2013年10月28日のFX為替相場予想
【明日の推奨通貨ペア】(欧州時間まで)
ドル円 97.39円 下落 (日足) ↓
予想レンジ 96.80~97.80
【THV V4による分析】
日足ベースでトリックスが同色の赤色でクロス、下降トレンドとなっています。
反発していますが、上値は重く98円以上は難しいでしょう。
【昨日の概要】
日経平均株価は-398円安の14088円、他国の株価も下落していましたが、日本だけ突出した売りとなりました。
朝方発表された日本の消費者物価指数は、コアコアCPIが5年ぶりにマイナスを脱却したものの、このペースでは2年以内のインフレ率2%達成は難しく、折からの中国短期金利急騰懸念も合わさって、徐々に日本株に売りが入りました。
後場に入ると日本売りが鮮明になり、スイス系証券の大口先物売買による仕掛け売りも合わさって暴落しました。
どちらかというと、株安の前に仕掛け的な円買いが入った感じでもありましたが、ドル円は一時96.92円まで下落、軟調な地合いが続きました。ロンドン時間に入ると、売られすぎから徐々に日経平均先物に買いが入り始め、ドル円は97.40円付近まで戻しました。
【動画】S&P500過去最高値更新、アマゾンやマイクロソフトの好決算で(25日)
【昨日の結果】
・ダウ平均・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15570.28(+61.07 +0.39%)
・CME日経平均先物・・・・・・・・・・・・・14235(大証終比:+115 +0.81%)
・NY金先物12月限(COMEX)・・・1352.50(+2.20 +0.16%)
・NY原油先物11月限(WTI)・・・・・97.85(+0.74 +0.76%)
【経済指標】
★★★
21:30 (米)9月耐久財受注(前月比)
前回:+0.1% 予想:+1.7% 結果:+3.7%
★★★
21:30 (米)9月耐久財受注(除輸送用機器)(前月比)
前回:-0.1% 予想:+0.4% 結果:-0.1%
【明日の戦略】
<週明けは、いったん反発>
もともと過熱感があったため、暴落するのは時間の問題でしたが、これで下値を試すチャンスがだいぶ増えました。
とはいえ、NYダウは上昇トレンドが継続中のため、いったん反発したあと再度下落となるでしょう。日経平均先物は、時間外で+100円高の14185円となっていますし、ドル円も下落前の水準を回復して97.40円となっています。
堅調なNYダウに比べて日本株は大きく下落しましたが、NYダウ-1000=日経平均株価的な感じで見ておくと良いでしょう。(もちろん、価格帯が変われば変動します)
結局、株安になれば円高になりますので、為替だけでなく株価も見ておいたほうがよいです。
<GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のオーダー観測>
なお、96円50銭にはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のオーダーがあるという話があり、NYダウもプラス引けしていることから、週明け早々にこの水準を割ることはなさそうです。
少なくとも、週半ばに控えているADP雇用統計やFOMCの前までは割らないのではないかと思っています。
<ドル円は上値重い>
とはいえ、先週発表された米雇用統計が悪すぎたため、一気に上昇することはないでしょう。
次期FRB議長のイエレン氏は、雇用を特に重視すると発言しているため、雇用に改善が見られない限りドル安は続くと予想します。
特に、ユーロドルはドル安ユーロ高の影響で1.4000を目指すと噂されていますし、金価格もドル安の影響で上昇し始めています。
【ドル円の注文状況】
99.00円 売り厚め輸出ほか・超えるとストップロス買いモデル系ほか
98.70-90円 断続的に売り
98.65円 売り・超えるとストップロス買い
98.60円 超えるとストップロス買い
98.50円 売り厚め実需ほか・超えるとストップロス買い
98.20円 売り厚め
98.00円 売り厚め
97.70-80円 断続的に売り厚め
97.50円 売り厚め
97.40円 現在
96.90円 買い・割り込むとストップロス売り
96.80-85円 厚めの買いリアルマネー系ほか・ストップロス売り混在
96.50-55円 断続的に買い厚め・割り込むとストップロス売り
96.30-40円 買い・ストップロス売り混在
96.20円 買い厚め
96.00円 買い厚め・割り込むとストップロス売り
95.50円 買い厚め
特に下落する材料は出ず、かといって反発する力も弱いため、96.80円~97.80円内での推移と予想します。
【経済指標】
★★★
23:00 (米)9月中古住宅販売保留(前月比) 前回:-1.6% 予想:-0.3%
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