【暴露】FXで勝ちたければ、NYダウを見ろ!
FXなのに、NYダウをチェック?
実は天井と底のタイミングが同じ
FXでドル円をトレードする場合、ドル円のチャートを表示して分析するのが一般的です。それで十分事足りますし、むしろ他の余計な情報を入れないようにするかもしれません。
ところが、いくらドル円チャートを時間をかけて正確に分析しても、思った通り動かないことが多々あります。なぜなら、実際にはドル円の動きを形成しているのはドル円単独の要因ではないからです。
上記は、NYダウとドル円の日足1年分を並べたチャートですが、形やトレンドは類似、天井と底のタイミングは同じです。
この2つのチャートを重ねたものが下で、各波の天井や底も、タイミングが大体同じであることが分かります。細かいところは異なるのですが、大まかなトレンドや方向性は同じです。
つまり、ドル円チャートの分析自体意味がないというか、NYダウも見ないとダメだ、ということになります。
NYダウの方が先に動くことが多い
FXと言えばテクニカル分析が一般的で、オシレーター系やトレンド系を駆使し、チャート上にサポートラインやレジスタンスラインを引っ張てみたりすることが多いと思います。
そして、分析通り動くことがあればそうでないこともあり、マスターするのは一朝一夕にはいかないことです。テクニカル分析などは無数にあるので、ある時役立っても別の時は全くあてにならない、といった場面もよくあることです。
そんな時、下手にテクニカル分析を行うよりも、もっと相場の方向性を見極める方法が、「NYダウのチャートを見る」ことになります。
「FXをやるのに、アメリカの株なんか関係あるの?」と思われるかもしれませんが、大ありです。
それが、上で示した「米国市場の動き」で、特に米国を代表する30種類の銘柄から構成されたNYダウの動きを追っていくという方法です。ハイテク銘柄のナスダックや、代表的な500銘柄の株価指数であるS&Pも、余裕があれば見た方が良いです。
例えば、テクニカル分析でいくら強いトレンドが出ていたとしても、NYダウが反対方向に大きく動けば簡単に崩れます。
NYダウが先に動いてからドル円が動く、というパターンの方が多いのですが、FOMCでドルの政策金利について何らかの材料が出た場合は、ドル円が動いてからNYダウが反応する、というパターンも見られます。
下記に、ドル円とNYダウのリアルタイムチャートを示すので、確認してみてください。
ドル円とNYダウのリアルタイムチャート
ドル円チャート
NYダウチャート
インチキなFX情報商材に注意
チャート分析だけでは勝てない
「じゃあ、FXのテクニカル分析なんか、意味ないじゃん。」
はい、そうです。
資金量の多い米国市場がマーケットの大まかな流れを決めているので、「NYダウのテクニカル分析」をした方がFXに役立つんです。
もちろん、米雇用統計やGDP、小売売上高では独自の動きをすることもあるのですが、いずれ大まかな方向性はおなじになります。ドル円のチャートに線を引くだけではなぜか勝てない理由が分かってもらえたと思います。
アメリカでどんな材料が出たのか、あるいは何が起こったのか、それでどのようにNYダウが反応したのかまで確認すべきです。「いや、ドル円チャートだけで勝ってるよ」という人は、今すぐこのページを閉じてもらっても構いません。
ただ、私の知る限り、「チャートに線を引くだけで勝てる!」という類のFX情報商材で5年以上勝ち続けている人は、見たことがないです。
インフォトップで殿堂入りしているFX情報商材もありますが、あれはアフィリエイター報酬が売り上げの85%と非常に高額なので、報酬目当てで宣伝する人が多いだけです。
世界は、NYダウを中心に動く
NYダウとドル円の相関係数も高い
話を戻しまして、FXでどうもうまく勝てないという場合は、東京時間は前日のNYダウ、ロンドン時間以降はNYダウの動きを確認してみてください。
NYダウが上昇していれば円安、下落していれば円高となる傾向があります。
ただ、的中率はNYダウが±1%と大きく動いた時が高く、そうでない場合は通常のFXによるテクニカル分析で問題ないので、「NYダウの様子を伺いつつ、ドル円チャートを分析する」という感じくらいで使うと良いでしょう。
なお、NYダウとドル円の相関係数は0.4~0.6、ドル円とクロス円の相関係数は0.4~0.8なので、クロス円のトレードでもNYダウのチェックは重要です。
日経平均株価も見てみよう
円安株高・円高株安が基本
さらに言えば、「円安株高」と「円高株安」はセットになっているので、日本株の代表指数である日経平均株価の動きもかなり参考になります。
前日のNYダウが下がっても、当日の日経平均株価が反発すれば為替は円安に振れるからです。
「円安株高」と「円高株安」のセットは、たまにずれることがあるものの、中・長期的に見ればその通り動くので、鞘取り的な使い方をしてみても面白いでしょう。
NYダウとドル円以上に、日経平均株価は連動しています。
むしろ、「ほぼ属国のようになっている(下落時は真っ先に売りたたかれる)」ので、いくら好材料が出てもNYダウが暴落すればひとたまりもありません。
前日夜のNYダウの動きで、翌日の日経平均株価の動きがほぼ決まってしまっているので、日経平均株価のチャートは窓が空いて飛び飛びになっている有様。
ドル円と日経平均株価も同じ
NYダウとドル円、NYダウと日経平均株価のトレンドが同じということなので、当然ドル円と日経平均株価も同じ動きとなります。
ただ、ドル円の方がオーバーシュートする値幅が大きいため、長い下ヒゲの出ていることが分かります。ボラティリティが高いため判断に迷う局面ではありますが、そんな時に株式市場を確認します。
株式市場の方は、為替に比べればボラティリティは低いですから、焦らずに落ち着いて判断を下すことが可能になるのです。
株式市場も見て判断材料を増やす
つまり、為替だけでなく、NYダウや日経平均株価など株式市場の動きを見ることが、為替の値動き予想につながるのです。ゆえに、為替しか見ずにFXでトレードを行っていては、トレンドが非常に読みづらいということになります。
FXになれてきたら、為替だけでなくその他の市場も一緒に観察すると勝率はより高まっていくので、ぜひ試してみてください。
- NYダウとドル円は同じトレンド
- NYダウと日経平均株価も同じトレンド
- ドル円と日経平均株価も同じトレンド
- いずれも天井や底のタイミングが同じ
- 世界はNYダウを中心に動く
- ゆえに「NYダウのテクニカル分析」がFXに役立つ
- ただし、日本株はやや弱い
NYダウと日経平均のチャート表示方法
NYダウのチャートを表示
NYダウと日経平均株価は当ブログの世界の株価チャートで見れるほか、XMのMT4でチャート上に表示することができます。
なお、土日は為替市場が閉まっている一方、サンデーダウと呼ばれる時間外のNYダウは動いているので、週明けの値動きを先取りする意味でチェックしておくと良いでしょう。
IG証券のNYダウチャート
XMのMT4チャート
【動画】ドル円が上昇する3つの条件
ドルが買われたり円安になるには、要因の一つとしてNYダウの上昇が必要と考えています。東京市場は日経平均株価が上昇すれば円安の後押しとなるものの、結局前日夜のNYダウの影響力が大きいため、NYダウを見た方が正確です。
- 株の上昇(影響力:NYダウ > 日経平均株価)
- 米利回りの上昇
- 金(Gold)あるいはユーロの下落
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