2023年2月6日のFX為替相場予想

前日の概要

NYダウは-39ドル安、日経平均株価は+109円高の27511円と上昇しました。

ドル円は131円台前半へ急騰、クロス円はまちまちの動きです。

前日の結果

・ダウ平均 33926.01(-127.93 -0.38%)
・日経平均 27640(+150 +0.54%)
・金・ゴールド 1876.60(-54.20 -2.81%)
・原油・WTI 73.39(-2.49 -3.28%)

経済指標

★★★★★
22:30（米）1月非農業部門雇用者数変化(前月比)
前回：22.3万人　予想：18.5万人　結果：51.7万人
★★★★★
22:30（米）1月失業率
前回：3.5％　予想：3.6％　結果：3.4％
★★★
22:30（米）1月平均時給(前月比)
前回：0.3％　予想：0.3％　結果：0.3％
★★★
22:30（米）1月平均時給(前年同月比)
前回：4.6％　予想：4.3％　結果：
★★★
23:45（米）1月総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
前回：46.6　予想：-　結果：46.8
★★★★
24:00（米）1月ＩＳＭ非製造業景況指数（総合）
前回：49.6　予想：50.5　結果：55.2

明日の戦略

相場のポイント

△強気材料：予想を大きく上回った米1月雇用統計
▽弱気材料：IT・ハイテク株の決算悪化
◆ドル円は131円台前半へ急騰
◆クロス円はまちまちの動き
◆米10年債利回りは3.519％へ上昇
◆ドルストレートは急反落
◆IMM通貨先物ポジションは発表延期
◆米国株は小幅に反落
◆欧州株はまちまちの動き
◆金は-54ドル安と大幅下落
◆原油は-3.28％安と続落
◆重要度の高い経済指標発表はなし
◆サンデーダウは-28ドル安
◆日経平均先物は+119円高の27631円
☆ドル高の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

IT・ハイテク株の決算悪化が重し

先週末のNYダウは売りに押され、-127ドル安と続落しました。

ナスダックも-1.59%安と反落、上昇は一服しています。

個別決算の悪化に加え、予想を大幅に上回った米雇用統計で米利回りが上昇したため、警戒感が広がった様子。

アマゾンの売上高は過去最高を記録したものの、投資先の評価損が足を引っ張り純利益は98％減に。稼ぎ頭であるクラウドサービスも予想を下回り、-8.43％と大きく売られました。

アルファベットは-3.29％、広告収入が前年同期比で4％減少したほか、Youtube広告は8％減っていました。エヌビディア-2.81％、マイクロソフト-2.36％、セールスフォース-2.06％などIT・ハイテク株が連れ安に。値上がり銘柄数1786、値下がり銘柄数3047と全銘柄の60.1％が下落しています。

一方、減収減益だったアップルも下落してスタートしましたが、工場停止による生産問題が原因にあるため、売り一巡後は買い戻されて+2.44％と逆行高。JPモルガンチェース+1.55％など銀行株の一角や、イーライリリー+2.53％とヘルスケア株は比較的堅調でした。

ドル円は131円台前半へ急騰

ドル円チャート（1時間足）

先週末に発表された米1月雇用統計は、51.7万人と予想18.5万人を大幅に上回っていました。この結果を受け一気にショートポジションの買戻しが入り、ドル円は128円台半ばから131円台前半へ急騰。そのまま高止まりで週末を迎えており、ドル独歩高となりました。

米10年債利回りは3.519％へ上昇、ドルへの買いが続くと予想します。

クロス円は難しい動き、ドル円の上昇に連れ高となる一方、ドルストレートの大幅下落が重しに。ユーロ円とポンド円は小幅なプラスを維持しましたが、豪ドル円は-30銭ほど下落しました。

ドル高で欧州通貨は上値が重く、原油への売りが続いているため、豪ドルなどの資源国通貨は弱いと予想します。

米10年債利回り

IMM通貨先物ポジションは発表延期

IMM通貨先物ポジションは、英IONトレーディングがランサムウェアによるサイバー攻撃を受けた影響で延期となりました。

ドル円注文状況とサンデーダウ

サンデーダウ（5分足）

日経平均先物は、時間外で+119円高の27631円と続伸しました。サンデーダウは、-28ドル安と続落。

米国株は売られていますがドル円が131円台へ乗せるなど円安が進んでいるため、日本株は買い優勢と予想します。

ドル円の下値は13.70～130.80円がサポートライン、上値は131.40円がレジスタンスライン。高値引けとなっているため、まずは131円付近を維持できるか注目。

米利回りの上昇により、下がっても下値は限定的と見ます。

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