2013年06月21日のFX為替相場予想
【今日の推奨通貨ペア】(欧州時間まで)
ドル円 97.30 下落 (4時間足) ↓
予想レンジ 96.80~98.20
【THV V4による分析】
ファストトリックスの色が、買われすぎゾーンで変わりました。
いったん、一目の雲付近まで下落すると予想します。
【昨日の概要】
昨晩のFOMCを受けてドル円は堅調に推移しましたが、株の方はQE3縮小懸念から売られ、10時45分に発表された中国の6月HSBCフラッシュ製造業PMIは予想49.4に対して結果48.3と9か月ぶりの低水準となると豪ドルが軟調になり、徐々に株の方へも波及していきました。
金(Gold)は5%以上下落して1300ドルを割り込み、欧州株は2%以上下落、NYダウは353ドル安となるなど、混乱が続いています。
円相場も、金が売られたため98.20円付近まで急上昇したのですが、NYダウが大幅に下落するとリスク回避の動きが広がり円高が進行、一時97円前半まで下落しました。
【昨日の結果】
・ダウ平均 14758.32(-353.87 -2.34%)
・CME日経平均先物 12930(大証終比:-100 -0.77%)
・NY金先物12月限(COMEX) 1286.20(-87.80 -6.39%)
・NY原油先物11月限(WTI) 95.40(-2.84 -2.89%)
【重要経済指標】
★★★
07:45 (NZ)Q1経常収支 前回:-32.55億NZ$ 予想:-6.39億NZ$ 結果:-6.63億NZ$
★★
08:50 (日)5月貿易収支 前回:-8799億円 予想:-1兆2028億円 結果:-9939億円
★★
08:50 (日)5月貿易収支<季調済>
前回:-7644億円 予想:-8928億円 結果:-8210億円
★★★
17:00 (ア)5月CPI(前年比) 前回:+5.9% 予想:+5.9% 結果:+5.6%
★★★★★
27:00 (米)FOMC・政策金利発表 前回:0.25% 予想:0.25%
【その他】
25:40 (加)ポロズBOC総裁講演
27:30 (米)バーナンキFRB議長講演
【今日の戦略】
バーナンキFRB議長による年内に資産買い入れペースを緩め、2014年半ばあたりに終了との発言で市場が混乱しています。
アメリカの景気が回復してきているために資産買入れはいずれ終了しなければならず、これまでFRBも小出しにしつつ市場に織り込もうとしてきたため、発表後はほぼ織り込み済み的な動きだったのですが、そう簡単にはいかないようでした。
米国株は、出来高を伴わずに上昇していて商品市場が下落し、「ヒンデンブルクオーメン」が点灯していて「セルインメイで暴落する」と4月ごろから言われていたのですが、それが遅れてきた感じになりました。少なくとも14500ドルまで下落すると予想します。
せっかく反発していた日経平均株価もそのあおりを受け、時間外で12775円とすでに230円安くなっています。こちらは直近の下値で下げ止まるかどうか注目。
為替の方もドル買いなのですがリスク回避の円高もあり、方向感を見極めるのが非常に難しい状態となっています。
15時35分から黒田日銀総裁の講演が開かれますが、米国発の問題のため、発言はあまり影響がないでしょう。
ただ、QE3縮小は中・長期で見れば良いことなので、混乱が落ち着けば再度上昇していくことになるはずですが、再度中国経済減速の懸念も大きくなってきているため、落ち着くまでははあまり大きなポジションを持たない方がよさそうです。
【重要経済指標】
★★★
21:30 (加)5月CPI(前年比) 前回:+0.4% 予想:+0.9%
★★★
21:30 (加)5月CPIコア(前年比) 前回:+1.1% 予想:+1.2%
★★★
21:30 (加)4月小売売上高(前月比) 前回:±0.0% 予想:+0.2%
★★★
21:30 (加)4月小売売上高(除自動車)(前月比)
前回:-0.2% 予想:±0.0%
【その他】
15:35 (日)黒田日銀総裁講演
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