来週のFX予想(2023年1月30日~2月3日)
来週の相場見通し
株とオセアニア通貨が買われる
今週のドル円はレンジ相場、130円台では売りに押されましたが下がったところでは買い支えも入りました。来週のFOMCと米雇用統計を前に、様子見ムードが続きそうです。
クロス円も底堅く推移、ユーロ円やポンド円が堅調に推移する一方、オセアニア通貨にまとまった買いが入りました。原油価格が安定してきたことや、NZ次期首相が決まったことが買い材料に。
株式市場は上昇、NYダウは34,000ドル台、日経平均株価は27,000円台を回復しました。欧米株に比べ日本株にやや出遅れ感があるため、週明けも株高に期待。
金は一時1950ドル手前まで買われましたが、その後はドルの買戻しで反落。1920ドル付近は維持しており、しばらくは値固めの動きと予想します。
原油は80ドルを挟んでの動き、上値は重いものの下がったところで買いも入っています。ただ、株に連れ高となっている側面が大きいため、在庫減など原油自体に買い材料が欲しいところ。
米10年債利回り
日・月別のFX予想記事
ドル円予想
ドル円チャート
130円前後でのレンジ相場。
150円で出た売りシグナルが継続しており、調整が続くと見ています。ロングする入る場合は、買いシグナルが出てからの方が無難でしょう。
ユーロドル予想
ユーロドルチャート
1.0800台を維持。
1.0500台がサポートラインとなり、買いシグナルが発生し現在も継続中。上昇トレンドが続いており、1.1000台へ乗せられるか注目。
日経平均株価予想
日経平均株価チャート
27,000円台へ続伸。
買いシグナルが発生し、勢いづいてきました。欧米株に比べ出遅れ感があるため、買いは入りやすいでしょう。
NYダウ予想
NYダウチャート
34,000ドル台へ戻しました。
売りシグナルは一時的で、下がっても買い支えの入る流れに。決算発表期間中は、下値の堅い場合が多いです。
金(Gold)予想
金(Gold)チャート
一時1950ドル台手前まで上昇。
1600ドルを維持したのち買いシグナルが発生し、2か月ほど上昇トレンドが継続しています。米利回りが下げ渋っているため、このあたりで値固めと見ます。
原油(WTI)予想
原油(WTI)チャート
80ドル付近でのレンジ相場。
買いシグナルの発生した、76ドル付近がポートライン。特に材料が出ておらず、引き続き80ドル台での値固めと見ます。
経済指標
来週は、水曜日にFOMCで米政策金利が4.25-4.50%から4.50-4.75%へ利上げされる予定。今後の利上げペースは鈍化する見込みなので、パウエルFRB議長の発言に注目。翌木曜日には、ECBが2.50%から3.00%へ利上げする見込みです。
週末には米1月雇用統計が発表、前回22.3万人に対し予想19.0万人と減少予想、20万人付近であれば問題ありませんが、ドル買いは入りづらいでしょう。
1/30(月)
特になし
1/31(火)
(米)1月シカゴ購買部協会景気指数、1月消費者信頼感指数
2/1(水)
(米)1月ADP雇用統計、1月製造業PMI、1月ISM製造業景況指数、FOMC政策金利発表、パウエルFRB議長の定例記者会見
2/2(木)
(英)BOE政策金利発表、MPC議事趣旨
(欧)ECB政策金利発表、ラガルドECB総裁の定例記者会見
(米)新規失業保険申請件数
2/3(金)
(米)1月米雇用統計、1月平均時給、1月総合PMI、1月ISM非製造業景況指数
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