来週のFX予想(2023年2月13日~2月17日)
来週の相場見通し
ドルが買われユーロと金が売られる
今週のドル円は、130円付近を底堅く維持。次期日銀総裁が経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏に決定したことを受け急速に円高が進む場面もありましたが、結局行って来いに。129.81円の安値から再び131円台へ戻して引けており、底堅さが伺えました。米10年債利回りは3.741%へ上昇、ドル買いにもサポートされ堅調な推移が続くと予想します。
クロス円はレンジ相場、ドル円が底堅く推移した一方ドルストレートが売られたことで、上値が重い様子。ドル高の地合いになってきたことから、クロス円はやや弱い地合いと見ます。
NYダウは33,000ドル台と小幅に下落した一方、日経平均株価は27,000円台半ばへ上昇しました。日本株は円安で買われやすいのですが、米国株はドル高が進むと売られるため方向感のない動きとなりそうです。
一時1955ドルまで買われていた金は急落、1880ドルのサポートラインを割れたことでトレンド転換しました。ユーロへの売りも重しとなっていて、ポジション調整が続くと予想します。
原油は買戻し優勢、米週間在庫統計を身ながらの動きに。80ドル台を回復するには、買い材料が必要そうです。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート
130円付近で下げ渋り、買いシグナルが発生。
次期日銀総裁のニュースで乱高下しましたが、下値不安は次第になくなってきたように見えます。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.1000台を付けてからは上値が重く、売りシグナルが出ました。
米利回りの上昇が続くようであれば、一段安となりそうです。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
27,000円台半ばへ上昇、
買いシグナルが継続しています。
円安にもサポートされてきており、買い継続と予想します。
NYダウ予想
NYダウチャート
33,000ドル付近で推移、32,000ドルでの買いシグナルが続いています。
しばらくは、個別銘柄決算やドル高による株安に注意。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート
高値から急落し、売りシグナルが発生。
1880ドルがレジスタンスラインとなっており、1900ドル台を回復するには買い材料が必要でしょう。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート
81ドル付近で売りシグナルが発生しましたが、切り返してきています。
しばらくは、米週間在庫統計の増減を見ながらの動きとなるでしょう。
経済指標
来週は、米インフレ指標と米小売売上高に注目。火曜日の米1月CPIは、前月比で前回-0.1%に対し0.5%の増加予想、米1月PPIも前月比で前回-0.5%に対し0.4%と増加予想になっています。
また、水曜日に発表される米1月小売売上高も、前回-1.1%に対し1.8%と改善予想、いずれも予想通りであればドル買い材料となります。
2/13(月)
特になし
2/14(火)
(米)1月消費者物価指数(CPI)
2/15(水)
(米)1月小売売上高、
2月ニューヨーク連銀製造業景気指数
2/16(木)
(米)新規失業保険申請件数、
2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、
1月卸売物価指数(PPI)
2/17(金)
(米)1月景気先行指標総合指数
コメント