2013年09月02日のFX為替相場予想
【明日の推奨通貨ペア】(欧州時間まで)
ドル円 98.17 様子見 (日足) →
予想レンジ 97.50~98.70
【THV V4による分析】
ファストトリックスの色が緑色から赤色に変わっていますが、平均足は緑色で上昇中。
方向感が定まっていませんが、レジスタンスライン「98.70」を超えられるかどうかでトレンドが決まるでしょう。
明日は米国が休場なので、方向が分かるまでは様子見が良さそうです。
【昨日の概要】
週末で月末ということもあり、日経平均は次第に少し大きい文字売りが強まり-70円の13388円、ドル円はロンドン時間に一時97.89円まで下落しました。
ただ、NY時間中はドル高にも後押しされて98円台を維持、シリア情勢の行方を見極める必要があるため、方向感なく小動きで終了しました。
【動画】
NY株反落、S&P500種の8月下落率は2012年5月以来最大(30日)
【昨日の結果】
・ダウ平均・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14810.31(-30.64 -0.21%)
・CME日経平均先物・・・・・・・・・・・・・13330(大証終比:-20 -0.15%)
・NY金先物12月限(COMEX)・・・1396.10(-16.80 -1.19%)
・NY原油先物11月限(WTI)・・・・・107.65(-1.15 -1.06%)
【重要経済指標】
★★★
07:45 (NZ)7月住宅建設許可件数(前月比)
前回:-4.0% 予想:- 結果:-0.8%
★★
08:30 (日)7月失業率 前回:+3.9% 予想:+3.9% 結果:+3.8%
★★
08:30 (日)7月有効求人倍率 前回:0.92倍 予想:0.93倍 結果:0.94倍
★★
08:30 (日)7月全国CPIコア(除生鮮)(前年比)
前回:+0.4% 予想:+0.6% 結果:+0.7%
★★
08:30 (日)8月東京都区部CPIコア(除生鮮)(前年比)
前回:+0.3% 予想:+0.4% 結果:+0.4%
★★
08:50 (日)7月鉱工業生産指数<速報値>(前月比)
前回:-3.1% 予想:+3.6%
結果:+3.2%
★★★
21:30 (加)Q2GDP(前期比年率)
前回:+2.5% 予想:+1.6% 結果:+1.7%
★★★
21:30 (加)5月GDP(前月比)
前回:+0.2% 予想:-0.5% 結果:-0.5%
★★★
22:55 (米)8月ミシガン大学消費者信頼感指数<確報値>
前回:速 80.0 予想:80.5 結果:82.1
【明日の戦略】
<シリア情勢はいったん落ち着きを取り戻しそう>
気がかりだった米国のシリアへの軍事介入ですが、軍事介入するとの結論には至ったものの、夏季休暇が明ける9月9日から米議会で是非を審議し、投票にかける見込みとなり、いったん延期となりました。
市場は落ち着きを取り戻しそうですが、解決したわけではないので週明けどちらに動くか注目。
リスク回避によるドル高で下がっていたドルストレートの動きも要チェックです。
<消費増税は3%上げに7割賛成>
また、有識者から意見を聴く「集中点検会合」が終わりましたが、60人のうち約7割の44人が予定通り3%引き上げと主張しました。
消費税は予定通り引き上げないと株と債券が売り込まれる危険性もあるため、もともと増税ありきで始まった集中点検会合だったような気もしますが、最終的には安倍首相が10月上旬に判断を行います。
数値で見ると、最近の雇用関連指標は良くなっていますが、鉱工業生産やGDP速報値はいま一つでした。
来週月曜日(9/9)のGDP確報値も忘れずにチェックすべきでしょう。
<QE3縮小時期と規模に注目>
いよいよ、QE3縮小時期を占う米雇用統計が今週末となりました。GDPや個人消費のように強い結果となった指標がある一方で、住宅関連指標の弱さが目立ってくるようになりました。
米国債下落による金利の上昇で、住宅を作ったはいいものの売れゆきが悪いのではないか、という懸念もあります。
ただ、緩和縮小は主に雇用面を見て判断されますので、金曜日の米雇用統計で8月非農業部門雇用者数が+20万人以上であれば緩和縮小決定、+18万人以上で小幅に縮小開始となる可能性があります。
先月の米雇用統計は、直前に99.98円まで上昇したものの、発表後に99円割れまで急落したことが思い出されます。
市場のコンセンサスは+18万~18.5万人なので、ある意味微妙です。まずは09/05(木)の8月ADP雇用統計待ちといったところでしょうか。
【ドル円の注文状況】
99.50円 売り厚め・超えるとストップロス買い
99.00-20円 断続的に売り厚め輸出ほか・超えるとストップロス買い
98.60-90円 断続的に売り・超えるとストップロス買い
98.50円 売り輸出ほか
98.15円 現在
97.80円 買い輸入ほか・割り込むとストップロス売り
97.50円 買い厚め
97.10-20円 断続的に買い
97.00円 買い厚め
96.80円 買い厚め実需ほか・割り込むとストップロス売り
96.50円 買い厚め・割り込むとストップロス売り
96.20円 買い厚め・割り込むとストップロス売り
日足ベースで見た場合、25日移動平均線でサポートされていますが、50日や75日移動平均線に上値を抑えられている状態です。「98.70円」を超えれば上昇、超えられなければ下落となります。
明日はアメリカが労働感謝の日で休場となっていて、経済指標発表も午前中の中国HSBCサービス業PMIくらいしかありません。
そうなると、値動きはシリア情勢やQE3緩和縮小関連のニュースに大きく左右されそうで、アメリカの対応が気になるところ。
シリアへの軍事介入はいったん延期となりましたが、QE3縮小問題が控えているため、原油や金、米国債の値動きも参考にしながら売買判断した方が良いです。
特に最近は、米国債が突然売られたり買われ始めたりとボラティリティが大きくなっていますので気を付けましょう。米国債の動きに連動してドル円も動いています。
【重要経済指標】
★★
10:45 (中)8月HSBCサービス業PMI 前回:47.7 予想:50.2
【その他】
09/02(月)
(米)休場(労働感謝の日)
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