2022年12月26日のFX為替相場予想

前日の概要

NYダウは-348ドル安、日経平均株価は-88円安の22329円と下落しました。

ドル円は132円台後半へ上昇、クロス円も連れ高となっています。

前日の結果

・ダウ平均　33203.93（+176.44　+0.53%）
・日経平均　26245（+95　+0.36%）
・金・ゴールド　1804.20（+8.90　+0.50%）
・原油・WTI　79.56（+2.07　+2.67%）

経済指標

★★★★
24:00（米）12月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
前回：59.1　予想：59.1　結果：59.7
★★★
24:00（米）11月新築住宅販売件数(年率換算件数)
前回：63.2万件　予想：60.0万件　結果：64.0万件
★★★
24:00（米）11月新築住宅販売件数(前月比)
前回：7.5％　予想：-4.7％　結果：5.8％

明日の戦略

相場のポイント

△強気材料：NYダウや原油、米利回りの上昇
▽弱気材料：なし
◆ドル円は132円台後半へ上昇
◆クロス円も連れ高
◆米10年債利回りは3.751％へ上昇
◆ドルストレートは小幅に買われる
◆円ショートが減少し円高圧力
◆ユーロ、ポンド、豪ドルのロングは増加
◆米国株はやや反発
◆欧州株は小動き
◆金は+8ドル高と反発
◆原油は+2.67％と続伸
◆東京市場などアジア市場以外休場
◆サンデーダウはクリスマスで取引停止
◆日経平均先物は+65円高の26301円
☆円安株高の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

米国株は買戻しが入る

先週末のNYダウは、下落してスタートしたもののすぐに買戻しが入り、+176ドル高と反発しました。

ナスダックも、+0.50％高と反発しています。

米12月ミシガン大学消費者態度指数の1年先のインフレ期待が下方修正されたほか、米11月新築住宅販売件が予想外に良好だったことが買い材料に。

原油価格の続伸で、シェブロン+3.09％、エクソンモービル+2.65％とエネルギー株に買い。アマゾン+1.74％、アルファベット+1.68％、メタ+0.79％とIT・ハイテク株の一角が上昇。小売、銀行、不動産、ヘルスケアなど、幅広い銘柄に買いが入りました。

値上がり銘柄数2801、値下がり銘柄数2044と全銘柄の54.5％が上昇しています。

テスラは逆行安で-1.75％、活発に空売りが入っているようで年初からの下落率は61％に達しました。

テーマ別株価変動率

GAFAM　+0.71％
半導体　-0.06％
石油・エネルギー　+3.17％
穀物関連　+1.21％
銀行　+0.62％
電気自動車（EV）　0.00％
軍需産業　+0.94％
メタバース　+0.15％
SDGs　+0.24％
中国ADR　-2.41％
ディフェンシブ　+0.51％

各通貨とも円安が進む

ドル円はじり高が続き、132円台後半へ上値を伸ばしました。良好な米経済指標を受け、米10年債利回りは3.751％へ上昇しています。

日銀による金融緩和の変更は重しですが、ドルの利上げ余地が残っているため反発継続に期待したいところ。

クロス円も連れ高、全体的に円安が進みました。通貨別には、原油価格の続伸により豪ドル円やNZドル円が+1％超買われています。

週明けはクリスマスで多くの市場が休場ですが、薄商いのなか堅調な推移が期待できそうです。

米10年債利回り

円ショートが減少し円高圧力に

IMM通貨先物ポジションは、円ショートが減少し円高圧力となりました。米国株への売りが一服しているので、このあたりで下げ渋ると予想。

一方、ユーロ、ポンド、豪ドルのロングは増加。特にユーロとポンドのロングが急増しており、ドル売りの反動でショートポジションが解消されたことが分かります。

IMM通貨先物ポジション

円

ユーロ

ポンド

豪ドル

ドル円注文状況とサンデーダウ

日経平均先物は、時間外で+65円高の26301円と小幅反発しました。サンデーダウはクリスマスで休場、取引停止となっています。円安が進み欧米株とも上昇しているため、日本株も買戻しが入ると予想します。

ドル円の下値は132.60円と132.50円がサポートライン、上値は133.10円がレジスタンスライン。米利回りの上昇や良好な米経済指標により、133円台を試すと予想します。

ドル円板情報

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（休場）東京市場などアジア市場以外クリスマス

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