2022年11月21日のFX為替相場予想

前日の概要

NYダウは-6ドル安、日経平均株価も-30円安の27899円と下落しました。

ドル円は140円台前半へ上昇、クロス円はまちまちの動きです。

前日の結果

・ダウ平均　33745.69（+199.37　+0.59%）
・日経平均　27955（+75　+0.27%）
・金・ゴールド　1769.00（-8.80　-0.49%）
・原油・WTI　80.11（-1.29　-1.59%）

経済指標

★★★
24:00（米）10月中古住宅販売件数(年率換算件数)
前回：471万件　予想：440万件　結果：443万件
★★★
24:00（米）10月中古住宅販売件数(前月比)
前回：-1.5％　予想：-6.6％　結果：-5.9％
★★★
24:00（米）10月景気先行指標総合指数(前月比)
前回：-0.4％　予想：-0.4％　結果：-0.8％

明日の戦略

相場のポイント

△強気材料：NYダウや米利回りの上昇
▽弱気材料：原油が一時80ドル台割れ
◆ドル円は140円台前半へ上昇
◆クロス円はまちまちの動き
◆米10年債利回りは
◆ドルストレートはやや売り優勢
◆円ショートが減少し円高圧力に
◆ユーロ、ポンド、豪ドルはロングが増加
◆米国株は反発
◆欧州株は+0.5～1％高
◆金は-8ドル安と続落
◆原油は一時80ドル台割れ
◆重要度の高い経済指標発表はなし
◆サンデーダウは-19ドル安
◆日経平均先物は+63円の27963円
☆円安株高の地合いと予想

NYダウチャート（日足）

ナスダックチャート（日足）

NYダウ銘柄中心に反発

先週末のNYダウは買戻しが入り、+199ドル高と反発しました。

ナスダックも+0.01％高と小幅反発、一時マイナスとなる場面もありましたが引け前にプラスに転じています。

IT・ハイテク株は軟調でしたが、アパレル会社の好決算が買い材料に。

衣料品のギャップが予想外の増収、余剰在庫の処理も順調な好決算で+7.38％。ウォルマート+1.51％、P&G+1.21％、コカ・コーラ+0.71％など消費関連も連れ高。ユナイテッドヘルス+2.85％、メルク+1.88％、アッヴィ+1.85％とヘルスケア株も買われました。

値上がり銘柄が2638、値下がり銘柄は2236と全銘柄の50.5％が上昇しています。

対照的に、テスラ-1.63％、アルファベット-0.95％、アマゾン-0.75％と一部銘柄が下落。原油安で、エクソンモービル-0.87％、シェブロン-0.60％とエネルギー株も軟調でした。

テーマ別株価変動率

GAFAM　-0.59％
半導体　+0.80％
石油・エネルギー　-0.25％
穀物関連　+0.02％
銀行　+0.96％
電気自動車（EV）　+0.70％
軍需産業　+0.29％
メタバース　-0.95％
SDGs　+0.04％
中国ADR　-2.65％
ディフェンシブ　+1.37％

ドル円は140円台を維持

ドル円は139円台半ばで推移したのち、NY時間に入ると140円台前半へ上昇しました。米10年債利回りが3.829％へ上昇したことで、ドルに買戻しが入った様子。

急落後の調整も進んできた様子、140円付近で値固め後にじり高と予想します。

クロス円はまちまちで、難しい動きとなりました。

ポンドドルの上昇でポンド円は167円付近へ上昇した一方、原油安でカナダドル円が軟調でした。ユーロドルが1.0400台手前で失速したことで、ユーロ円は145円台割れ。

引き続きドル高で、クロス円は難しい動きと見ます。

米10年債利回り

円ショートが減少し円高圧力に

IMM通貨先物ポジションは、円ショートが減少し円高圧力となりました。米インフレ率鈍化で、引き続き円ショートは減少と見ます。

一方、ユーロ、ポンド、豪ドルともロングが増加。ドルポジションの解消が進んでおり、上昇しやすいと予想します。

IMM通貨先物ポジション

円

ユーロ

ポンド

豪ドル

ドル円注文状況とサンデーダウ

サンデーダウ（5分足）

日経平均先物は、時間外で+63円の27963円と小幅反発しました。サンデーダウは、-19ドル安と小幅に下落。

ドル円の下値は140.00円付近がサポートライン、上値は10銭ごとに売り注文。米利回りの上昇により。140円台を維持し堅調に推移すると見ます。

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