GMOクリック証券様へ取材しました
※「5月29日時点の取材」
GMOクリック証券様へ当サイト管理人が取材へ伺いました。
今回は、GMOフィナンシャルHDマーケティング部長兼GMOクリック証券マーケティング室長の岡本氏と当ブログ管理人が対談した様子をお伝えさせていただきます。
斉藤:本日はお忙しいところお時間をお取りいただき、どうもありがとうございます。
GMOクリック証券様は、FXのほかにバイナリや証券、CFDなど多彩な取引環境が用意されていますが、会社自体はどのような沿革になるのでしょうか?
岡本氏:当社は、2005年にGMOインターネットの子会社として設立され、当初の取扱商品は株取引のみでした。
その後、翌2006年からFXと日経225先物オプションを開始、2010年にクリック365とCFD、2011年にバイナリオプションを開始しています。
2015年の1月から、新垣結衣さんを起用したテレビCMが開始したことで、認知度はかなり広まったと思っています。
斉藤:御社の強みや特徴、また力を入れているサービスを教えてください。
岡本氏:今までの既存のサービスや形にこだわらず、新しいデバイスやプラットフォームが出た時にはそれを自分たちのサービスにどうやって使えるかというのをいち早く模索するところが、普通の金融会社とは異なるスタンスで当社の強みと考えています。
当時ではかなり早い方だと思うのですが、2011年にFXとバイナリオプションへのスマホ対応トレードツールをリリースしています。
2015年には、当時出たばかりのスマートウォッチ専用のアプリ「FXウォッチ」もリリースしました。
2016年に貸株とmaneoの取り扱い、昨年はVR(仮想現実)上でのトレードと、常に新しい取り組みにチャレンジしています。
斉藤:VRに関しては、私もとても面白い試みだと思いました。次は、AI(人工知能)ですかね(笑)
ところで、実際のトレーダーの方は、どのような職種や資金、投資スタイルの方が多いのでしょうか?
岡本氏:30~50代のサラリーマン男性の方が50%超、初回入金10~30万円の方が多く、ある程度使ってみてそこから追加入金する方が多いです。
投資スタイルに関しては、短期売買のトレーダーが多い印象ですね。
また、ワンクリックで発注と決済が行える「スピード注文」も好評です。
斉藤:勝っている人は、どういう通貨ペアや手法が多いですか?
なかなか一概には言えなくて、勝っている人というのはその時々に、最適な投資先を見つけているように思えます。
1つの投資先にこだわらず、臨機応変に対応しているのでしょう。
斉藤:御社のトレードアイランドを見ても、先週までFXだったのに、今週は先物をやっている、みたいな方を見かけますね。
岡本氏:はい、その都度いいものを見つけ選択肢が多いのは当社の強みでもありますので、その部分をうまく利用されているのではないかと思います。
斉藤:私も御社で取引させていただいているのですが、御社のシステムってすごく安定していますよね♪
岡本氏:そうおっしゃっていただいて、ありがとうございます!。
当社は、社内の6~7割がエンジニアなので、基本的に会社のシステム開発は社内で行っています。
そのため、システムに関する保守やリスクマネジメントはしっかりできていると自負しております。
システム的にトランザクションの負荷に耐えうる強さを持っているだけでなく、スピード感があったりサーバーダウンしない安定した取引環境を提供できることは、GMOクリック証券の「売り」でもあると考えています。
斉藤:あまり知られていない便利機能のようなものはありますか?
岡本氏:私が企画を担当した経緯もある(笑)のですが、バイナリオプションのデモトレードが、メールアドレスなどの個人情報を入力する必要なくすぐに利用できるところは、好評をいただいております。
他社様ですと、メールアドレスなどの簡単な個人情報を送らないとデモトレードできないのが普通ですが、「気軽に使っていただきたい」という思いから、なるべくお客様の手間を省くよう設計しました。
さらに、バイナリオプションの取引画面で、画面右上にあるシングルからマルチ表示に切り替えていただくと、権利行使価格とそのチケット価格が一覧に見えるようになるのも、工夫したところです。
このマルチ表示を使えば、複数部分に注文をセットすることで、自分でレンジのオプションを組成して注文ができるようになります。
また、CFDの取引画面で、ウォッチリストに登録した銘柄一覧の右側に、中期トレンドやボラティリティ、ニュースが表示されたり、株式画面で個別銘柄の「財務分析」を表示すれば、どの程度割安・割高なのか、時価総額の推移などがグラフで見えるようになっているのも、あまり知られていませんが、実は便利な機能です。
斉藤:ところで、業界全体としてまだ伸びしろはあるのでしょうか?
岡本氏:業界全体として、すごく伸びているわけではないのですが、「投資対象」として見てもらえる傾向が増えてきたと感じていて、そこにまだ伸びしろはありそうです。
一昔前のFXですと、高いレバレッジで利ザヤを稼ぐという投機的なイメージが強かったのですが、今回のレバレッジ規制の検討で、「FXを投機商品から投資商品へ。より安全なものに。」という金融庁の意向が感じられました。
「仮にFXが全体的な取引ボリュームが小さくなったとしても、投資対象として、より身近に取引できるような商品となり、より大衆化していく」という点では、伸びしろがあると言えると思っています。
斉藤:口座開設を検討している皆様に、メッセージをお願いします。
岡本氏:ツールの使いやすさやトレード環境、手数料などについて、可能な限りトレーダー様のストレスにならないよう設計しているので、投資初心者の方から割とプロ志向の方まで、幅広く利用していただきたいです。
最初はデモから初めて、GMOクリック証券に気軽に触れていただければと思います。
斉藤:FX取引を始めたばかりの方々へのアドバイスをお願いします。
岡本氏:アメリカの雇用統計や選挙、政策金利の変更など、相場が大きく動くタイミングがあり、そのようなときに通常時と同じ感覚でいると思わぬ損害を被ってしまうことがあります。
そのため、マーケットの変動が大きい時期は避けていただくのが良いでしょう。
そういった情報は、クリック証券のホームページやサイト内ニュースで情報提供させていただいていますので、活用していただければと思います。
FX業界では、よく「コツコツドカン」と言われるように、調子よく利益を積み上げてもたった1回の損失ですべてが失われてしまうことが起きるので、資金管理をしっかりしていただく、あるいは当社が提供しているCFDやバイナリへ資金を逃がしておく、などの対応をとっていくのも手でしょう。
斉藤:これからも、常に時代を先取りするツールや様々な取引環境、安全なトレードシステムを提供し続けていただければ、とても嬉しいです。
本日はお忙しいところ時間を取っていただき、本当にありがとうございました。
岡本氏:こちらこそ、どうもありがとうございました。
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