来週のFX予想(2023年5月29日~6月2日)
来週の相場見通し
ドル円が半年ぶりに140円台乗せ
今週のドル円も買いが続き、138円台から140円台へ乗せて週末を迎えました。
米5月PMIやGDP改定値、5月ミシガン大学消費者態度指数が予想を上回ったことが買い材料に。先週までの米経済指標が軟調だったことから、安心感も広がっています。
米10年債利回りは、先週末の3.691%から3.795%へ上昇。6月利上げの可能性が70.5%へ急上昇しており、週明けもドル買いが続くと予想します。
一方、クロス円も連れ高。ドルストレートは売りに押されたものの、株高による円安が優勢でドル円とともに上昇。ただ、利上げ休止見通しが台頭したNZドルは逆行安となりました。
米国株は、NYダウがドル高に押されじり安。一方で、AI需要への期待からナスダックが年初来高値を更新中。日経平均株価も、1年8か月ぶりに3万円台を回復したあとは高値圏での推移が続いています。
リスクオンムードにより、金への売りが継続し1900ドル台半ばへ続落。2000ドルの節目が強いレジスタンスラインとなっており、調整継続と見ます。
原油は70ドル台を維持、底堅さが確認され週後半には上昇。
買いシグナルが出ており、週明けも上昇できるか注目です。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート
130円付近で下げ渋り、買いシグナルが出ました。
上昇トレンドが継続しており、半年ぶりに140円台乗せ。引き続き、上値追いが続くと予想します。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.10ドル台を割れ、売りシグナルが出ました。
下値模索が継続、1.07ドル台へ下落しています。
再び売りシグナルが出たほか、ドル高圧力により売りが継続すると見ます。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
27,000円台で反発し、買いシグナルが出ました。
1年8カ月ぶりに3万円台乗せたあとも、上値追いが継続。
もともと出遅れ感があったため、しばらくは高値圏での推移と予想します。
NYダウ予想
NYダウチャート
34,000ドル台を割れたことで、売りシグナルが出ました。
ドル高によりじり安となっており、下値模索が継続。ただ、ナスダックの年初来高値更新により下げ渋る可能性はあります。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート
まとまった売りに押され、2000ドル台を割れたタイミングで売りシグナルが出ました。
ドル高の地合いに押されているほか、安全資産を買う材料に乏しいため利食い売りが続くと見ます。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート
70ドル台で下げ渋り、買いシグナルが発生。
70ドルでは底堅さが見られたほか、OPECプラスによる減産で在庫は増えにくいと思われます。
経済指標
来週は、重要度の高い経済指標は少な目。木曜日発表の米1-3月期GPD改定値は、前回、予想とも1.1%と変わらず。
全体的には、株式市場の動きを見ながらの推移となるでしょう。
5/22(月)
特になし
5/23(火)
(米)5月製造業PMI、4月新築住宅販売件数、5月リッチモンド連銀製造業指数
5/24(水)
(英)ベイリー英中銀総裁の発言
(米)FOMC議事要旨
5/25(木)
(米)1-3月期GPD改定値、新規失業保険申請件数
5/26(金)
(米)4月耐久財受注、
5月ミシガン大学消費者態度指数
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