％高と反発
◆21時30分に米5月卸売物価指数（PPI）が発表
◆翌早朝3時にFOMC政策金利が発表
◆3時30分からパウエルFRB議長の定例記者会見
◆日経平均先物は+453円高の33472円
☆円安株高の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

ナスダックが史上最高値を更新中

昨晩のNYダウは買いが継続し、+145ドル高と6日連続高となりました。

ナスダックも+0.83％高と続伸し、史上最高値を更新しています。

米5月CPIに鈍化傾向が見られ、今月の利上げはないとの見方が買い材料に。

テスラ+3.55％、マイクロソフト+0.73％と時価総額上位への買いが継続。エヌビディア+3.90％、NXP+3.74％、インテル+2.54％と半導体も買われました。ウェルズファーゴ+1.96％、バンクオブアメリカ+0.93％、JPモルガンチェース+0.72％と銀行株も上昇。

対照的に、ビザ-1.23％、マスターカード-1.05％とクレジットサービスが下落。インテル-3.61％、セールスフォース-2.20％と個別銘柄に売りが入っています。

全体的には、値上がり銘柄数3219、値下がり銘柄数1501と全銘柄中65.2％が上昇しました。

テーマ別株価変動率

GAFAM　+0.52％
半導体　+1.27％
対話型AI　+1.40％
電気自動車　+2.50％
軍需産業　+0.55％
銀行　+1.18％
石油・エネルギー　+0.92％
メタバース　+1.25％
ディフェンシブ　+0.24％
インド関連　+0.26％
中国ADR　+2.98％

ドル円は140円台乗せ

注目の集まっていた米インフレ指標ですが、米5月消費者物価指数（CPI）が前月比で0.1％と予想0.2％を下回ったことで、ドル円は一時139円付近へ急落しました。

しかし、139円台を維持したことや7月の利上げ確率は65％程度と比較的高い水準にあることを受け、急速に買戻しが入りました。まとまった買いにより140円台を上抜けし、一時140.31円まで上値を伸ばしています。

米10年債利回りは3.823％へ上昇、140円台での値固めと予想します。

一方、クロス円も連れ高となって、全面高となりました。ドルストレートが上昇したことで、NY時間に勢いづいています。

通貨別には欧州通貨高、ユーロ円は+1％高で151円台乗せ、ポンド円も+2％超となって176円台後半へ上値を伸ばしました。特にunderline;color:#cf2e2e”>ポンドが強く、英5月雇用統計が予想を上回り追加利上げの期待が高まったことが買い材料 に。5月失業保険申請件数が-1.36万件と減少し、失業率も4.0％から3.9％へ改善しています。

米10年債利回り

原油が+3％超の反発

金は-11ドル安と反落、後半にかけドルの買戻しに押されました。

高値からは-25ドルほど下落しており、しばらくは上値の重い状態が続くでしょう。

原油は+3.43％高と反発、69ドル台へ戻しました。ドライブシーズンでガソリン在庫の減りやすい時期なので、下がったところでは買い支えが入っています。

株高も支援し、買戻し継続と予想します。

金・ゴールドチャート（日足）

原油・WTIチャート（日足）

ドル円　注文状況

ドル円板情報

日経平均先物は、時間外で+453円高の33472円と続伸しました。米国株への買いが続いているうえドル円は140円台へ戻したことで、日本株への買いも継続と予想します。

ドル円の下値は20銭ごとに買い注文、上値は140.40～140.50円がレジスタンスライン。139円の底堅さが確認できたことから、140円付近で値固めしたのちじり高と見ます。

経済指標

★★★
21:30（米）5月卸売物価指数（ＰＰＩ）(前月比)
前回：0.2％　予想：-0.1％
★★★
21:30（米）5月卸売物価指数（ＰＰＩ）(前年同月比)
前回：2.3％　予想：1.5％
★★★
21:30（米）5月卸売物価指数（ＰＰＩコア指数、食品・エネルギー除く）(前月比)
前回：0.2％　予想：0.2％
★★★
21:30（米）5月卸売物価指数（ＰＰＩコア指数、食品・エネルギー除く）(前年同月比)
前回：3.2％　予想：2.9％
★★★★★
27:00（米）米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）、終了後政策金利発表
前回：5.00-5.25％　予想：5.00-5.25％
★★★★★
27:30（米）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、定例記者会見

OANDAオーダーポジション

【オープンオーダー】 オレンジ：指値注文、青：逆指値注文
【オープンポジション】 オレンジ：含み益、青：塩漬け

あわせて読みたい

2023.01.09

【OANDAオーダーブック】ポジションと注文比率で「損切り予備軍」が分かる！

OANDAのオーダーブックは、OANDAグループの顧客の取引状況を公開したデータです。このように取引状況を公開しているFX業者は日本国内に多...